昨夕の１本で自分もオーナーも、肩の荷をようやく下ろせた気分になったのは間違いない
その証拠に一緒に囲んだ夕餉の席で、下戸のオーナーも実に上手そうにビールを一杯だけではあるが飲んでくれた
その席で次の朝も実績があった同じ磯に入ろうと決定したが、１年ぶりのゲットで気分良く呑み過ぎて、落合った時にはまだ頭も重い状態であった
３時に工房を出発したが、目指す南伊豆の磯への駐車スペースには既に先行者が支度を整えている最中であった
当然彼らが磯へ先行し我々が後から追う事になるのだが、彼らの行き先は我々の目指す磯ではなくホッとする
今日はまずめからその磯の本命ポイントを攻められそうであるから、上手くするともう一本獲れるかもと、現金なもので少し心に余裕が出てきている
しかし現実はそんな甘い物ではなく、昨日より波が高く本命ポイントは波が上がってきそうである
先月の轍を踏まない様に危険回避のために臆病に徹する事に決めていたので、自分は本命を諦めてより安全な場所を選択して攻撃を開始した
昨日はやや強い向かい風（南風）であったが、今朝は強い右から左への横風（南西風）に変っている
割りと平坦な磯の磯端近くのモッコリ盛り上がった高場から横風にラインが膨らみ過ぎない様に覚えたてのサミングをしながらファルコン128を打ち込み続ける
荒磯からの返答が無いまま時間だけが経過する
そんな時本命ポイントへ偵察に行っていたオーナーが背後から、思ったよりも波はせり上がって来ないが、ポイントへ打ち込むのは難しいけどやってみますか？と声を掛けてくれた
（→今朝もオーナーは60クラスを獲っていた）
全く気付かなかったが、オーナーは早々に今朝も一本獲ったようだので自分を本命ポイントへ入るよう呼びに来てくれたのだった
早速より確率の高い所へ移動して攻撃を再開する事にした
磯端に近い盛り上がった岩を足場に、時々沖から打ち寄せる大きなウネリに細心の注意を払い、波がせり上がって来そうな時には何時でも後方の高場へダッシュ出来る体制で、強い横風にファルコンが持って行かれない様サイドスロー＋サミングで30ｍ位前方の、小さな岩が並んで波が其処を越える度に厚いサラシが出来るポイント目掛けファルコン128ＳＢ/ironアクアシャフト/パープル・クォーツを打ち込む
ＳＢ/ironを選択したのは比較的目標まで距離も無く、Sky-passでは横風に負けない様ロッドを強振すると飛び過ぎて並んだ岩をオーバーする恐れがありそうだし、
昨日に続き同じ場所を攻めるので、通常ＳＢよりもローリング主体で動きが滑らかで優しいアクアシャフトを優先した
カラーも日が昇っているので、ホロ系ではアピールが強すぎる気がしたから、パール系を選んだのである
第１投、目標よりもかなり左手に着水、タイミングも悪く打ち寄せる波に直ぐに左方向に流されてしまった
第２投、波のタイミングは良かったが、やはり横風に流された
第３投、打ち込んだ場所はマズマズだが、サミングが遅れた
・
・
・
７投目位だったろうか、狙った場所にサラシが拡がる絶妙のタイミングでサミングも上手く決まり、着水と同時にファルコン128の動きが手に伝わってくる
リールを2,3回廻した所で・・・ヒット～！
昨日オーナーの取り込みを見ているので、ヒラを沖から寄せない様にしながら磯右端へ誘導にかかる
しかしやっぱり焦っているのか、磯端より少し後方に下がった小高い岩の上に突っ立ったままロッド操作していたので、ラインが磯端の岩に掛りそうになった
慌てて岩から降りて磯端まで前進し、何とか危険を回避出来た
オーナーがタモ入れアシストしてくれるが、今度は昨日同様磯端下に張り付いてしまった
ベールを上げラインフリーにして指で押さえながらもテンションを緩め、ヒラを動かそうと試みる
上手く行った！ヒラが岩から離れ動き出した！
波のタイミングを見て抜き上げるようオーナーから指示が飛ぶ
リールを巻いてラインを縮めにかかる
ヒラは未だ元気で、ドラグを鳴らし逃れようと下へ突っ込む
ドラグを締め再びラインを巻く
磯端で大きく上下する波のタイミンを見計らい、13ｆｔＭＯＳＳでエイッ！と抜き上げる
せり上がって来た波と共にヒラも磯に横たわった
急いでリーダーを掴んで高場までダッシュ！
ゲット～～！！
（→遠征２本目もゲット出来た）
昨日と同じ位のサイズのヒラセイゴであるが、荒磯から初めてどうにか単独でゲットする事が出来た
この時点で３名ほどのアングラーがやってきたし、１１時から社員の結婚式にも出席せねばならないので、ポイントを彼らに譲って納竿とした
急いで宿に戻り礼服に着替え、式場のある豊川を目指し速攻移動し、結婚式には間に合わなかったが、１２時からの披露宴で頼まれていた祝辞を述べて何とか役目を果たす事が出来た
充実していたが、慌しく疲れた１日だった・・・
♠TACKLE
ROD：G-Craft SEVEN-SENSE MOSS-SPINNING MS-1303-MR
REEL：Daiwa CERTATE HYPER CUSTOM3500
LINE：Daiwa SALTIGA SENSOR35lbs
LEADER:MORRIS VARIVAS Shock Leader 35lbs
KNOTS:Bimini Twist+Albright Knot
LURE：Opcell Falcon128 AquaShahft SB/Iron PurpleQuartz
←ヤレヤレ・・・
その証拠に一緒に囲んだ夕餉の席で、下戸のオーナーも実に上手そうにビールを一杯だけではあるが飲んでくれた
その席で次の朝も実績があった同じ磯に入ろうと決定したが、１年ぶりのゲットで気分良く呑み過ぎて、落合った時にはまだ頭も重い状態であった
３時に工房を出発したが、目指す南伊豆の磯への駐車スペースには既に先行者が支度を整えている最中であった
当然彼らが磯へ先行し我々が後から追う事になるのだが、彼らの行き先は我々の目指す磯ではなくホッとする
今日はまずめからその磯の本命ポイントを攻められそうであるから、上手くするともう一本獲れるかもと、現金なもので少し心に余裕が出てきている
しかし現実はそんな甘い物ではなく、昨日より波が高く本命ポイントは波が上がってきそうである
先月の轍を踏まない様に危険回避のために臆病に徹する事に決めていたので、自分は本命を諦めてより安全な場所を選択して攻撃を開始した
昨日はやや強い向かい風（南風）であったが、今朝は強い右から左への横風（南西風）に変っている
割りと平坦な磯の磯端近くのモッコリ盛り上がった高場から横風にラインが膨らみ過ぎない様に覚えたてのサミングをしながらファルコン128を打ち込み続ける
荒磯からの返答が無いまま時間だけが経過する
そんな時本命ポイントへ偵察に行っていたオーナーが背後から、思ったよりも波はせり上がって来ないが、ポイントへ打ち込むのは難しいけどやってみますか？と声を掛けてくれた
（→今朝もオーナーは60クラスを獲っていた）全く気付かなかったが、オーナーは早々に今朝も一本獲ったようだので自分を本命ポイントへ入るよう呼びに来てくれたのだった
早速より確率の高い所へ移動して攻撃を再開する事にした
磯端に近い盛り上がった岩を足場に、時々沖から打ち寄せる大きなウネリに細心の注意を払い、波がせり上がって来そうな時には何時でも後方の高場へダッシュ出来る体制で、強い横風にファルコンが持って行かれない様サイドスロー＋サミングで30ｍ位前方の、小さな岩が並んで波が其処を越える度に厚いサラシが出来るポイント目掛けファルコン128ＳＢ/ironアクアシャフト/パープル・クォーツを打ち込む
ＳＢ/ironを選択したのは比較的目標まで距離も無く、Sky-passでは横風に負けない様ロッドを強振すると飛び過ぎて並んだ岩をオーバーする恐れがありそうだし、
昨日に続き同じ場所を攻めるので、通常ＳＢよりもローリング主体で動きが滑らかで優しいアクアシャフトを優先した
カラーも日が昇っているので、ホロ系ではアピールが強すぎる気がしたから、パール系を選んだのである
第１投、目標よりもかなり左手に着水、タイミングも悪く打ち寄せる波に直ぐに左方向に流されてしまった
第２投、波のタイミングは良かったが、やはり横風に流された
第３投、打ち込んだ場所はマズマズだが、サミングが遅れた
・
・
・
７投目位だったろうか、狙った場所にサラシが拡がる絶妙のタイミングでサミングも上手く決まり、着水と同時にファルコン128の動きが手に伝わってくる
リールを2,3回廻した所で・・・ヒット～！
昨日オーナーの取り込みを見ているので、ヒラを沖から寄せない様にしながら磯右端へ誘導にかかる
しかしやっぱり焦っているのか、磯端より少し後方に下がった小高い岩の上に突っ立ったままロッド操作していたので、ラインが磯端の岩に掛りそうになった
慌てて岩から降りて磯端まで前進し、何とか危険を回避出来た
オーナーがタモ入れアシストしてくれるが、今度は昨日同様磯端下に張り付いてしまった
ベールを上げラインフリーにして指で押さえながらもテンションを緩め、ヒラを動かそうと試みる
上手く行った！ヒラが岩から離れ動き出した！
波のタイミングを見て抜き上げるようオーナーから指示が飛ぶ
リールを巻いてラインを縮めにかかる
ヒラは未だ元気で、ドラグを鳴らし逃れようと下へ突っ込む
ドラグを締め再びラインを巻く
磯端で大きく上下する波のタイミンを見計らい、13ｆｔＭＯＳＳでエイッ！と抜き上げる
せり上がって来た波と共にヒラも磯に横たわった
急いでリーダーを掴んで高場までダッシュ！
ゲット～～！！
（→遠征２本目もゲット出来た）昨日と同じ位のサイズのヒラセイゴであるが、荒磯から初めてどうにか単独でゲットする事が出来た
この時点で３名ほどのアングラーがやってきたし、１１時から社員の結婚式にも出席せねばならないので、ポイントを彼らに譲って納竿とした
急いで宿に戻り礼服に着替え、式場のある豊川を目指し速攻移動し、結婚式には間に合わなかったが、１２時からの披露宴で頼まれていた祝辞を述べて何とか役目を果たす事が出来た
充実していたが、慌しく疲れた１日だった・・・
♠TACKLE
ROD：G-Craft SEVEN-SENSE MOSS-SPINNING MS-1303-MR
REEL：Daiwa CERTATE HYPER CUSTOM3500
LINE：Daiwa SALTIGA SENSOR35lbs
LEADER:MORRIS VARIVAS Shock Leader 35lbs
KNOTS:Bimini Twist+Albright Knot
LURE：Opcell Falcon128 AquaShahft SB/Iron PurpleQuartz
←ヤレヤレ・・・
ヒラも確立良くヒットさせるためには、身に着けなければならない技術も多そうです。
しかし所詮付け焼刃で使いこなすまでにはまだまだです（汗）
ヒットさせてもゲットまでに持ち込むのは、ホームでのマルと比較すると至難の技です。
同クラスのサイズでも体高がある分、馬力があるように感じますね。
ヤル気に火が付いては、ライバルとしては怖いですね！負けないように頑張らねば！
やっぱり、「ヒラ」はその形が違うなぁ～。
マルとは別の魚みたいに見えます。どちらかというと、鮭を思い出すような顔つき。
そして、下に突っ込むというのも磯グレのような興奮なんでしょうね！！
１段階、そしてさらに２段階に突っ込むトルクが伝わってきます。
最近ブログには載せていません（載せれる釣果がない・・）が、ちびちび行っております！！
rinさんがサミングまで取り入れているとなると～！！！俄然、僕のやる気に火がつきます！
上手くなってやる～！！
頭で分かったつもりでも、今度は体が言う事を聴きません（汗）
焦らず半歩ずつでもステップアップ出来れば、後は続けさえすれば何とかなるだろうって気軽に考えてますよ（笑）
少しでもjunctionさん達に近付きたいと、これからも僕なりに頑張ります！
不器用で応用が利かないので、釣れても釣れなくても僕は一つの釣り方しか出来ません（汗）
来月は更なるサイズＵＰに挑戦します！
気長にお待ちくださ～～い。
確かにヒラ様はセイゴと言えどもカッコイイですよ。
マルとは違った風格を感じ、憧れてま～す。
今度はサイズＵＰだ！なんてね（笑）
私も初心を忘れずキャスト続けます！
私なんかは、釣れないとすぐに浮気に走り、釣れる釣り方に変えてしまいます。（←まるで漁師）
さらなる大物期待してます。
人間齢を重ねると心の柔軟性が、どうも年々無くなって行くようですね。
自分でそれに気が付いていれば、何とか補おうと努力するのでしょうが、気付きもせず反対に素直だ、柔軟だと思い込んでいた自分は、仰るようにある意味心に耳栓をしていたのかも知れません。
ヒラ師の先輩たるカンタさんを真似ようと思い実行してきた心算ですが、体が就いて行かない点も多々あるのは事実です。真似ようにもどうしたら似てくるのかプロセスが掴めない事もありました。
しかし、今回のようにこうやってああするんだというレクチャーは非常に分かり易く、真似し易かったと思います。
自分ではちゃんと出来ていると勘違いしている点も多いと思いますので、完全なるヒラ師を目指す自分としては、これからも指摘してもらい修正の方法をレクチャー頂けたら幸いです。
引き続き宜しくご指導くださいね！
銀ピカで見事な魚体。セイゴとはいえ格好いいです。
私も負けずに頑張らねば。。。
この間は苦労や努力でなく、悔しいままで終わりたく無いと言う意地だったと思います。
スピーチではちゃんと結婚の祝福を致しましたが、勿論ヒラ獲った話もしましたよ！
式に遅刻したお詫びと、その説明のくだりで少しだけ自慢しちゃいましたね（笑）
海を見て、サラシを見て、ヒラが居るならあそこだ！って狙い撃ちで獲れた時こそ一人立ち出来るのでしょうね。
オーナーの色んなアシストが無ければ、現段階の僕ではヒラとの真っ向勝負は成り立ちません。
やっと半歩位踏み出せれた処でしょうか（汗）
一人前のヒラ師目指してこれからも頑張ります！
長かったですね。
昨年のではなく今回のヒットが磯平のファースト・ランかもです。
どうして私がrinyosiさんとの釣行にのめってしまうかと言えば真剣な人が好きだからです。
なぜって本気でお付き合いさせて頂ける方なんてそう多く出会えるものじゃないでしょう？
磯は弾の飛んでこない戦場みたいなものですからそこでは本気で向かい合わなければなりません。
釣りは誰とでも行けるわけではないんですね。
また完成されたアングラーさんからは共鳴が感じ取れません。ビギナーさんにしか分からない視点、苦労のプロセスはエキスパートからは決して学べないのです。なぜなら「上手い人」はすでにそこを通過しているために難しさを思い出せなくなっているからです。またプロのアングラーは看板背負ってビジネスのために動いていますからメーカーの意向を汲んだ話をしますし方針には逆らえません。オプセルサイトに来て下さっている多くのビジターさんはビギナーさんが多いのです。プロの発言は凄いとは思えても遠すぎて実感が得られにくいのかもしれませんね。ＢＦＴは全員プロレベルの技術を持っていますがビギナーの視点を忘れていない人たちばかりです。
そんなこんなで最近やっと私の話を聞いてくれるくれるようになったrinyosiさん(笑)。
いや、以前から確かに話は聞いてくれてましたが届いてはいませんでしたよね？(笑)。
筋を頭脳で理解し「分かった！」と思うこととその能書きがほんとに現場を動かしているんだなと実感することの間には100万キロの隔たりがありますね。
ルアーなんてものは極言すればどんなルアーでも魚を掛けることはできるのです。
しかし獲ることは難しい。今回メバルヒットを含む５ヒットを全てランディングしました。ルアーは確率との戦いなのですね。ボーグでなければ獲れない局面が多くあることを実感しているからこそオプセル社を始めさせて頂いた山本です。ただし人が立てるすべての天候と海況に沿えるようにファルコンに４種の必須バージョンを用意しただけです。
rinyosiさんがサラシから離れ、静かな湾内で私のつたないレクチャーを聴いて下さったときは「ああやっと心開いてくれたんだな」と嬉しかったものです。
人は誰でも自分なりの主義や自信がありますから・・。そこを一度離れて頂くことで違う自分を体得できるのでしょう。そのための無理強いや説得は無意味。現場で体験を重ねて頂くしか道はないのですね。
私はrinyosiさんが本気で何かを探し始めるときが来るのを待っていましたョ。
私のアシストがベストだとは思いませんがあの練習の後「rinさんは間もなく釣るだろう」と思いました。なんとそれは１時間後でした（爆）。
私がほんとに嬉しいのはrinyosiさんがハートの耳栓を外された事かもしれません。52ｃｍの平鱸は次のサイズを可能にする威力ある実感としてrinyosiさんをバージョンアップしてくれたのではないでしょうか？
価値ある魚体です。
関門突破確保、おめでとうございます！
やりましたね～～～
何だか・・・私もと～～～～ても嬉しいのです！
rinyosiさんの苦労が実を結びましたね。
心の底から・・・パチパチ（拍手）
で、まさか・・・披露宴のスピーチで嬉しさのあまり結婚の祝福でなくて・・・自分の祝福のスピーチをしたんじゃ～～ないですよね？？（爆）
おめでとうございます。何回か通ったことが実を結び何よりです。自分のことではないながら、大変うれしく思います。
単独ゲットさらにうれしいですね。今後も期待していますよ。