雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

つれづれる

2009-08-22 | 雑記
 朝起きたら三箇所何かに刺されてた。

 景気のいいウンコが出た。

 仕事に向かう途中、肉感のいい女性ランナーを見た。

 職場についたら母からメール「今日仕事か? オカン転んで動けない」

「仕事だ」と返信。

 いつも通り、嫌々仕事に就きながら、いっそ「母がヤバイんです!」と仕事を抜け出そうかと思案する。

 昼、メールを見たら「歩けるようになるまで○○医院に入院することに成った」と、なにやら達成感に満ちたメールが母から届く。ちなみに○○医院は内科だ。

 昼休み、いつものように十五分そこらで飯を食って、少し本を読んで横になる。今日は幾分、風が気持ちよく吹いていて、「こういう生活もありかな」と勘違いする。

 午後は長い。とかく長い。だから一生懸命、独り遊びをする。今日は佐野元春のモノマネで尾崎豊の『十五の夜』を歌う、というのをやってみた。意外に歌いやすかったが、ともすれば長渕剛っぽくなってしまうのが難点。しかしその勢いでサムディを口ずさんでいたらなんだか泣けてきた。

 そうこうしていたら終業時間。同僚に「明日、石田純一が来るな」と話をふってみたら、「どこに?」と言われた。
「一里野音楽祭に」と答えると、「石田純一、歌うの?」
 そんなわけ、ないじゃん。

 帰りに最近お気に入りの「赤道直下のコーヒー豆使用」と謳っている缶コーヒーを買う。きっと騙されてる。でも美味ければいいか。

 駐車場についたら、なんだか車の中が埃っぽかったので、百均で買った「車内どこでもクリーナー」で拭き拭き。

 自宅マンションの玄関口インターホンに見知らぬオッサンがいた。様子からしてN*Kの集金人ぽい。「こんにちは」とか声をかけられて「あ、こんちは」とか返してそそくさとエレベーターに乗り込む。
 部屋に帰ると案の定、インターホンが鳴る。妻が「誰だろ?」と問いかける。
「ほっとけ、エネーチケーだ」

 風呂に入る。ちょっと熱すぎてのぼせ気味になるが、あがった後のビールは格別だ。(いや、その他の雑酒だけれども)

 飯を食ったあと、泡盛をロックでやる。明日は休日ということで身も心も気持ちよくなってくる。だもんで、いつもより饒舌になり、妻に音楽論や文学論を語って嫌な顔をされる。なんかシャクなので今日身につけた「佐野元春で十五の夜」をさわりだけ披露したら鼻であしらわれた。まだまだ練習段階なのだよ、といい訳する。

 そんなこんなで、泡盛にも飽きて、チューハイを飲む。

 いい加減、「寝る」と妻。

 ふん、寝るがいいさ。もう少し飲みたいのでウィスキーをグラスに注いだ。そういえば、明日は兄の引越しの手伝いだっけ……。

 それじゃあ一発コイて、寝ることにしようと思ったのだが、ちょっとつれづれてみたくなったので。
コメント (2)
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石川2区

2009-08-20 | 雑記
 政治のことはよく解らないが、


  

 こんなジジイに入れるより、


 やっぱり、

  


 こっちのオネェチャンに入れたくなるのが、
 男の本能だろう。
  



(このネタ、公職選挙法とかに触れるんかな? ま、いいか)

 

  
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豚キムチにジンクスはあるのか~絲的炊事記~/絲山 秋子

2009-08-20 | 小説
 独身、四十女(連載当時39歳)の体当たり「食」エッセイ。

 なにが体当たりかって? それは絲山女史自らが試行錯誤した料理を美味かろうが不味かろうがとにかく食って書くエッセイ。

 ふつうの美食エッセイではありません。切ないくらいに面白い自炊エッセイです。読んでるとなんだかこっちも腹が膨れてきます。

 でも、ちゃんとまともなものも作っておられて(失礼?)レシピなんかも載っていて、ちょっとこれは食べてみたいなー、というものもあります。もちろんです。

 とにかく一年間、このエッセイのためにただならぬ思いをしてこられたことが、あとがきなどを読むと(本文でもときどき愚痴ってる)よくわかります。

 作者本人、酒飲みなので弱冠「酒のアテ」系に偏りがちでしたが、それがまたグー。
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宵山万華鏡/森見 登美彦

2009-08-20 | 小説
 最近、読んでから間をあけて書いてるもんで、ろくな感想を書けません。いや、まあ、すぐに書いたとしても、ろくなもんは書けませんが……。

 さて、そういうわけで、盆休みに二日で読みきってしまった『宵山万華鏡』。

 最近では『恋文の技術』や『美女と竹林』と益々オモシロオカシサを増していくばかりの登美彦氏の最新刊ということで、かなり期待してたんですが……どうも、はかばかしくございませんでした。
 一応、連作短編ですが、なにやら全体の雰囲気が暗いというか怖い……。中には登美彦氏お得意のドタバタ大学生話もあることはあるのですが、どうも『祭り』の華やかさの裏に潜む影の部分が幻想的に描き著されて、以前の『きつねのはなし』的な暗さに陥っていました。実は私、登美彦氏の作品の中でこの『きつねのはなし』だけは、どうにも受け入れられなかったという……だもんで、今回そのテイストを含んでいるので、やっぱり受け入れがたかった、と。もう、なんか、あまりの幻想世界についていけなくなった。

 でもよく考えてみれば、登美彦氏デビュー作『太陽の塔』は日本ファンタジーノベル大賞受賞なんだから、いうなればファンタジー(幻想)作家なんだよな。まあ、類い稀なる妄想作家なのだし、本領発揮だったのだろう。

 できればもう少し、笑いが欲しかったかなぁ。
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明けても暮れても

2009-08-16 | 雑記
「盆休み」などといっても、例年通り、ただただ呑み明けてるだけだ。

 これじゃあいかん! と思うが、これでいいか……とも思う。

 それでも今年はそれほどの深酒はしていないので、程よく毎日呑み暮れている。


 今朝、医者に癌を宣告される夢を見た。でも、肝臓ではなく喉のほうだった。どうやら煙草の吸いすぎらしい。
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こころ/夏目 漱石

2009-08-16 | 小説
 ちょっと、「夏休み企画 日本の名作読書感想文」でも書いてみようと、読んでみました夏目漱石著『こころ』。

 さぁでは、書いてみましょうか感想文、と思ったけれどダメです。私みたいなボンクラの手に負える作品ではありませんな! さすが「名作」と謳われ、現在(いま)尚、読まれ続けている作品ですな! 千円札になるだけのことはありますな!

 それにしても、これ何十年前の小説だ? 時代設定は明治天皇崩御の年、執筆したのが大正だから……まあすごい昔だな。それなのに、物語の核をなすエピソードには、現在でも変わらぬ人間の想いが感ぜられ、まったく古臭さがなかった。まぁ、それゆえのロングセラーなんだろうけどさ。

 果たして、現在生み出されている小説の中で、これほど後世に残る作品がいくつあるのか? そんなこたぁ知ったこっちゃないけれど、村上春樹とかが未来のお札の顔になってたら笑えるなぁ。でもそのころにはお札なんてなくなって全部カードになってるだろうな。
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オヤジの細道/重松 清

2009-08-16 | 小説
 加齢臭漂う、オヤジによるオヤジのためのオヤジエッセイ。

 シゲマツキヨシ42歳(連載当時)が、悲哀を込めて書き綴る、己のオヤジ化現象にただただ世のオヤジどもは共感せずにはいられないであろう! 笑い、泣き、そして憂う……世間に爪弾かれながらも頑張って生きているんだな、オヤジもな。と、35歳の私は他人事のように読んでいた。いや、読みたかった。だのに、いくつか共感を持って読んでしまっていたのが、なんだか口惜しい……。

 いくつからオヤジ? なんてのはないんだけど、オヤジになるのもそんなに悪くはないぞ、と少しは思えるようになるエッセイ。とりあえず、下手な抵抗を試みたって、いずれオヤジになるんだから、と開き直れるエッセイ。

 まぁ要するに、オヤジたちの傷の舐め合いエッセイ……。
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梅雨明け

2009-08-04 | 雑記
 今日、ようやく北陸のほうも梅雨明けしたようだ。しかし昨日もすこぶる良い日並だったので、本当は昨日のうちに明けていたんだと思う。

 だから……。

 昨日、仕事を終えて自宅マンションに帰ってきた際、エレベーターでよく一緒になる五十代くらいの上品なご婦人に「梅雨明けたんですかねぇ」とエレベーター内で話しかけてみた。

 するとご婦人「そうですねぇ、近畿・東海のほうは明けたって言ってましたけど、こっちはまだみたいですよ」と、上品に応じてくれた。

 しかし、ご婦人のお部屋は二階でして、私が話しかけた時にはもう着いちゃってて、それなのに彼女はご丁寧に返答されていたもんで、扉が開いても降りようとしない。私は「あー、そ、そうですかー」などと言いながら必至に開閉ボタンに手を伸ばす始末。 
 ご婦人も、「ハタ」とそれに気づき、「あらあら、それじゃあ、おやすみなさい」

 そそくさと後にした。


 住人とのコミュニケーションは大切だが、もうちょっとネタフリの時間枠とかを考えねばな、そんなことを思った、この梅雨の最終日であった。
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卒業式はマリファナの花束を抱いて/伊藤 たかみ

2009-08-04 | 小説
 なんか色々とアブネー話だなー。マリファナはもちろん、アシッドとかLSDとか。

 ちょうどニュースで押尾学がクスリで捕まってて、なんだか笑えた。
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絲的サバイバル /絲山 秋子

2009-08-04 | 小説
 正直、絲山さん。小説よりもエッセイのほうが面白い。

 今回のは特に、野宿(キャンプ)エッセイとあって、身体を張っていて、とてもリアル。

 大体、焚き火を熾した後は食ってるか呑んでるかだけなんだけど、キャンプなんてそんなもんか。

 中には御巣鷹山での恐怖体験などもあり、かなり充実した内容となっております。

 とにかく豪傑な絲山女史に、憧れを抱いてやまない!(もちろん異性としてではなくて)
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助手席にて、グルグル・ダンスを踊って/伊藤 たかみ

2009-08-04 | 小説
 とくに、何を言うまでもない。

 芥川賞作家のデビュー作を読んでみただけ。

 ホント、とくに、何を言うでもない。
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わが青春の秘密/檀 一雄

2009-08-04 | 小説
 檀一雄の醍醐味は、私小説にあると思う。『火宅の人』然り、これほどまでに凄まじく、明け透けと己を著すその気概(もはや鬼概)には、ただただ敬服するしかない。

『わが青春の秘密』と題されているが、要するに『性春』の秘密だ。己の性の目覚めから、その性の原点、また祖父祖母、そして実母の性的衝動を、苦渋しながらも描いている。

 なるほど、これを読むと、檀一雄が『火宅の人』となるのは必然であったのか……とも、読めるし、単なる言い訳だろ、とも読める。

 とにもかくにも、檀一雄の女に対する執念、妄念は凄まじい。そしてなにより、自瀆の日々に明け暮れた一雄少年に、親近感を覚えずにはいられない。
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