レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

激動の1750日

2012年06月08日 23時40分14秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「激動の1750日」
1990年 日本 116分
■監督:
  中島貞夫
■出演:
 中井貴一
 夏八木勲
 中条きよし
 加藤昌也
 岡田茉莉子
 有森也実
 萩原健一
 陣内孝則
 渡瀬恒彦
 丹波哲郎
 中尾彬
 清水健太郎
 三上真一郎
 石立鉄男
 火野正平
 野口貴史

●あらすじ
跡目争いから組織分裂へと展開される日本ヤクザ史上に残る大抗争の実態を生々しいタッチで描く。
中井貴一が本格的やくざ映画に鮮烈のデビューを飾った注目作!! 原作は志茂田景樹と斯波道男。
日本最大の暴力組織・神岡組の三代目組長および四代目候補が相次いで急死し、
四代目の座をめぐり古参幹部の川井勝司と時津率いる若手とが対立。
やがて四代目には時津が決まり、川勝派は離反して新組織“八矢会”を結成した。
ここに、日本全土を揺るがす激しい抗争の火ブタが切って落とされた。
そして、その終結まで約五年間、1750日にもわたる血の動乱が続いた。
(東映チャンネルより)

★感想など
有名な山一抗争。
流石に題材が題材だけに、映画になっていないのかなあと思って検索してみたら
ちゃんと映画化されていて、勢い込んで見たのが本作。
観る前は主演が中井貴一と言う事で不安があったが、観てみたら全然違和感がない良い演技でしたよ。
別にモデルに人を知っているわけではないが、中井貴一も夏八木勲もなんかイメージ通りって感じだった。
これは強い。映像にすんなり入れる要素だったね。
映像自体は90年代を感じる映像で、どちらかと言うと「あぶない刑事」とかを思い出させる雰囲気。
でも内容は結構立派なやくざ映画で、結構満足した出来映えでした。
ただ元となった話が長いせいか、ちょっと舌足らずな感じがするのはしょうがない感じ。
このノリでちゃんと作ったら、上映時間は3時間を超える事は間違いないだろうし。
まあそういったバージョンもちょっと観てみたいと思わせるような出来なのは否定出来ない。
期待よりは出来が良かった拾い物の一品と言えよう。
ただ渡瀬恒彦はちょっとキレ過ぎじゃねえとは思ったが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ペイルライダー

2012年06月08日 00時03分46秒 | 西部劇

「ペイルライダー」
原題:PALE RIDER
1985年 米 105分
■監督:
 クリント・イーストウッド
■出演:
 クリント・イーストウッド
 マイケル・モリアーティ
 キャリー・スノッドグレス
 シドニー・ペニー
 リチャード・キール

●あらすじ
鉱山主に牛耳られているカリフォルニアのある町。
そこに、鉱山主に抵抗する一家があった。
顔役の圧力が増大する中、この町に一人の男が現れる。
プリーチャーと呼ばれたその男は、一家を助けて、顔役の支配から町を解放しようとするが……。
クリント・イーストウッドが三役をこなして、往年の西部劇を復活させた作品。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「荒野のストレンジャー」のリメイク的作品かと思っていたら全然そんなことはなく
単に主人公のオチが同じってだけだった。
ストーリーと言うか、映画としては本作の方がまとまっている感じがするが
映画全体の迫力としては「荒野のストレンジャー」の方が上だったなあ。
と言うか「荒野のストレンジャー」は異様と言う雰囲気がピッタリの不思議な作品。
全編に怨念が漂っているかのような、一種異様な雰囲気が凄かったからね。
一方こちらはあっさり風味と言うか、別にオチを同じにいいじゃんと言える程、
普通の西部劇として成り立っていると思われるが。
ヒロインとなる母娘の両方に惚れられるのは、イーストウッドの好みなのかな?
全体的にロリコン的な空気が感じとれるが、娘役の子は結構可愛いから
割とわからんでもないって感じ。
でも14歳にそれはイカンだろうって気持ちが強いけどね。
まあこれでイーストウッドの西部劇は大体観たかな?
マカロニ以上に面白いのは無かったけど、イーストウッドがいつもあのブーツを履いていたのが嬉しかったな。
あれってハリウッド製ではほとんど見ないからね。
見ても悪役が履いているくらい。
あれはやっぱりイーストウッドのこだわりが見えて、嬉しい部分なんだよねえ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする