疾風怒濤の80年代

日本中が熱い風に包まれていた1980年代
そのころの音楽・映画・テレビなどを語る30代のための
広場です!

荒川静香 金メダル!!

2006年02月24日 07時18分44秒 | 社会
今日7時に起きて、テレビを見たらなんと!!
荒川静香 金メダルじゃないの!!

すげー!
しかし素晴らしいね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女子フィギュアスケート ショートプログラム

2006年02月22日 06時29分53秒 | 社会
今、6時30分ですが、見ましたよ。フィギュアスケート。

良かったですね荒川美香!
スルツカヤも確かに良かったけれど、真っ赤な衣裳でグッと
妖艶な感じで、ジャンプだけじゃないフィギュアの魅力を
存分に発揮していたと思います。

23人終わった時点でスルツカヤとほぼ同点の2位というのは
いいですねぇ。

頑張れ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新日本プロレス 金本浩二選手 残留とは・・?あきれた!

2006年02月22日 01時45分24秒 | プロレス
私は20年来の新日ファンですが、今回の金本選手の騒動には納得がいきません。

ご存じない方のためにかいつまんで説明すると、
アントニオ猪木が作った、日本最大のプロレス団体 新日本プロレスは
昨年、身売りされました。
そして、それをきっかけに、レスラー達のリストラが始まり、給料が2分の1になるという事態になりました。
それを受けて、ジュニアヘビー級の人気選手 金本浩二選手が公然と会社を批判し、「レスラーにはプライドというものがある。自分はそれを行動で示す」と
散々専門誌でインタビューを受け、年末の試合後には涙ぐんで見せたわけです。

ところが、年が明けたら、「やっぱり新日本プロレス最高!」とか何とか言って
あっさり残留。給料も留め置きだそうですよ。
なんですかそれ!

プロレスラーはある種、その人の生き様をつぶさにみられる職業ですし、
その生き様がリング上に跳ね返ってきてしまうのも仕方のない話です。

特に日本的なプロレスの見方は、非常に濃密に取材がされる週刊誌で、その人となりが
つぶさに描かれるために、レスラーの考え方や生き方それ自体がギミックになって、
プロレスのストーリーラインにしっかりと反映するものなのです。
それは特に、新日本プロレスの創始者アントニオ猪木がそういう面を非常に上手く使っていただけに、
その弟子筋である金本選手も当然同じような眼で見られると思います。

で、今回ですが、そもそもの構図は
「レスラーの気持ちを理解していない経営陣」に対する「プライドあるレスラーの代表」
という構図だったわけです。
だったらそれを完結しなさいよと言いたいです。
ここで折れてしまったら「プライドを捨てました」ということと同義語ですよ。

また、金本選手のイメージが「アニキ」だったというところが、さらに悪いです。
冷静に見ると「親分風をふかせているが、結局口だけ番長でした」ということですよ。

いや正直言ってがっかりしたファンは多いと思います。

だったら、もう「アニキ」ギミックは使うべきでないですよ。
頭を丸めるとか、もしくはヒールターンするとか、何かしないと・・・。

本当に私はがっかりしました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近藤真彦トリビュートアルバム

2006年02月21日 22時36分05秒 | 歌謡曲
近藤真彦のトリビュートアルバムが発売になったそうです。
「情熱☆熱風せれなーで」がうれしいですね。

でも「グループ魂」はちょっと違うような気が・・・。



MATCHY TRIBUTE
オムニバス, 綾小路翔 loves DJ OZMA & XARAZOO, Low-Cuts feat.Lori Fine and, SOPHIA, 松岡充, 玉置成実, アンダルシアユニット, 高橋瞳
ソニーミュージックエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トリノオリンピック メダル0個

2006年02月20日 17時29分59秒 | 社会
トリノ五輪も前半戦が終わって、メダル0個ですね。

しかし、確かに90年代は92年のアルベールビルで荻原健司が彗星のごとく
出てきて金メダルを取ってから、98年の長野まで、メダルは合計22個。
金メダルは アルベールビルの荻原・リレハンメルのノルディック団体
長野のスピードスケートやジャンプなど5個と、計7個も獲得してますが、
その前の金メダルってなんだか知ってますか?

そう札幌五輪の日の丸飛行隊ですよ!それまでそれが初めてで唯一の金メダル
だったんです。

しかも80年代は
80年レークプラシッド  銀1個  (ジャンプ 秋元かな?
                   →ジャンプ70M級 八木弘和でした)
    この大会は渡辺絵美がフィギアースケートに出てました
84年サラエボ      銀1個  (忘れました、橋本聖子かな?
                   →スピードスケート500M 北沢欣浩でした。すっかり忘れてました)
    ここから橋本聖子が出場し始めたのでした。

88年カルガリー     銅1個  (多分黒岩彰でしょう→その通りでした)

10年で3個しか取ってないんですよ。
もともと日本のウィンタースポーツってこんなもんなんですよ。

だからプレッシャーに押しつぶられそうになってるフィギアスケートの皆さんも
期待してないから頑張れ!と言いたいですね。


  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たまには政治の話も・・。

2006年02月20日 04時38分51秒 | 社会
私達、30代は子供の頃、非常に日教組の強い時代に教育を受けました。
槙枝委員長なんて言葉は懐かしいですね。
そんな事もあって、どうしても最近の小泉・安倍・麻生氏らが、中国やら
韓国に対して強硬政策をとっているさまに非常に違和感を感じます。

さらに現行憲法の平和理念も世界に唯一無比の素晴らしいものだと教えられて
いるので、なんだか頭では9条なども実態に合わないと分かっていても
なんだか土井たか子の言うことのほうが崇高なんじゃないか?という気がして
しまうのですよ。

とにかく我々世代は大阪万博の前後に生まれてますから、世界の人々が団結して
歩んでいこう。仲良きことは美しき哉という思想にまみれています。

そういう目で見たとき、例えばポスト小泉とかで名前の挙がる、麻生・安倍などの
名前は残念ながら個人的には全然ピンと来ません。
例えば加藤紘一は、政治家としてのセンスは全然ないと思いますが、言っていることは今でも、少なくとも自民党の中では非常にまともだと思うのですが、
どうなんでしょうか?全くもう目がないとするならば不幸な事ですね。

森前総理のあと、景気を回復するためには確かに小泉さんの新自由主義、民活方式は、あれぐらい無茶なリーダーシップを取ることは必要だったと思いますが、
ここから先は加藤紘一とか福田康三といった、バランス感覚も良く、平和志向の人物を総理にしてもいいのではないでしょうかね?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「彼女を信じないで下さい」

2006年02月20日 04時26分27秒 | 映画・ドラマ
今日、DVDで韓国映画「彼女を信じないで下さい」を見ました。
これは、すご~く簡単にストーリーを言うと、
気の強い女詐欺師がふとしたことで田舎の薬剤師の家に
転がり込むことになり、ウソがウソを呼んでいつしかマコトがこぼれちゃうという
物なのですが、これがイイの!

なんでしょうね。このテの韓国ラブコメディーって、80年代物にとっては
なんだか「月曜ドラマランド」の香りがするんですよね。
ありえない話だったり、するんですけど、それがなんだか30歳の夜長にはきゅんと来るんですよね。

で、例えば「猟奇的な彼女」とかだとヒロインもめちゃくちゃ可愛いんですけど、
この作品は昔の天地真理みたいな顔した、地味なヒロインで、そこもお勧めです。

まあ、見てやってくださいな!

今風で言うと 『ツンデレ萌え~』ですよ。




彼女を信じないでください (通常版)

ハピネット・ピクチャーズ

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

40万円の値のレトロAV 山崎かおり

2006年02月18日 18時21分17秒 | 紳士専科
1980年代を象徴するようなもの。それはアダルトビデオの発展かもしれません。
新しく「紳士専科」というカテゴリーも作ったので、折に触れて勃興紀のアダルトビデオ業界についても語っていきたいと思います。

ところで、DVDが出来る前、アダルトビデオは初回ロッド数千本のみが作られる限定生産が主流で、まさにレンタルビデオ店での一期一会でした。
さらにレンタル店では入れ替えが激しいので、「数年前に見たあのビデオがまた見たい」と思ってもなかなか見られるものではありませんでした。

そこで、新宿歌舞伎町ではプレミア中古アダルトビデオ店というものがありました。その店では宇宙企画の有名女優 秋元ともみやかわいさとみなどのビデオが
数万円の値で売られていました。

そんな中でもダントツ40万円の値がついていたのが、山崎かおりという女優の
「私を地平線に誘って」という作品でした。

私自身も17歳のときにこの作品に触れて、強烈な印象を抱いた作品でした。
作品内では1986年撮影とあります。

内容は、この作品のほか2本しか出ていない清純派女優 山崎かおりが、
初めてAVに出るという打ち合わせを新宿の喫茶店でした後、宇宙企画のスタッフを自宅に招き入れます。そこでスタッフが打ち合わせの続きと称して、次第に彼女の髪に触れ、耳に触れ、肩に触れ、胸元に手が滑り込み・・・。というもので
そこに、後日撮ったであろう、スタジオ撮影部分がカットバックされるというものでした。

今見てもとてもAVに出るような感じでない、当時19歳だった彼女が、
自室でどんどん乱れていく様は非常にドキュメンタリータッチで、しかも
ナンパ物ではなく、一流AV女優のデビュー作がいきなりそういうタッチで
芝居っ気の入りようのないシチュエーションだというところも、グッとくる
原因ですね。とにかく素晴らしい作品でした。

しかしその後、山崎かおり嬢は、すぐ引退してしまったこともあり、
さらに宇宙企画にしか出ていないということや、グラビアなどでも無名だった
ということも重なって、ほとんど知られておらず、まさに知る人ぞ知るという
幻のビデオで、私も当時のビデオをベーターにダビングしたものを、それこそ
宝物のように持っていたものでした。
さらに初回ロッドも特に少なかったんでしょうね・・。それもあって
40万の値がついていたのではと思われます。

その作品は現在DVDにて宇宙企画から復刻されています。
あの時代を御存知の方は是非ご覧になってください。

宇宙企画Classic 山崎かおり

宇宙企画

このアイテムの詳細を見る
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

葉山レイコについて

2006年02月18日 07時32分42秒 | 紳士専科
先日Yahoo!のトップページを見ていたら、
「NHKのイタリア語講座に葉山レイコらが出演」とありました。

葉山レイコといえば80年代後半、アダルトビデオが市民権を得るにあたって
重要な役割を果たした人物です。
とにかくテレビタレント・アイドルとしてデビューした人物が、その後AVに出るというパターンを初めにやった人物で、その衝撃たるや凄いものがありました。

82年~85年を頂点として、アイドルは冬の時代を迎えました。
葉山レイコは、定かではありませんが88年ごろのデビューだったと記憶していますが、もともとはNHK名古屋制作の「中学生日記」などに出ていたアイドル女優でした。
その後数枚のCDを出してアイドルとして活動を始めますが、泣かず飛ばず。

そんな彼女がどういう経緯か分かりませんが、いきなり一本のアダルトビデオに出演します。それが「処女宮」でした。
現在もこのタイトルの作品は「ここぞ!」という超大物新人がデビューするときに
使用されていますが(星野ひかるについてはまた項を改めましょう)
その一本目となった記念すべき作品でした。

内容は美人の姉と姉の彼氏と高原にやってきたレイコの、春の目覚めを描くというものでした。とにかく彫刻のようにあくまでも透明で白いレイコの肌が、男性の
指に導かれて茜色に染まっていく様は、非常に美しく、「やっぱり本物は違う」と
うなずかざるを得ない作品でした。

彼女のAVとしては数本が発売されていますが、絡みがあるのは実際には1本だけで、彼女は当時流行っていたVシネマ女優への転向を果たします。
それから10数年。最近ではてっきり見ないなぁ、と思っていた矢先の古巣
NHK復帰です。楽しみですね。

AV女優 葉山レイコ

ビデオメーカー

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHKが歌舞伎町撮影に際し、ヤクザにみかじめ料支払い

2006年02月15日 22時53分59秒 | テレビ番組
明日発売の「週刊新潮」に、「NHKエンタープライズがドラマ撮影に際し、
歌舞伎町での撮影を円滑に進めるために、ヤクザにみかじめ料10万円を支払った」との記事がありました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060215-00000100-mai-soci

ここで、私は言いたいのですが、たしかにヤクザにみかじめ料を払うのは悪い事でしょう。しかし、だったら歌舞伎町なんかで撮影しなきゃいいんですよ。
だって、歌舞伎町で撮影をするなら「○○興業」に話を通さなきゃいけない、
というのはドラマロケの常識中の常識ですよ。
映画監督の若松孝司監督は、若い頃歌舞伎町を取り仕切る安田組の若い衆として、
撮影を取り仕切る部署にいたところから、映画監督になったということも有名ですし、昔から映画撮影とヤクザは切っても切れない関係にあります。

京都の撮影のコーディネーターもヤクザがらみで、恒常的に関係が深かった頃から東映は時代劇からヤクザ映画へのシフトをしたのです。

さらに都内でも歌舞伎町・渋谷円山町・五反田など特定の地域でのロケには
ヤクザへの支払いが必ず必要なわけです。

で、私が憤りを感じるのが、外部フリースタッフである制作担当者が、事前に
それを社員プロデューサーに説明しているわけですよ。そこでプロデューサーは
「歌舞伎町で撮影はしたいけれど、ヤクザに金は払わない」と言ったそうです。

でもその制作担当にしてみりゃ、今後また別の撮影でおせわになる事もあるわけで、義理を欠かしたくないわけですよ。

そこで撮影をしておいて、支払った10万単位のお金をお金を経理で落さない処理にして、制作担当にかぶらせたそうです。

そりゃないでしょ!それは社員プロデューサーの判断ミスですよ。
「歌舞伎町での撮影を回避するよう、監督を説得する」
「確信犯的に歌舞伎町で撮影をして、きちんと金を払う」
「確信犯的に金を払わずに歌舞伎町で撮影をして、妨害を甘んじて受ける」
のうちのどれか、とにかく一番責任のある社員プロデューサーが、きちんと
そのサラリーと発言力に見合う責任を取るべきです。

ここにもまた下請けの悲哀が見えますね・・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残念 岡崎朋美

2006年02月15日 03時00分39秒 | 社会
う~ん残念でしたね。岡崎朋美選手。

直前まで3位だったのに、最後の最後で逆転されちゃいましたね。
しかし、負けてなお、まあ素敵なスマイルで、ファンになりましたよ。
彼女は34歳にしてはかなり可愛いと思いませんか?


それにしても、今回のオリンピックは全然ダメですね。
まあメダル0個というのも、それはそれで記録的で面白いかもしれませんけどね。
だって、考えてみたらイギリスとか、スペインとか、先進国でウインタースポーツが盛んな国だって、全然メダルが取れない国なんて幾つもあるんですからね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その子の夏について

2006年02月14日 23時14分36秒 | 河合その子
1987年8月21日 当時高校2年生だった私は、単身東京にやってきて、初めて京王線に乗りました。

それはよみうりランドシアターEASTで行われた、河合その子の
コンサートへ向かうためでした。
駅からEASTまでの道のりは長く、しかし道を進むにつれて同じようなピンクのサテンのはっぴを着た漢たちが集ってくる様子に、
胸を躍らせたものです。

その日のセットリストです。
インストゥメンタル・メドレー~青いスタスィオン~再会のラビリンス~落葉のクレッシェンド
~恋のチャプターAtoZ~恋のカレッジ・リング~
哀愁のカルナバル 悲しみのトリスターナ
   MC
プランタンにボンジュール 午後のパドドゥ 渚のタイトロープ
   MC
シャングリラの夏 ロマンスの行方 乾いた地図 雨のリゾート(弾き語り)
   MC
レンガの小径(1コーラスのみ、弾き語り)
   MC
おニャン子メドレー~セーラー服を脱がさないで~およしになってねTEACHER
~バレンタイン・キッス~バナナの涙~冬のオペラグラス
 ~なぜ?の嵐~うしろゆびさされ組~じゃあね~ 
涙の茉莉花LOVE 恋のチャプターAtoZ 恋のカレッジ・リング 落葉のクレッシェンド
   MC
青いスタスィオン 再会のラビリンス 悲しい夜を止めて
   MC
 プリズム
   アンコール
 ジェシーの悲劇
   MC
サイレント リベンジ 雨の木~RAINY TREE~
   MC
JESSY 星のピリオド(歌詞の変わるアンコールヴァージョン)

河合その子という人は、2枚目のアルバム「シエスタ」を発表後、1986年に「Mode de Sonoko」というコンセプトアルバムを発表して以来、ぐっとアーティスト路線に傾き、最終的には
自分で作詞作曲をこなす、シンガーソングライターにまで届いてしまうわけでして、しかも妖精のような容姿ではありながら、
当時アイドルとしてはギリギリの22歳だったわけです。
そんな、「祝祭の終わり」を強く意識させる時に、前期その子の
集大成ともいえる曲を並べたイベントを行ったわけです。

それはそれは楽しいイベントでした。とくに後半は恍惚の中にいるほど感動しました。レコード会社が違うので、普段は決して歌わない「おニャン子メドレー」「うしろゆびさされ組」などを歌ったときの感動といったら・・・・・!
そんなライブの様子を収めたDVDがなんと18年ぶりに発売になりました!

しかも、買ってみて気がついたのですが、構成・演出は 若き日の堤ユキヒコでした!お勧めです!!
その子の夏

Sony Music Direct

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子供番組とモンタージュ

2006年02月12日 00時06分13秒 | 管理人の身辺雑記
私はとある、有名なアメリカの番組を日本でローカライズした番組の
ディレクターです。

この番組が始まる際、「日本の子供たちのために届く番組を」という
ことで、きちんと有識者の意見を聞き、リサーチをした上で、
日本の子供に欠けている問題点を浮かび上がらせたわけです。
そしてその教育目標にしたがって、「5歳児が人生で出会う最初の良質なドラマを」というつもりで作ってきました。

しかし各方面から「それでは人形が売れない」「それでは教材が売れない、
もっと具体的な教育目標にしてくれ」というようなクレームが出て、
この4月から番組は大きく変更することになりました。

そこで、今まさに撮影が行われているわけですが、新しくきた、長年子供番組をやっているディレクターさんが取る方法というのが、まさになんの捻りもない、
映像的な技法を全て放棄したかのような番組なのです。

つまりとにかく1カメでずっと撮って、たまにアリバイのように一回だけその話題になった物のアップをはさむという、単純極まりないものです。

しかしテレビは映っていればいいというものではありません。
たとえ4歳児といえど、モンタージュ理論は有効であるはずだと思います。
そもそもモンタージュ理論は、映像をより分かりやすくする理論のはずです。
相手が人形だからこそ、作者の視点を、映像文法の限りを尽くして、
心理描写をするべきだと思うのです。
こんな根本的なところで、悩むようになるなんて、信じられない感じです。

たしかにセットも番組のトーンもアメリカに合わせて、ネットの住人でも
「ああ、私達が知ってる○○○だ」と言われるようになりましたから、
評判は良くなるでしょう。
さらに、そういう「Kids show」(子供だましっぽい番組)の専門家を連れてきて撮影させているわけで、「Kids show」になるでしょう。
しかし、それでいいのでしょうか?
日本の製作者として、日本の子供たちにと掲げた理想は置き去りにしていいのでしょうか?
少しでも大人の鑑賞にも堪えるものとという志を下ろしていいものでしょうか?

非常にストレスがたまります。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大島渚「新宿泥棒日記」

2006年02月06日 05時41分05秒 | 映画・ドラマ
バブルの前、新宿はどういう街だったのでしょうか?
それを知る非常にいい映画があります。それがこの、大島渚監督作品の
傑作「新宿泥棒日記」です。
これは1969年ごろの新宿を、当時20代前半だった横尾忠則が、
紀伊国屋書店(社長田辺茂一)・花園神社の赤テント(唐十郎)・
新宿西口(俳優佐藤慶)らと出会いながら徘徊していくという映画で、
当時の混沌とした新宿の、アングラな雰囲気がこれでもか!というぐらい
噴出しています。
ただ、凄いことに景色はほとんど変わらないんですね!いまのアルタ前で
状況劇場のみなさまがふんどし姿で舞踏を踊っていたり、紀伊国屋もいまのままですし、そういう町に根ざした映画というのは風景が変わらないだけに、心により刺さりますね。

風俗史(エロの意味ではなく)的にも、都市の様相を知る上でも、もちろん
純粋な知的エンターテインメントとしても楽しめる素晴らしい映画です。
新宿に思い入れのある方は是非ご覧下さい。





新宿泥棒日記

ポニーキャニオン

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「単騎、千里を走る」を見ました

2006年02月06日 05時30分47秒 | 映画・ドラマ
先日 巨匠チャン・イーモウの新作「単騎、千里を走る」を見ました。
この作品は若い頃の監督が西安映画学校にいるときに、佐藤純弥監督の
「君よ憤怒の河を渡れ」をみて高倉健さんにあこがれたことから
実現した企画だそうです。

しかし、一言で言うと、あんまりいい作品ではなかったですね。
これは逆に「有頂天ホテル」とは逆に、「要素がなさすぎ」です。

ストーリーは 
東北地方の孤独な漁師 健さんには東大で中国の舞踊を研究している一人息子がいるが、彼とは感情的な行き違いが生じ、10年来会っていない。
そんな時、彼の妻から電話が入り、長男が末期の肝臓がんだと知らされる。
しかし長男はかたくなに会おうとしない。
そこで健さんは、長男の研究ビデオにあった、「単騎、千里を走る」という仮面劇を彼の代わりに撮影しにいくことにする。
しかし、ビデオの中で演じていた李加民という俳優は、傷害事件で投獄されていた。
果たして健さんは、めでたくビデオを撮って息子と和解することができるのだろうか?
というものです。

まず、
①ストーリーラインに無理があります。
②健さんと仲たがいをしている長男は最後まで声の出演のみで
 実際には出てきません。しかしそれではどうしても健さんの思いに観客が
 乗り切れないのです。
③舞踊「単騎、千里を走る」がイマイチつまらないのです。

健さんは頑張っているとは思います。しかしストーリーの盛り上げが、迷子の李加民の息子を探しに行くところだけに負わせてしまうのは、どうも・・・。
例えば健さんを牧場主とかにして、馬で息子を探しに言ったりしたほうが良かったのに・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする