購入したいものがあって、朝一番で出かけた夫。
遠いほうの駅前の商店街です。
買いたいものを済ませてからのこと
「バナナ一房、いかがですか?」
と店の人に勧められた夫。
値段を聞くと一房が300円なり。
きょう食べるには青いが、明日、あさってならいけそうだし
安いし買うことにしたそうです。
値札シールは貼っていません。
レジで精算しようとすると
「お客さん、すみません。値段間違っていました」
最初、300円と言っていたのに実は670円だった。
(でもここは男としてやめるわけにはいかぬ) 大袈裟な表現をすればこうなる。
「いいですよ~買いますよ~」と言ったらしいです。
一旦決めたからには、変更できないのがよくあるパターン。
今読んでいる本にどんぴしゃりな事例なのです。
『一貫性の原理』で
ロー・ボール法なんだってさ。
最初に低い要求をして、一旦応諾させてから、高く請求する方法。
フット・イン・ザ・ドア法と言うのもよく似た同じ『一貫性の原理』ですってさ。
最初に軽く足がかりを付けて、後から本来の要求をする。
世の中の出来事って、オモシロいことがあふれているよね。
いえなに・・・・
単にお店の人が間違っただけなのですが、
「商法」として成り立つ事例だったので、すごく面白いなぁと思いました。