今日、友人から出産祝いのお返しとして筍を頂いた。あ、違う。出産祝いのお返しとはまた別に、彼の嫁さんの実家で採れた筍を頂いたのだ。これがまた、およそ30cmはあろうかという立派な筍であった。それを手渡された際、お調子者の私は思わず、「GWにはまた筍掘りを手伝いにいこうか」などと口走ったのだが、彼が「それは大いに助かります」と殊の外喰いついてきたので、気持ちが顔に表れる正直者の私は思わず面倒臭そうな顔を露わにしてしまった。
実際、気持ちは半々なのである。彼が言うには、今年は去年と違いニョキニョキ群生しているそうだ。筍が。だが人手が足りない、らしい。
ならばいかねばなるまい! さして戦力にはならないかも知れないが、多勢に無勢。
しかしその反面、尻込みしてしまうのも確かなのである。一口に筍掘りと言ってもそうそう素人がレジャー感覚で行なえるものではない。そこは常に危険と隣合せの竹林、身体的な能力が要求されるのはおろか、精神面での能力も非常に大事なのである。なにしろそれは売り物となるのだから、素人がヘタに手を下すと碌なことにはならない。もちろんそういうときにはプロ(婆ちゃん)に頼べばよいのだが……などと、ごちゃごちゃ言ってみたが、詰まるところ面倒臭いだけのようだ。私という奴は。
そんなわけで、筍掘りにはいくばくかの躊躇いを持っていたのだが、先程頂いた筍を早速茹でた際、そのなんともかぐわしい香りに身も心も虜にされ、自分は自分で思う以上に筍が好きなのだなぁ、と気付かされた。故に、
ならばいかねばなるまい! いざ竹林!
という心持ちに大きく傾いた次第なのである。
本当に、迷惑でなければ今年もまた筍掘りを手伝おうと思う。
実際、気持ちは半々なのである。彼が言うには、今年は去年と違いニョキニョキ群生しているそうだ。筍が。だが人手が足りない、らしい。
ならばいかねばなるまい! さして戦力にはならないかも知れないが、多勢に無勢。
しかしその反面、尻込みしてしまうのも確かなのである。一口に筍掘りと言ってもそうそう素人がレジャー感覚で行なえるものではない。そこは常に危険と隣合せの竹林、身体的な能力が要求されるのはおろか、精神面での能力も非常に大事なのである。なにしろそれは売り物となるのだから、素人がヘタに手を下すと碌なことにはならない。もちろんそういうときにはプロ(婆ちゃん)に頼べばよいのだが……などと、ごちゃごちゃ言ってみたが、詰まるところ面倒臭いだけのようだ。私という奴は。
そんなわけで、筍掘りにはいくばくかの躊躇いを持っていたのだが、先程頂いた筍を早速茹でた際、そのなんともかぐわしい香りに身も心も虜にされ、自分は自分で思う以上に筍が好きなのだなぁ、と気付かされた。故に、
ならばいかねばなるまい! いざ竹林!
という心持ちに大きく傾いた次第なのである。
本当に、迷惑でなければ今年もまた筍掘りを手伝おうと思う。