雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

青春ブルース

2006-08-29 | 友人
「いつまでもバカやってらんねーよな…」

今よりもうちょっと若かった頃、僕らはふとした瞬間にそんな言葉を呟いていた。
そんな僕らは、しだいにそれぞれの道を歩き始めた。

アイツは早々に結婚し、立派な新居を構え、女房子供を暖かく守る一家の主になった。

アイツは海の向こうへ渡り、遠い異国の地で今日も一生懸命、己を磨いている。

アイツは地道に手に職をつけ、今では独立して自分の会社を興している。

そして、この俺は……どうもあの頃よりバカが進行したみたいだ…。
と、云っても、さすがに昔のような思い切りのいいバカは出来ないが、たまに集まったり、顔を見せあったりした時に、
「オマエ、相変わらずバカだよなぁ」
と、みんなを一瞬にして、あの頃の屈託のない笑顔に戻すことが出来る。そんなバカに、磨きをかけているんだ。

青春時代にしがみついているワケではない。
だって僕らは、いつだって、いつまでも、生きている限り、青春を謳歌する資格を持ってるんだもの。
青春というものがバカ騒ぎだけではないけれど、僕は今まで出逢った人たち、これから出逢う人たちに
「まったく、相変わらずだよなぁ」
と、僕のバカっぷりによって昔を取り戻し、このバカに負けじと、ほんの少しでもかつてのバカヂカラを発揮してくれたなら、いいなぁ。

なぁんて思っている。

もう一度云う。僕らの青春は、この先もずっと、続いていくんだ。
バカみたいに笑いながらさ!

コメント (6)
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