ringoのつぶやき

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インドは日本の9倍近い土地に多様な13億人が住む国だ(春秋)

2013年05月30日 07時09分01秒 | 社会経済

 インドは日本の9倍近い土地に多様な13億人が住む国だ。どこでもみられる風習ではなかろうが、コルカタ(カルカッタ)がある東部のベンガル地方では、生後6カ月の赤ちゃんに土くれとペン、紙幣をのせたお皿を見せ、一つをつかませようという儀式をするそうだ。
▼地主か学者か実業家か。子どもの将来を占うのである。女性作家ジュンパ・ラヒリが米国で暮らすベンガル人一家を描いた「その名にちなんで」にそんな一場面がある。「アメリカで生きるなら金持ちにならなくちゃ」という親戚から「金を握らせようじゃないか」と声が飛んだりして、なかなかにぎやかな雰囲気である。
▼インドのシン首相(80)の来日にからむニュースに、その光景を思いおこした。地下鉄、新幹線そして原発。商談に類する話題が次々報じられる。トップセールスといえば、企業のトップだけでなく一国の首脳による売り込みも指すのは当たり前。国を束ねる政治家に実業家の資質が欠かせないのも、もう当たり前である。
▼シン首相は現在はパキスタン領になっている北部の出身だから、儀式とは無縁だったかもしれない。が、もし皿を見たならペンをつかんだことだろう。英国に留学し、知られた経済学者になったのだから。もっとも小説を読むと、どれにも手を出さずに泣き出す子、三つともつかもうとする子、赤ちゃんもさまざまらしい。
2013.5.30

 

                    

ただね、50とも100ともある階級制度と40度以上にもなる蒸し暑さが大きな障害ですわね。



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