コーちゃんのブログ

オートバイで遊ぶNice Middle(?)の気ままな日記
    

タイヤの選択

2011年05月28日 | バイク&ツーリング

★ 前回の交換から15800km乗りました。

  履いていたのはミシュランPilotRoad2

    その前に履いていたのはPilotRoad

      その時は11000km乗りました。

そして、今回履き替えたのはブリヂストンのBT-023

  PilotRoad2は、自分の乗り方では充分満足できる

    タイヤ性能でしたし、持ちも充分。

      他のタイヤを検討する必要もなかったのですが・・・・・

それは、BMW Motorrad のイベント会場でのこと

  ブリヂストンタイヤ販売の営業マンと話しをした事から

    BT-023が気になって選択肢からは捨てがたい存在となり、

      巷では、PilotRoad3への期待感も高まりつつある中

        BT-023を履く事にしたのでした。

PRの場合は、ショルダー部の磨耗が少ないのでセンター部が先きに磨耗して
溝はまだまだ残っているものの、初期のプロファイルが8000kmくらいで崩れ
てしまった。こうなるとハンドリングは重くなるし、極低速では直進性を失う。
渋滞時のすり抜けとタンデム走行では不安感が増大する。

PR2では、軟らかいコンパウンドのショルダー部が適度に磨耗するため、プロ
ファイルが崩れるまでの距離が稼げる。わりと均一に減って行くので、スリップ
サインが出るところまで使える(前輪)。13000kmくらいまではハンドルの重さ
や直進性の低下はそれ程感じなかったが、コーナリング特性は微妙に変化して
くる。タイトなワインディングでなければ分からないが、ライダーの意思より僅かに
遅れて車体が倒れる。

PR2はショルダー部のコンパウンドが軟らかいので、当然の事ながらコーナー
でのグリップの良さと安心感はPRに比べれば格段に良い。それで16000km
も乗れたのだからツーリングタイヤとしては上出来です。 
     

 

 

PR3は、さらにウエット性能を高めたモデルで X SIPE TECHNOROGYとか
言って細くて深い溝によって排水性を高めている。溝の数が多いので、どこか
異様さを感じるパターンだが、これならウエット性能は間違いなく良いと想像さ
せる。雨にも強いタイヤは魅力的だ。

      

     

 

 

なのにブリヂストンのBT-023を選択してしまった。

では、BT-023とはどのようなタイヤなのか紹介しておこう。ミシュランの
PR系と同じツーリングタイヤなのだが、メーカーのうたい文句はこうだ。

FULL SPEC SPORT TOURING

ツーリング&スポーツ、相反する2つの性能を磨き上げ、今生まれ変わる。
ツーリングタイヤに求められる摩耗ライフやウエット性能を飛躍的なレベル
アップを実現。同時に優れた運動性能を備えた、進化したスポーツタイヤ。
ツアラーやネイキッドなど様々な車種、また中型から大型の排気量まで対応
する幅広いサイズラインナップ。重量車用にはオプションスペック(GTスペック)
を設定。

ショルダー部はグリップ性能を高める為軟らかいコンパウンドを、センターは
固めのコンパウンドで耐摩耗性を高める、この技術ミシュランは2CT(ツー
コンパウンド・テクノロジー)と称している。ブリヂストンのBT-023もリヤは
この構造を採用していて、ブリヂストンでは3LC(スリーレイヤーコンパウンド)
と称している。

             
                BT-023 (リヤタイヤ)


 

排水性を高める溝形状と説明書きにあるが、PR3のエックスサイプ
と比べると、この溝でそんな効果があるのかと疑問に思う程度の溝だが・・・


 

 

BT-023の最も大きな特長は、シリカリッチというやつだ。つまりガラス
の主成分と同じSiO2をいっぱい配合しているって事。フロントには更にシリ
カの配合量を高めたコンパウンドで、シリカリッチEXと称している。

リヤは     シリカリッチ
フロントは    シリカリッチEX

『 余 談 』
このシリカと言う物質我々にとって大変身近な存在です。土や砂に大量に
含まれているし、食べ物特に野菜や穀類は多く含まれているので、人体に
も含まれているのです。毎日我々が排出する固形物にも含まれていて下水
処理場に流れ込みます。下水処理場では汚泥として処理されますが、汚泥
処理装置の摩耗の原因ともなっているのがこのシリカです。シリカは研磨材
としても使われるくらいですから比較的硬い物質です。面白い事に地域によ
って汚泥処理装置の摩耗度合いが違うそうです。それは何故かと言うと食べ
物の違いから来るもので、因みに関東と関西では関東の方が摩耗が多い

そうです。

■シリカリッチコンパウンドの特長
・高いウエット性能
・高耐摩耗性
・安定した高いグリップ性能
・低路面抵抗
・低温時のグリップ性能維持 
シリカリッチコンパウンドの凄いところは、相反する耐摩耗性とグリップ
性能が実現できる事、濡れた路面でのグリップ性能。ミシュランのPR系
でもシリカは配合されているようですし、タイヤの複合材としては欠かせ
ない素材なんです。しかしバケ学的には、高配合の難しさがあるようで
ブリヂストンでは独自開発のRCポリマーにより、安定的に高配合を可能
にし、シリカとこのRCポリマーの優れた性能を発揮する。 
        
RCポリマーがシリカとしっかり結合していることを示すイラスト


長々とブリヂストンBT-023の宣伝をしてしまった感がありますね。
次回交換時はブリジストンから無償提供してもらえるかも

今回のBT-023選択を自分なりに納得するため調べた結果なんですが
満足いくタイヤか否かはまだ分かりません。高速道路、林道、箱根朝練と
すでに600km走りましたが、PR2に劣るところは感じていません。

ショルダー部は、PR2と同様にセンター部よりも軟らかいコンパウンドが
使われているが、指で押すとその軟らかさの違いが分かる。BT-023
方が硬いのです。PR2ではコーナーで倒し込んだ時にコンパウンドが粘
ってグリップを効かせている感じが伝わってくるので安心感があるのです
が、BT-023ではその感覚が伝わってこない。しかしシリカリッチのグリッ
プ力が効いているのだろう(と思い込んでおく事にしよう)。

明らかに良い点がある、それは乗り心地。荒れたアスファルト路面の振動
はほとんど伝わってこない。ギャップ通過時のショックもまろやかに伝わっ
てくる。長距離を走る場合は体への負担はかなり軽減されるはず。
HTSPC(高伸張超貫通コード)+MS-BELT(モノスパイラル・ベルト)
この技術による衝撃吸収性・安定性はなかなかのもの。

 

肝心のウエット性能ですが、これは評価できる機会がまだない。
後日体感結果をUPしたいと思います。

 

コメント (10)
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