先日、当ブログにて予告させていただきましたが
6/23(土)に佐渡の正法寺(しょうぼうじ)にて行われました
蝋燭(ろうそく)能の舞台写真を掲載いたします。
撮影は会長の神田佳明です。
正法寺は世阿弥ゆかりのお寺の一つ。
佐渡に流罪となった世阿弥は最初、万福寺に配され、
その後、内乱のため正法寺に移されたそうです。
以下、神田佳明によるレポートです。
6月23日佐渡島にある、世阿弥ゆかりの正法寺において
能「百万」の蝋燭能が開催されました。
夕闇とともに寺境内には水盤に浮かせた蝋燭の足元灯りがともされ、
寺全体が幽玄の世界に広がり、多くの人々が本堂に詰めかけました。
住職による散華が行われた後、りんぷうの会・副会長の
三浦裕子先生が夏の絽の着物姿で登場。
京都・嵯峨野の大念仏に登場する狂女と童の物語「百万」の解説が始まりました。
続いて暗黒の中に蝋燭の火を点火、世阿弥ゆかりの能が演じられた。
ブログ冒頭写真は蝋燭能で演じられた能「百万」のハイライト。
こちらは正法寺に伝来の大べしみの古体を遺す「雨乞いの面」。
とても雰囲気のある美しい蝋燭能の舞台に強い感銘を受けます。
「雨乞いの面」も素晴らしいと思いました。
さすが能の島、佐渡ですね。
佐渡では6~8月頃に薪能が集中して開催されるようです。
詳しくは佐渡観光協会のブログをご覧ください。
◎佐渡観光協会ブログより、2012年佐渡演能スケジュール
http://sadokanko.info/blog/?page_id=52
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