前の記事でも、ちょこっとご案内しましたが
りんぷうの会・会員の荒井玲子さんの写真展(個展)が
6月7日(木)~6月13日(水)まで東京・四谷のポートレート
ギャラリーにて開催されます。
荒井さんは能楽のお稽古をされていたこともあり
熱心なお能の愛好者でもいらっしゃいます。
やはり撮る作品も単なるカメラマン目線ではない
能楽への熱い思いが反映された力作が多いです。
これまで撮りためられた作品を一挙大公開とのこと。
是非、皆様、ご高覧いただければと思います。
◆荒井玲子写真展 「能楽写真帖」【会期終了】
6月7日(木)~6月13日(水)
四谷・ポートレートギャラリー
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目7番地
ギャラリー専用
TEL:03-3351-3002 FAX:03-3353-3315
開館時間10:00~18:00 【最終日14:00まで】
会期中無休
荒井さんからは管理人・オガタ宛てにお手紙でご案内が来ました。
とても荒井さんらしい、いい文章だと思いましたので
ご本人にもご了解いただき、長文ですが
下記に記載させていただきます。
途中の文面にもありますように、荒井さんのご実家は
岩手県大船渡で東日本大震災による大津波の被災地です。
■荒井さんからのメッセージ■
わたくしはつくづくと見所の目利かずです。
あてどなくて ただ開けて楽しむ古典文学大系謡曲集が
わたくしにあります。
開いておもしろいことを見つけるのが わたくしの好きなこと。
こんなことをして また お能にひかれてゆきます。
このごろは貞観以来の大津波にさらわれた弟が
わたくしにあるのを わすれます。
弟に昨日
心も西へ ゆく月の、 光とともに 曇りなき、 鉦を鳴らして
夜もすがら 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 と
ここにある古典文学大系の謡曲文を謡いました。
今日は
必ず往生を得べしとなり と お数珠を揉んで謡って
津波にのまれていった皆に回向を捧げました。
3・11 津波地震後に 「翁」を見物しないといけないと思ったのは
地といえる舞台の床の板に白式尉の面をかけるシテが深く礼を申し上げ
天下泰平 国土安堵 と 扇と袖をかざして舞い祈るのをみて
安心したかったから。
烏帽子を着 黒い尉の面をかけ 受けいただいた鈴を振り踊る。
大地である舞台を念入りに踏み鳴らす足拍子をきいて
安心したかったから。
「翁」の学説等のことは わたくしにはわからないが
「翁」の思想は なぜだか感じる。
そして 写真展「能楽写真帖」に入っています「三番三」ですが
手で振る鈴は わたくしが写したのに写っていない。
「三番三の鈴は 神器です。あなたの300の単レンズで とらえられると
おもうのは お間違いで勘違いです。」と 誰かいいます。
写真展に 謹んでご案内申し上げます。
平成24年6月
荒井 玲子
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6月7日(木)~6月13日(水)まで東京・四谷のポートレート
ギャラリーにて開催されます。
荒井さんは能楽のお稽古をされていたこともあり
熱心なお能の愛好者でもいらっしゃいます。
やはり撮る作品も単なるカメラマン目線ではない
能楽への熱い思いが反映された力作が多いです。
これまで撮りためられた作品を一挙大公開とのこと。
是非、皆様、ご高覧いただければと思います。
◆荒井玲子写真展 「能楽写真帖」【会期終了】
6月7日(木)~6月13日(水)
四谷・ポートレートギャラリー
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目7番地
ギャラリー専用
TEL:03-3351-3002 FAX:03-3353-3315
開館時間10:00~18:00 【最終日14:00まで】
会期中無休
荒井さんからは管理人・オガタ宛てにお手紙でご案内が来ました。
とても荒井さんらしい、いい文章だと思いましたので
ご本人にもご了解いただき、長文ですが
下記に記載させていただきます。
途中の文面にもありますように、荒井さんのご実家は
岩手県大船渡で東日本大震災による大津波の被災地です。
■荒井さんからのメッセージ■
わたくしはつくづくと見所の目利かずです。
あてどなくて ただ開けて楽しむ古典文学大系謡曲集が
わたくしにあります。
開いておもしろいことを見つけるのが わたくしの好きなこと。
こんなことをして また お能にひかれてゆきます。
このごろは貞観以来の大津波にさらわれた弟が
わたくしにあるのを わすれます。
弟に昨日
心も西へ ゆく月の、 光とともに 曇りなき、 鉦を鳴らして
夜もすがら 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 と
ここにある古典文学大系の謡曲文を謡いました。
今日は
必ず往生を得べしとなり と お数珠を揉んで謡って
津波にのまれていった皆に回向を捧げました。
3・11 津波地震後に 「翁」を見物しないといけないと思ったのは
地といえる舞台の床の板に白式尉の面をかけるシテが深く礼を申し上げ
天下泰平 国土安堵 と 扇と袖をかざして舞い祈るのをみて
安心したかったから。
烏帽子を着 黒い尉の面をかけ 受けいただいた鈴を振り踊る。
大地である舞台を念入りに踏み鳴らす足拍子をきいて
安心したかったから。
「翁」の学説等のことは わたくしにはわからないが
「翁」の思想は なぜだか感じる。
そして 写真展「能楽写真帖」に入っています「三番三」ですが
手で振る鈴は わたくしが写したのに写っていない。
「三番三の鈴は 神器です。あなたの300の単レンズで とらえられると
おもうのは お間違いで勘違いです。」と 誰かいいます。
写真展に 謹んでご案内申し上げます。
平成24年6月
荒井 玲子
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