疾風怒濤の80年代

日本中が熱い風に包まれていた1980年代
そのころの音楽・映画・テレビなどを語る30代のための
広場です!

NHKが歌舞伎町撮影に際し、ヤクザにみかじめ料支払い

2006年02月15日 22時53分59秒 | テレビ番組
明日発売の「週刊新潮」に、「NHKエンタープライズがドラマ撮影に際し、
歌舞伎町での撮影を円滑に進めるために、ヤクザにみかじめ料10万円を支払った」との記事がありました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060215-00000100-mai-soci

ここで、私は言いたいのですが、たしかにヤクザにみかじめ料を払うのは悪い事でしょう。しかし、だったら歌舞伎町なんかで撮影しなきゃいいんですよ。
だって、歌舞伎町で撮影をするなら「○○興業」に話を通さなきゃいけない、
というのはドラマロケの常識中の常識ですよ。
映画監督の若松孝司監督は、若い頃歌舞伎町を取り仕切る安田組の若い衆として、
撮影を取り仕切る部署にいたところから、映画監督になったということも有名ですし、昔から映画撮影とヤクザは切っても切れない関係にあります。

京都の撮影のコーディネーターもヤクザがらみで、恒常的に関係が深かった頃から東映は時代劇からヤクザ映画へのシフトをしたのです。

さらに都内でも歌舞伎町・渋谷円山町・五反田など特定の地域でのロケには
ヤクザへの支払いが必ず必要なわけです。

で、私が憤りを感じるのが、外部フリースタッフである制作担当者が、事前に
それを社員プロデューサーに説明しているわけですよ。そこでプロデューサーは
「歌舞伎町で撮影はしたいけれど、ヤクザに金は払わない」と言ったそうです。

でもその制作担当にしてみりゃ、今後また別の撮影でおせわになる事もあるわけで、義理を欠かしたくないわけですよ。

そこで撮影をしておいて、支払った10万単位のお金をお金を経理で落さない処理にして、制作担当にかぶらせたそうです。

そりゃないでしょ!それは社員プロデューサーの判断ミスですよ。
「歌舞伎町での撮影を回避するよう、監督を説得する」
「確信犯的に歌舞伎町で撮影をして、きちんと金を払う」
「確信犯的に金を払わずに歌舞伎町で撮影をして、妨害を甘んじて受ける」
のうちのどれか、とにかく一番責任のある社員プロデューサーが、きちんと
そのサラリーと発言力に見合う責任を取るべきです。

ここにもまた下請けの悲哀が見えますね・・・・。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 残念 岡崎朋美 | トップ | 葉山レイコについて »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

テレビ番組」カテゴリの最新記事