ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

BBC

2008年01月05日 00時13分52秒 | 古い日記
天下統一!三武将スペシャル 信長・秀吉・家康~真のリーダーは誰か!?~
信長VS秀吉VS家康…真のリーダーは誰か
1月4日(金) 日本テレビ 21:00~23:24
▽爆笑問題が切る!謎のすべては本能寺…発掘調査で歴史的新発見▽信長はなぜ殺された?秀吉は暗殺計画知っていた?
家康の恐るべき心理戦…伝説が覆る▽英国BBCが関ケ原(秘)真実を解明…独占公開

詳細はここ→ここをクリック

を観る。さて。例の部分について。

▽英国BBCが関ケ原(秘)真実を解明…独占公開

これは日テレの誇大広告じゃね?

「天下のBBC様」で制作された「世界を変えた偉人6選」(だったかな?)
で、シーザーやクロムウェル(偏ってるぞ)
と並んでアジアから唯一選ばれたのが徳川家康

……という扱いで、正味数分程度の内容だった。

一番、印象に残っているのは
BBC放送のプロデューサー、マシュー・バラスとかいうオサーンの胸毛の凄さで、外国制作番組にありがちな「ヘンな日本人」は出てこなかった。

あれ? 「関ケ原(秘)真実を解明」って何だっけ?
本当に思い出せないよ。

観察者

2008年01月03日 15時47分51秒 | フィクション
*フィクションです。

「いらっしゃいませ」
自動ドアの無い小さなコンビニ。そこに入るといつもの声がした。
店員は一人。クリスマスも年末年始も関係無く、この時間帯はいつもこの人だ。

彼のプロフィールなど俺は知らないが、
後ろに束ねて縛った髪形からして、カタギとは思えない。

恐らく身の回りの世話をしてくれる人もいないのだろう。
制服の下に見える靴やズボンは決して不衛生ではないが、
何となく無頓着で投げやりな感じがした。

かと言って「外見的に何の自己主張もないタイプ」
でも無いらしく、髪の先の方に微妙にブリーチが残っていた。

この人も、若い頃には何か「夢」があった筈だ。
ミュージシャン? 俳優? 芸術家? それとも、起業家?
いや、きっとお笑い芸人かな? 「笑い飯」のヒゲの方に似ている。
しかし、運は彼に見方しなかった。挙句、四十代にもなってフリーター。
今はここでバイトしながら、静かに余生を送っている。
昔なら「世話焼きババァ」などと言われる年配者がいて、
こんな人には救いの手を差し伸べたものだ。今はちょっと事情が違う。
おそらく、彼は恋人も嫁さんも無いままに……ここで一生を終えるのだろう。

余計なお世話には違い無いが、俺は彼を見る度にそんな想像をしてしまう。

「はい。158円です」
ピッピ、とレジを打つ音がする。
「ありがとうございました」
もちろん、相手はこっちがそんな事を考えていると知る由も無い。
いつものように「ホルスタイン牛乳」を一本だけ買った俺は、
彼の真面目な態度に、ほんのちょっと罪悪感を覚えた。

(オヤ?)
アパートに帰り、牛乳の一ℓパックを冷蔵庫にしまう時に気付く。
レジ袋に何か「手紙」みたいな物が入っている。
(何だろう?)
思い返せばレジには何人か並んでいた。
が、「笑い飯」は俺にだけコッソリ入れていた気がするな。
「……」
考えてみればコンビニレジには性別ボタンや年齢ボタンがある。
さらに出入り口には身長を知るためのマークが付いており、
防犯カメラから身体的特徴や人相まで記録されてしまう。
これらの個人情報が、彼らの経営戦略に利用されるのは想像に難くない。
いかなる判断基準があるのか? 知らないが。
顧客を観察し、その生活や背景を推察するのも彼の業務なのだろう。

「出会いのチャンス!」

そう書かれた結婚相談所の申込書は、俺の心にあった小さな罪悪感と共にゴミ箱へ消えた。

<終わり>

ゲリラのめざめ

2008年01月02日 21時08分21秒 | 古い日記
「えー。我々は日本の食糧自給率の低さを憂い……」
「いや、そんな建前はいいから」
「では、今年の活動内容を説明します。テーマは『芋』です」
「ふむ。正に『地下活動』ですな」
「その通り。ズバリ『都市型ゲリラ』の戦術をとる形になります」
「で、植える場所を具体的に言うと?」
「公園や学校の花壇です」
「なるほど。それなら世話をしてくれる人がいるからな」
「では、各々、種芋と地図を受け取って解散して下さい」

……こうして「新年種蒔きゲリラの会」は無事終了した。

今年の新戦力はこれだ!

ここをクリック→アピオス

欲しい方がいれば種芋をお分けします。

バカ猫

2008年01月02日 01時11分38秒 | 猫の名は?
「虎とライオン、どっちが強いか?」
鬣(たてがみ)がある分「ライオン有利」という見解が強い。
(……そうかも知れない)
新年早々、そんな下らない事を考える羽目になった。

原因は長毛系(ペルシャ猫?)の猫とピースの喧嘩である。

まるで絨毯のような毛に覆われた体には、
ピースの攻撃も、あまり効いていない。

特に首の周りの鬣が、かなり有効にダメージを防いでいる。

実際、どうだか知らんが爪が皮膚まで届いていない感じ。

しかし……
3時間(2時間59分は追いかけっこ&睨み合い)
も戦っている事に比べれば、そんな事はどうでもいいな。