「りんぷうの会」 公式ブログ

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能楽写真家・神田佳明が会長です

第6回 能楽写真展、始まりました~草野順夫さんの金賞受賞作品のご紹介

2011年01月05日 | 写真展のご案内
いよいよ待ちに待った、第6回 りんぷうの会 能楽写真展が始まりました

今回は、「煌めく能楽の極致・能楽写真展」と銘打ち、
また、第6回 能楽写真コンテストの入賞発表も兼ねての開催です。

冒頭画像は、りんぷうの会・会員の草野順夫(くさの・まさお)さんの金賞受賞作品。
能「頼政」(よりまさ)より。
シテ(←主役のことです)は、喜多流能楽師の出雲康雅師。

草野さんは、長年、能楽撮影会に熱心に参加され、
回を追うごとに、めきめきと の腕前を磨かれています。

勇壮でダイナミックな舞姿を撮影されるのが、特にお上手で、
今回、金賞を受賞された「頼政」以外にも「竹生島」(ちくぶしま)の迫力ある、
いい作品も撮影されていらっしゃいます


ところで、「頼政」とか「竹生島」などといった能の演目について
なじみのない方もいらっしゃるかと思いますので、
ここで簡単に、今回の写真展の出品作品の各曲について、ご案内させていただきます。

今回の写真展では、能「頼政」・「猩々」(しょうじょう)・「竹生島」・「忠度」(ただのり)の
4曲の舞台写真を展示させていただいております。


◆能「頼政」とは

源平の戦に敗れ、宇治平等院の扇の芝に「埋もれ木の花咲くことも~」と
辞世の和歌を残して、無念のうちに割腹した源氏の武将、
源頼政の悲劇をテーマとした能の名曲です。

草野さんの金賞受賞作品は、頼政の野心家でアクの強い曲者(?)ぶりが見事に
表現された傑作だと思います。

◆能「竹生島」とは

琵琶湖にある竹生島を舞台に、竹生島神社の祭神である弁才天が優美に舞い、
次いで、竜神が波を蹴立てて湖上を飛ぶ勇壮な舞を披露するという、
晴れ晴れとした、おめでたい能。
今回の展示作品は、後半の竜神の舞を撮影したものです。

最優秀賞を受賞された山田光子さんの作品が、この「竹生島」の舞台写真で
竜神が、躍動感あふれ力強く舞う雄姿の最上の瞬間を見事にカメラに収めた
稀有な作品です。ぜひ、会場にて間近でご覧ください。

◆能「忠度」とは

平清盛の弟で、名高い歌人でもあった武将・平忠度が「一の谷の合戦」で
討たれた最期を物語り、あわせて和歌への情熱を吐露するという、能「忠度」。
世阿弥の作でベースは『平家物語』。
気品あふれる貴公子然とした美しい舞姿がよりいっそう、忠度の悲劇を
際立たせる、能の人気曲のひとつ。

◆能「猩々」とは

「猩々」とは、童顔に神秘的な微笑が印象的な中国の伝説上の酒の妖精のこと。
面(おもて)はもちろん、仮髪の赤頭・表着の唐織・大口袴に、
中に着込む摺箔(すりはく)などの小袖に至るまで
全てが赤色=まさに全身赤尽くしの扮装で舞われる能で、極めてフォトジェニックな
祝意に満ちた能の名曲。


…長文になり、恐縮です が、ご参考になりましたら、幸いです。

写真展会場には、会場当番の会員がおりますので、ご不明点・ご質問等ございましたら、
お気軽に、お尋ねいただければと思います

それでは、会場にて、お目にかかりましょう~


本日、ご紹介させていただいた草野さんの金賞受賞作品以外の
上位入賞作品につきましても、近日中に、当ブログでご紹介できればと考えております。
もう少々、お待ち下さい。



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