疾風怒濤の80年代

日本中が熱い風に包まれていた1980年代
そのころの音楽・映画・テレビなどを語る30代のための
広場です!

「マッスル・ハウス」を見ました!

2007年01月07日 17時40分17秒 | 演劇
皆さんは、「マッスル」というプロレス興業をご存知ですか?
もともとDDTというプロレス団体を、サムライTVで取材していたADの 坂井という人が、たまたま、185センチ・120キロもあったので、プロレスラーの練習生兼・映像主任という形で入団したのがきっかけでした。

その坂井氏が、自分の思う「プロレスの形」を追及して立ち上げたプロジェクトが
「マッスル」というイベントでした。

これは、基本的に、「超4流のプロレスラーたちが、成長していく物語」を演じるという演劇で、リングを4面から見られる舞台に見立てて、映像とともに
盛り上げていくという、新しい形の参加型演劇なのです。

プロレスの形態をとってますから、場外乱闘という形でバンバン舞台に演者が
乱入してきますし、映像とも合わさって、本当に実験的なことをしています。

坂井氏は、マッスル坂井というプロレスラーとして、さらに劇団「双数姉妹」の
今林氏や、俳優渡辺哲氏のご子息 アントーニオ本多氏など、俳優とプロレスラーの境界線にいるような人たちが、出演しています。

前回は、「プロレスのプロモーションビデオ風映像を、5分ノー編集で
中継スタッフとレスラーとで再現してみる」という実験をして、本当に5分で
プライドやらK-1の試合前煽り映像のパロディーをノーカットでやって見せました。

今回は、「悪役レスラーの乱入は、あるお題に対して即興で答える、『笑点』の
大喜利のようなものだ!」というコンセプトで、プロレスの聖地であると同時に
『笑点』の収録会場である後楽園ホールで、イベントが行なわれ、
プロレスをしながら、大喜利をやり、それがまた対抗戦というプロレスのギミックに消化されていくという、摩訶不思議なイベントになっていました。

基本的にコンテンツ(文脈)はパロディではあるのですが、その表現方法は、とても斬新で、昔寺山修二がハプニング演劇をやったような、そんな趣がありました。

次号の「Quick Japan」に出るそうです。要チェックですよ!

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