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あちこち散歩みち

近畿圏内を小さくあちこち歩き・たまに寺社めぐり・日々のとりとめない暮らしなどを書いています

『古事記のものがたり』

2020年10月16日 | 

おもしろい本を借りてきました。

『古事記のものがたり』

作者は小林清明・宮崎みどり

 

サブタイトルがふるっています。

=稗田阿礼が語るゆかいな「日本の神話」=

稗田の阿礼が一話づつ語るていをとっていて、

まるで読者に語りかけるように話がすすみます。

 

古事記については「因幡の白うさぎ」「ヤマタノオロチ」

「海彦・山彦」・・・断片的にしかしらなかったのですが、

いま、けっこう気に入って本を借りてきては読んでいます。

日本の神話も人間味があって、楽しめるのがいいですね。

 

あとがきに・・・

《名もないライター二人が書いた本を世に出して下さる

奇特な出版社はどこにも見つかりませんでした。

そんなわけで、私たちはついに意を決し、

一冊、一冊、この本を自分たちの手で

製本することにしたのです。

作者みずから注文を受けて一冊づつ手作りした。

紆余曲折がありましたが、小さな出版社をつくり、

三千冊を出版することを決心しました。》

 

・・・そのように書かれていて、そのこともいいなぁと感じました。

あたたかい気持ちで、この古事記を読みました。