2012年 03月 6日 17:29
[ロンドン 6日 ロイター]
ロイターが市場関係者から入手した2月18日付の国際金融協会(IIF)の文書によると、
IIFは、ギリシャが無秩序なデフォルト(債務不履行)に陥れば、危機の連鎖を食い止めるためスペインとイタリアへの外部支援の必要性が高まり、
ユーロ圏への影響が1兆ユーロを超える恐れがあると警告した。
「IIFスタッフ・ノート:部外秘」と記された文書は
「ギリシャ国債の無秩序なデフォルトがあれば、非常に重大かつ有害な影響が生じる。そうしたすべての偶発債務を正確に集計するのは困難だが、
1兆ユーロを超えないとも考え難い」と指摘した。
IIFは民間の債券保有者が8日の期限までに国債交換でギリシャ政府と合意するよう望んでいる。