雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

大晦日なんだし、なんか書いておこう

2009-12-31 | 雑記

























 ちんこ。





















 こんなんで今年の最後を締めていいのか? とも思うが、自分らしいといえば自分らしいのでよしとしよう。




 それではみなさん、よいお年を。





































 まんこ。
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やさぐれるには、まだ早い/豊島 ミホ

2009-12-30 | 小説
 豊島ミホさんの、だいたい24歳から26歳にかけてのエッセイ。

 豊島さんの小説は全部読んでるし、ブログ(http://fengdao.exblog.jp/)もちょこちょこ読んでるし、なによりあの『底辺女子高生』を読んでいるので、とても身近に(と一方的に)感じている作家さんなので、すこぶる楽しく読ませてもらった。
 が、しかし、それほど近しく思っていたので「彼氏ネタ」などは少しショックを受けてしまった。彼氏いたんか……と。いや、別にそりゃいてもいいんだけど、別に恋愛感情とかあって嫉妬してるとかではないんだけど、これまで散々自虐っていた人なので「彼氏はいない」と思ってたんだ。(まぁ、もう別れちゃったみたいだけど)

 ともあれ、現在の(というかちょっと前の)豊島ミホの姿がありありと窺える貴重な一冊だった。そして適度に「下ネタ」が披露されていて、ますます彼女のことが好きになった。
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SOSの猿/伊坂 幸太郎

2009-12-24 | 小説
 これまで、伊坂幸太郎の小説を読んでいて眠気を感じることなどなかった。が、今作『SOSの猿』に於いては睡魔が襲ってくること甚だしく、どうにも遣る瀬無い思いをした。だが、決して、つまらないわけではない。
 伊坂幸太郎の凄いところは、突拍子のないディティールを読み手にすんなり受け入れさせるところだと、自分は「喋るカカシ」以来、そう思っている。それは偏に、伊坂幸太郎の構築する世界に惹き込まれ呑み込まれるが故だろう。今作も「エクソシスト」「孫悟空」など現実的には受け入れがたい要素が核になっているにもかかわらず、「こういう世界もアリですな」とすんなり入っていける。そしてそんな突拍子のない様々な事柄が、終盤に向かって一本の筋にまとまっていくスタイルは、流石伊坂! と感嘆せずにはおれない。
 と、こうして書いてみると、いつもの軽快軽妙、緻密にして大胆な発想の伊坂作品、に思えるが、そうではないのだ。
『あるキング』ほどではないにしろ、どこか作品全体から暗澹とした雰囲気が漂ってくる。これが作者の最近の傾向なのか、それともこれが作者の目指す文学なのか、それならそれで愛読者としては我慢するしかないのか?
 確かに、伊坂幸太郎ほどの人気作家になると、否が応でも周りからハードルを上げ続けられるだろう、さらに今までと同じような体裁の小説を書いたら書いたで、「いつもと同じぢゃん」などと言われたりもするだろう。そして新しいものに取り組めば取り組んだで、「前のがよかったよな」などと言われるのだろう。それはこういった稼業の宿命なのでしょうがないと思うのだが……。

 言っておくが、決して、つまらないわけではない。だが、しかし、いつもの、いや、以前の、溢れ出す様な魅力は減っていっている。
 再読すれば、もしかすると気付けなかった魅力が発見できるかも知れないが、すぐに読み返す気にはどうもなれない。以前の伊坂作品なら、読み終わった後すぐにでももう一回読みたくなったのに……要するに、そういうことだ。
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犬はいつも足元にいて/大森兄弟

2009-12-18 | 小説
 2009年、第46回文藝賞受賞作。

 作者の大森兄弟。その名の通り、兄弟による合作。まさかそれで話題づくりになると思って受賞させたんじゃねーだろーなぁ……と穿った見方で読んでみた。

 まあ、合作云々はさて置き、面白かった、かな? ていうか、「部分的に面白い」って感じか。ストーリー全体を通すと、結局何が言いたいのかイマイチワカランけれども、所々で「これは好い表現だな」と感じたところがあった。これってきっと、合作だからだよな? たぶんオレが「好い」と感じたところって、兄だか弟だか判らないけれど、どっちかに偏ってるんだろう。

 合作。それは良い面も悪い面も如実に表れる危険な賭けみたいなものか。たぶん兄弟合作とかじゃなかったら受賞してないと思う。
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Another/綾辻 行人

2009-12-15 | 小説
 思えば、僕が初めて推理小説を読んだのは、小学校の図書室。江戸川乱歩の怪人二十面相シリーズだった。あれは四年生か五年生くらいだったか? 勉強はちっともしなかったけれども、図書室へはよく足を運んだ。そして少年探偵団のめくるめく活躍に胸躍らせたものだ。
 江戸川乱歩を足掛かりに、他の推理もの……なにを読んでいたかはよく憶えていないが、友達から無理矢理貸された赤川次郎(たしか三毛猫ホームズとかなんとか)なども読んだ。あの頃、流行っていたからであろう、しかしたいして心に響かなかった。それよりも、よくテレビ映画などでよく目にした「犬神家の一族」や「八つ墓村」の横溝正史なんかを難しい漢字を飛ばして読んでいた。(だから話がちっとも解からなかった)
 さて、それからの僕はどういうわけか推理小説よりもSFものやホラーもののほうに魅力を感じるようになり、ついては媒体も漫画のほうが圧倒的になっていった。
 それが十代の終わり頃だったであろうか? 書店で一冊の文庫本を手にした。

『十角館の殺人』

 僕を推理小説に導いたのが江戸川乱歩だとするなら、僕を推理小説の虜にしたのは、そう『館シリーズ』すなわち綾辻行人なのである!


 ……と、かなり前置きが長くなったが、要するに僕の読書人生に多大なる影響を与えてくれた作家・綾辻行人氏、待望の新作を読んだ、と。
『十角館の殺人』から、早20年余り、ずーっと氏の作品を読み続けてきて思うことは、陳腐な表現だけれど、本当にドキドキワクワクさせられた。もちろん中には肩透かしを喰らったものもあったさ。けれど、圧倒的に驚愕させられることのほうが多かった。
 そうそして、もちろん今作も言うに及ばず、もう文字を追うごとに現れる「謎」「不可解」に身悶えしちゃいそうなくらいの悦びを覚えた。

『本格ミステリとホラーの融合』今までもこの試みは何度かあったけれども、イマイチ不完全燃焼気味だったと思う。それがここにきて、ようやく完璧なカタチに仕上がった。 
 背景はまったくのホラーなのに、骨格は完全なミステリ(推理)もの。不可思議性と論理性が見事に調和した、これは綾辻行人にしか描けない、本格ミステリ史上で特別な意味を持つ一冊であることに間違いはない。

 とにかく、この驚愕に慄かない者はいないであろう。
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二度寝の夢

2009-12-11 | 雑記
 今朝は寒かったからかだろうか、それとも単に昨夜遅くまで本を読んでいて寝不足気味だったのだろうか、一度ケータイのアラームで目を覚ましたものの、また眠り込んでしまった。
 そのとき見た夢が、温水洋一からノンアルコールの酒を勧められる夢だった。これが意外に美味しくて「もう一杯、もう一杯」と盃を重ねていたのだが、途中で現実のカミさんに叩き起こされた。
 起こされた際、「ノンアルコールなんだし、まだいいじゃねーか」とワケのワカランことを思った。その後、「なんでヌクミズ?」とも思った。
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奉教人の死/芥川 龍之介

2009-12-05 | 小説
 今回の芥川は≪切支丹物≫。ということでキリスト教云々といった話を集めたものであるが、別にそれを崇拝するわけでもなく、また小難しい教えを説いているわけでもなく、キリスト教に関わった諸話を芥川独自の抜群のストーリーテイリングで描いた物語の数々。
 中には嫌がらせとしか思えない、文禄・慶長ごろの口語文体で綴られたものもあったが、内容的には非常に感慨深い。如何せん、まだ読みが浅いので真の意味は捉えていないが、例によってカル~く一読の感想などをしたためてみる。


【煙草と悪魔】
 毒気を伴ったファンタジーとでも言おうか、転んでもタダでは起きない悪魔のエスプリの効いたオチがキマっている。この話を本の冒頭にもってこられたので、以降の作品にもわくわくしてきた。


【さまよえる猶太人】
 そもそも聖書の言葉や話からして胡散臭い、というと語弊が生じるので「ファンタジック」とでもいっておこうか。ここに登場する「ユダヤ人」も相当ファンタジックだ。そもそもイエス・キリストの呪いって……。まあこれは、キリストのセリフを間違って解釈した一人のユダヤ人の話なのだと思う。


【奉教人の死】
 これが所謂、文禄・慶長ごろの口語文体で書かれたものなのだが、正直読むのに苦労した。それでもストーリー的には素晴らしく、かなりのお涙頂戴ものであった。作者の意図はよく判らないが、苦労して読んだ甲斐はある。


【るしへる】
 これも前述と同じく口語文体である。これに至っては「これ日本語じゃねーだろ」と感じてきた。試しに声に出して妻に読み聞かせたところ「なに言ってるのかさっぱりワカラン」と吐き棄てられた。うん、だって読んでるオレもなに言ってるかさっぱりだもの。


【きりしとほろ上人伝】
 これがまた、桃山時代の談話調で書かれておりまして、初っ端から「遠い昔のことでおじゃる。」てなもんで、またいちいちに引っ掛かりながらもなんとか読破すれば、昔話の典型みたいなものであった。


【黒衣聖母】
 ようやく現代文に戻ってきてホッとした。しかも少しミステリアスなタッチなので非常に興味深い。こういう話も芥川は本当に巧いのだ。


【神神の微笑】
 かなり勢いづいて書かれているように思えた。それはなにかと「!」マークが多かったので。読んでて思わず微笑していた。


【報恩記】
 三人の一人称からなる話。恩義と復讐を同時に果たす、その機知に敬服する。これは名作。


【おぎん】
 短い話ながらその根底はものすごく深い。宗教における教えの矛盾を露呈している傑作。


【おしの】
 一読、軽いキリスト批判とも読めるが、そういった俗気のあるものではなく、人それぞれ信ずるものの意地がある、といったところか。


【糸女覚え書】
 タイトル通り、覚え書。ことここに至ってはもうなにがなにやらよく解からぬ故、特に記述せられる事柄なきに候。これにて御免。




 総じて、かなり読みづらい一冊ではあったがストーリーはやはり秀逸で、昔からある切支丹の文献を完全に自分色に染めてしまう芥川の才覚を充分に愉しめる。ただ、芥川に興味が湧いている今だからこそ読めたのであって、昔だったら放り投げていただろうことは否めない。 
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年賀状デザイン ③

2009-12-05 | 雑記
 でもやっぱり、なんといってもこの人だろうなぁ。






   





 馬鹿言っちゃいけねぇよ。






   
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年賀状デザイン ②

2009-12-05 | 雑記
 こっちのほうがウケるかな?




   




 狂虎!





   
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年賀状デザイン

2009-12-04 | 雑記
 やっぱ今話題の、この人かな?





 



 狙ってる狙ってる。


 
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