彩彩日記 作詞家/シンガーソングライター 大塚利恵のブログ

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イキウメ「ミッション」を観て。

2012-05-25 11:56:30 | Weblog
劇団イキウメ 2012年春公演 ミッション
毎回欠かさず観に行っているイキウメ。楽しみにしていた春公演、観に行って来ました。
いやあ…毎度のことながら、すさまじくすごかった。
演劇でも映画でも音楽でも、いいものはたとえばセリフや歌詞の一部を切り取って観たり聴いたとしても「むむっ!」と何か感じると思うのですが、イキウメもまさにそうです。
ウディ・アレンのリズミカルなセリフのように。Stingの瞑想のような音のように。どこを切り取っても‘何か’がある。
イキウメのことを全く知らなくて、舞台の途中を3秒見せられたとしても、「これは!」と食いつくと思います。
そういう高い波動に満ちたものだけを観たいし、作りたいと思う。今回の舞台のテーマじゃないけど、それが自分自身を作ってゆくし、自分を取り巻く世界にほんの少しでも影響を与えると私は思うから。

ああ、それにしてもこのテーマ!!!
私にとって一番旬なテーマが毎回来るのは、なぜなんだろう?

世界と自分は関係ないのか?意味のないように見えることも全て、世界に影響を与え、バランスを取っているのか?

偏っていない人は居ないし、偏っていなかったら、そもそも世界も人も無いのだろう。

自分が絶対に正しいと信じることも生きていくうえではきっと必要だし、本当なんだ。でも、絶対にそうではない、という反対側の真理も必ず働いていて、極端になればなるほど反対側もはっきり主張してくる。

普段の生活の中も常に起こっていることだけど、こうして舞台で観てみると、自分を同時に肯定と否定された感じ。それがなんだかすかっとする。
重いのに、元気になった。

イキウメは答えを示すんじゃなくて、視野を広げてくれる。それでいて、ふわっとはしない。現実的で、ユーモラスで。
同じ時代を生きていることをとても嬉しく思う、そんな劇団です。
あのお話なら…演じている俳優さんたちは、何回、何十回演じても毎回新鮮な発見があるだろうな。もちろん観ている人も。

またひとつ、私の中でちくちくしていたものの正体を示してもらった感じです。もう、たまらないわ。


~おいしいオマケ~
初夏。
なんて気持ちのいい季節なんでしょう!
大好き!
無償にトウモロコシにかぶりつきたくなって、買って来ました。甘くて美味しかった!


ラジオの時に、日立駅の海岸口の2階にある気になっていたカフェに寄ってみました。
海が目の前。とっても心地よかった。日立駅は昨年綺麗になって、本当に景色が良いですよ。
駅全体がガラス張りで、何時間でも海を眺めていられそう。


で、帰りのスーパーひたち(あるいはフレッシュひたち)では、ぷしゅー。
しゃべりまくった後の喉に。これからの季節は特に、大きな楽しみです。