先週録画していた、本田圭佑選手の”プロフェッショナル仕事の流儀”を見ていた。
特に彼のファンと言うわけではないけど、
今のチームに移籍するしないと報道されていたあたりから何か気になっていたから。
彼の言動に。
いろいろあって、ものすごく苦しんでいたり、孤独だったり。
まあそう言うことはきっと、たいていのスポーツ選手にもあって、
本田選手が特別なわけではないのかもしれないけど。
ただふと思ったのは、力があるはずなのにうまくいかず、
自信が揺るぎかけているスポーツ選手に、
ソチでの、あの真央ちゃんのフリーの巻き返しは、
間違いなく勇気と希望を届けただろうと思った。
ショートの演技でまさかの失敗をしてしまっても、ブレずに、
自分の目標だったすべての3回転ジャンプを跳ぶと決めて挑んだ、真央ちゃんの演技。
そのくらいの、ものすごいことだったんだろうなあと改めて思い起こしたというか。
本田選手は何も言っていないけど、
あの真央ちゃんのフリーの演技を知らないはずはないだろうし、
知れば、間違いなく感動して、勇気を獲たはず。
すべてのスポーツ選手がそうだったんじゃないかなと言っても過言ではないと思う。
今更、そう思った。
だとすれば、その真央ちゃんが、今後選手としてどうしたいか、
決めることはそう簡単じゃないんだろうな。
少し前は、(アマチュアを)引退します!って笑顔で言っていたのに、
それがそうはいかなくなっても仕方ないのかな。
真央ちゃんが真央ちゃん自身のものでなくなってしまった?
だって、世界の真央だもんね。
スポーツ選手って、スポーツで結果を出しさえすればいいわけじゃなく、
出せば出すほど、得体のしれない何かが選手たちを苦しめるというか、
矛盾とも違うけど、かわいそうな気の毒な感じがする。
周囲が真央ちゃんとヨナ選手をライバル視するように煽って、
ぎくしゃくするようになってしまったみたいだし、
前にテレビでやっていたけど、バレーの「メグカナ」も同じような現象が起きていて、
本人同士の間にやっぱり変な空気ができてしまったみたい。
プロ野球の藤浪選手と大谷選手も、「ライバルですよね」みたいに言われていて、
同じようなことにならなければいいなと心配になる。
とはいっても、その得体のしれない何かは、悪さだけをするわけではないんだろうね、きっと。
なんにでもオモテとウラがあるわけだから。
潰されてしまわずに、オモテとウラのバランスをうまくとっていける選手が、
ほんとうにすごい選手なのかもね。
笑顔で同じようなインタビューに何度も応えている真央ちゃんを見ていると、そう思う。
今夜、10時から続編。
プロフェッショナル 仕事の流儀 本田圭佑SP2014(2)独占インタビュー