雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

作品No.3 『便利棚』

2006-04-29 | 雑記
 趣味と云うほどではないが、休みの日などに大工の真似事をしてみたりする。収納棚や本棚を「トンカン、トンカン」やりながら作ったりしている。
 自分で作る利点は何といっても部屋のサイズに合わせられるので空間の無駄がなくなる。今日も既製品の棚の上の空間が勿体無いと思い『便利棚』なるものをこしらえた。満足のいく仕上がりだったので、つい、嬉しくなり写真を撮りまくっていたらカミさんに白い目で見られた。それでも、苦労の末出来上がったオリジナル作品だ。愛しさのあまり、こうやってブログにまで載せちゃうくらいだ。
 お次はちょいと頑張って大物を作ろうと計画中だ。完成したら、お披露目いたします。
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GW

2006-04-28 | 雑記
間近に控えるゴールデンウィーク。
 どこか遠くへ行きたいな。
 あれこれ思いを巡らせる。
「ここなんてどう?」
「ここはちょっと、情緒にかけるなぁ」
「う~ん、いまひとつ」
 
 独りなら、行きたいところ、行けるところは沢山ある。しかし、二人になると何かと揉めたりする。
 挙句の果ては、
「無理して人ごみにまぎれることもないだろう」
 そんな結論にまで達してしまう。

 間近に控えたゴールデンウィーク。独りなら、行きたいところ、行けるところは山ほどある。

 風の吹くまま、気の向くまま、盆と正月、顔出して、女にフラれりゃフラリと旅へ・・・。
 寅さんも楽ではないだろうが、たまにはそういうのもいいだろう。
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男のバロメーター

2006-04-27 | 友人
 先日、お寿司屋のKちゃんからこんなメールが届いた。
『俺、今日アサダチしとった。』
 よっぽど嬉しかったのだろう、確かに三十も過ぎるとなかなかお目にかかれないシロモノであるし、誰かに伝えたい気持ちもよく解かるが、正直どうでもいい報告である。
 しかし、三十も過ぎるとやたら人情味も溢れてくるので、とりあえず彼の好物「蛯原友里」の○○○○画像を送ってあげた。
 すぐさま感謝の言葉が返ってきた。
 三十過ぎのオッサン二人の不気味なメールのやりとりではあるが、男には男の、どうにもならない事情というやつがあるもんだ。
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MY自転車

2006-04-26 | 雑記
 僕の愛車『チェロキー』だ。
 このところ、ようやく暖かさも落ち着いてきたので大活躍だ。近所のコンビニや、ちょっと離れたレンタルショップへもリュック担いでスイスイ行ける。
「ふふふふ。みんな、ぼくの颯爽とした様子をみているぞ」
 そんな気分で疾走する。
 が、しばらくすると息があがる。
 ハァハァハァ・・・しだいに眉根を寄せて頼りない顔つきになる。
 どうにかこうにか家に辿り着く。
 フーッ・・・チェロキーからおりる。瞬間、足がガクガクしだす。太ももが張る。終いには吐き気までもよおしてきた。
 天気が良いからといって己の体調も良いとは限らない。もう少し己の歳と体力を考慮すべきである。
 
 教訓、自転車にノッても調子にノルな・・・そう云うことである。
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尾崎 豊

2006-04-25 | 雑記
 1992年のこの日、尾崎豊はこの世を去った。
 しかし十四年経った今でも、彼は僕らの中で生き続け、唄い続けている。
 しめっぽい話をするつもりはない。ただ、26年の生涯を力の限り駆け抜け、全てを尽くして唄い抜いた、いちミュージシャンに敬意を表して、ここに彼の詩を刻みたい。

  『僕が僕であるために』

 心すれちがう悲しい生き様に
 ため息もらしていた
 だけど この目に映る この街で僕はずっと
 生きてゆかなければ
 人を傷つける事に目を伏せるけど
 優しさを口にすれば人は皆傷ついてゆく
  僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない
  正しいものは何なのか それがこの胸に解るまで
  僕は街にのまれて 少し心許しながら
  この冷たい街の風に歌い続けてる

 別れ際にもう一度 君に確かめておきたいよ
 こんなに愛していた
 誰がいけないとゆう訳でもないけど
 人は皆わがままだ
 慣れあいの様に暮らしても 君を傷つけてばかりさ
 こんなに君を好きだけど 明日さえ教えてやれないから
  君が君であるために勝ち続けなきゃならない
  正しいものは何なのか それがこの胸に解るまで
  君は街にのまれて 少し心許しながら
  この冷たい街の風に歌い続けてる

  僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない
  正しいものは何なのか それがこの胸に解るまで
  僕は街にのまれて 少し心許しながら
  この冷たい街の風に歌い続けてる

                      尾崎 豊

 
 僕らの中の永遠に、尾崎の歌声は響きわたる。
                      いちファン
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開高 健

2006-04-22 | 小説
 久しぶりに迫力のある文章に出逢った。開高健の『パニック』だ。昭和三十二年の作品なので、かなり時が経っているが、全く色褪せることなく迫力あるそのオーラは並大抵のものではない。
 今まで開高健については美食家で釣り好きのやたら精力的な作家ということくらいは知っていたが、その作品を読む機会がなかった。しかし、つい先だってフラリと入った古書店で新潮文庫『パニック・裸の王様』を百円で見つけたので手に取った。この文庫には四つの短編が収録されていて、裏表紙を見ると「芥川賞受賞作『裸の王様』」と書いてあり、そう云えば自分は芥川賞受賞作というのをあまり読んだことがないので、何となく読んでみるかなと税込み百五円で購入した。早速、家に帰って最初の作品『パニック』を何気に読み始めたら、何と云うか、勢いと云うか、迫力と云うか、いや、やはりオーラなのだろう。みるみるうちに引き摺り込まれていった。これは凄い!この人は凄い!嬉しさの余りニヤニヤと笑みを浮かべながら読んでいると、それを見ていた妻が「気持ち悪い」と吐き捨てる始末。
「ふん、お前みたいな凡人なんぞには解かるまい。優れた作品に出逢ったときに込み上げてくるこの昂揚感を!」
 と、もちろん心の中だけで罵り、私はバカはほっといて開高健の世界に没頭した。
 次の作品は『巨人と玩具』であるが、『パニック』が強烈過ぎたのだろう。少しトーンダウンするが、それでも疾走感はあった。
 そして次は芥川賞受賞作『裸の王様』である。さて、どうしたものか。多分『パニック』を読む前なら「あぁ、いい小説だね」と云えるのだが、やはり『パニック』のオーラは感じられない。
 やはり、何々賞などに惑わされず自分がそのときの感覚で手にしたモノの方が確かな手ごたえを覚えることが多いのだ。私は個人的には『裸の王様』より『パニック』のほうに手ごたえを感じたのだが。
 まぁ、さておき四つめの『流亡記』だが、これはまだ読んではいない。再び迫力のオーラに包まれるか、それとも眠気と戦い何となく文字を追うだけになるのか、それはこれからのお楽しみだ。
 とにかく『パニック』には作家の一途なまでの迫力が漂っていることだけは確かである。
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神木隆之介

2006-04-21 | 雑記
 ちょっと気になる夢を見たので書いておく。
 べつにそのケはないのだが、神木隆之介クンにフェ○チオしてもらっている夢を見た。私のナニを軽く握り、上目遣いに微笑む隆之介クンがとてもカワイかった。
 いや、ホントにそのケはないのだが・・・。起きた後もしばらく呆然としていたくらいだ。だって、ギンギンだったから・・・。
 いや、マジでそのケはないのだが・・・。
 しかし、あの可愛らしい笑顔が忘れられず、すぐさまネット検索しちゃった。
 いや、確かにそのケはない、はずだが・・・。

 ともかく、私がマイ○ル・ジャ○ソンだったら間違いなく夢精しているところだ。危なかった・・・。
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つくし

2006-04-20 | 雑記
我が家では、この時期になると『つくし』が食卓に並ぶ。
べつに一ヶ月一万円生活を実践しているわけではないが、つくしを食う。だって無料だから。そこらへんにニョキニョキ生えてるから。しかし一生懸命採ってきても食べる部分は茎のところだけなので労力の割には腹の足しにならない。食うまでにも時間がかかる。アタマとハカマを取る作業がかなり面倒だ。それでも食う。タダだから。
しかし、いくら無料だからといって、それ程までして食べるのなら、さぞかし美味いのであろう、と、つくしを食したことがない人は思うだろう。そういう人は一度食っておいたほうがいい。とりあえず「良薬口に苦し」と云ったところだ。
まぁ、味なんてさておき、一番の魅力は、やはり「タダ」ということだ。
もうしばらくすると、ワラビやゼンマイなんかも我が家の食卓を彩るのだ。

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風に吹かれて

2006-04-19 | 雑記
 今日はとても風が強い日だった。真っ直ぐな南風で黄砂なんかもふんだんに飛んでいた。つい先週にはとても冷たい北風が強く吹いていた日があった。
 そのときの、お話。

 その日の昼休みに突然、兄が僕の会社にやってきた。現在、学校教材の配達やなんかをしている兄は
「近くに来た」ので、ちょっと寄ってみたのだと云う。
 僕らはビュウビュウ北風の吹きすさぶ中、身を縮めて二、三、たわいない言葉を交わしながら、お互いに寒さに強張った表情で渇いた笑い声を発していた。
 しかし、寒さに耐え切れなくなった兄は
「風邪ひくし、いくわ」と、早々に凍えた身体を車に滑り込ませ去っていった。
 一体、何をしにきたのか真意のほどは解からなかったが、突然の来訪というのも、なかなか悪いものではない。
 そう、意味など無くてよい。ただ、近くに来たので寄ってみたまで。そう云うことだ。
 そんな兄の、突然の来訪に僕が感じたことと云えば、最近めっきり頼りなくなった兄の頭髪が北風にあおられ、何だか痛々しい印象を受けた、と云うことである。
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ロックスター

2006-04-18 | 雑記
今日で三十二歳になった。
自分はジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリン、ジム・モリスン、尾崎豊らのロックスターと同じく、二十代後半くらいで命を落とすもんだと思っていた。しかし、気付けば三十路を過ぎて早二年、安穏と暮らしている。
まぁ、早死にだけがロックスターの証でもない、まして二十代で死んじゃったらオレなんか死んでも死にきれないし。
とりあえずここまで生きてきたので、次はジョン・レノン、太宰治ってとこかな。でも目指すはボブ・ディラン、ポール・マッカートニーくらいジジィんなってもロックしたいな。
健全なチョイワルジジィになって、いつまでもロックスターを夢見るんだ!!
そんな志を抱く、三十二歳の春であった。

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チクビのケ

2006-04-15 | 雑記
乳首から、毛が生えている。
胸毛ではなく、乳毛だ。なのであまり見栄えはよくない。放っておくと、むやみに伸びる。
抜くか剃るかすればいいのだろうが、自分はAV女優でもなければジャニーズでもない。そうそう他人様に乳首を見せることなどない。
だから放っておく。
すると、むやみに伸びる。
引っ張ってみたりする。
放っておいてみる。

…いずれ、気にならなくなる日を、待つことにした。

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さわやかな青年

2006-04-14 | 思い出
コンビニで働いていたときの話。
その彼は、早朝のまばゆい陽射しを受けながら、入り口のドアに手をかけ、颯爽と店内に入ると一直線にエロ本コーナーに向かった。そして数秒、目をこらしたのち、一冊のエロ本を手に取ると、まだ眠気から覚めやらぬまま、レジカウンターに突っ立っている私のもとへ軽やかな足取りでやって来た。
「お願いしまっす!」
ハキハキとしている彼に比べ、私は気だるい声で
「らっしゃいせぇー」
と応じた。
バーコードをとおすため、その雑誌の裏面をむけると、そこには裏表紙イッパイにあられもない格好でオッパイをあらわにした看護婦さんが、いた。
私の目は一気に覚めた。
あたふたと紙袋を取り出し、入れようとする私に、彼はじつに、さわやかに、
「あっ!このままでいいでっす!」
そう言って千円札を差し出した。
私は慇懃に千円札を受け取り、お釣りを渡し、
「ありがとうございます!」
と、普段あまり込めない真心を込めて接客した。
彼も笑顔で
「ありがとっ!」
そう言ってエロ本片手に店をあとにした。
そう、それはまるで、春風のようにさわやかな青年であった。
あの時、私が本当に彼に掛けたかった言葉は
「がんばれ!」
であった。
しかし、彼のような青年なら、自ずと頑張りを極めることであろう。私なんぞのように、被害妄想に惑わされることなく。
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続 被害妄想

2006-04-13 | 雑記
レンタルショップにCDを借りに行ったら、レジに昨日の女の子がいた。少々気まずかったが今日はCDだけだ。なんらヤマシイことはない。私は胸を張ってCDと会員証を差し出した。すると女の子は
「フンッ!」
と、鼻で笑った。ような気がした。
「ホントはエロビデオ借りたいのに、アタイがいるから諦めて借りたくもないもん借りてんだろ!この、エロジジィ!」
と心の中で罵っている。ような気がした。
被害妄想だろうか?
被害妄想だろう…。

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被害妄想

2006-04-12 | 雑記
レンタルショップにエロビデオを返しに行ったら店員の女の子が冷ややかな眼差しで私を一瞥し、
「チッ!」
と、舌打ちした。ような気がした。
「ズリこいたキタネェ手をアタイに近づけんじゃねぇよ!キモいんだよ!この、エロジジィ!」
と心の中で毒づいている。ような気がした。
被害妄想だろうか?
被害妄想だろう…。

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太鼓

2006-04-11 | 友人
 お寿司屋のケンちゃんは中島みゆきの熱狂的なファン(信者?)である。
 先日、私は一杯呑みながら中島みゆきの『涙-Made in tears-』を聴いていた。サビの部分で
「男運は悪くなかった」という歌詞がでてくるのだが、「男運」を「女運」に変えて聴いていたら、何だか、しんみりと泣けてきた。
 人恋しくなった私はすぐにケンちゃんに、その旨をメールで伝えた。
 すぐに返信がきた。内容はこうだ。
「俺は女運が悪くなかったっていうより女運無いし。」
 以上である。

 打てば響く、そんな太鼓のように頼もしい友人である。  
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