疾風怒濤の80年代

日本中が熱い風に包まれていた1980年代
そのころの音楽・映画・テレビなどを語る30代のための
広場です!

劇団新感線「メタルマクベス」

2006年06月01日 00時51分27秒 | 演劇
いやはや初めて新感線のお芝居を見ました。
「メタルマクベス」は新感線の芝居と言いながら
原作はシェークスピアの「マクベス」でそれを
クドカン脚本 主演は文学座の内野聖陽・松たか子
他にも上條恒彦・森山未来などが出演した
新感線プロデュース公演に近い形式でした。

で、まあもともと劇団新感線はロックギンギンのミュージカルというか
ライブ形式のお芝居だということは分かっていたのですが、
まあ長い長い。3時間30分(さらに25分の休憩ありで、実際は3時間50分)
もある公演でした。
しかも、内容は2206年の未来の地球での武将達の争い(マクベスパート)に
1980年代のヘビメタバンドのお話が絡まって、まあ長いこと長いこと。

しかも何だかジョークもつまらないし、楽屋落ち風のコントが多いし、
クドカンの悪いときの脚本のようでした。

クドカンは、現代風俗に密接に結びつきながら、そこに人情のようなものを
絡ませるのが得意な作家ですが、決して奇想天外な大きな話を書ける人では
ありません。なんだかマクベスのような大きな話が、とにかく矮小化矮小化されて
行って、それが矮小化されればされるほど、長くなるという悪い循環で、
ちょっと私は苦手な芝居でした。

まあ、好きな人もいるんでしょうけれど、私はダメですね。内野氏・松氏が
宝のもちぐられのように思われました。

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