今週の古楽の楽しみは、最近解説陣に加わった鈴木優人の5日間。
このヒトは見た目もお父さんにそっくりで、なにより頭脳明晰で頭のイイ
人の典型みたいなのもそっくり。うらやましい。
バッハの3大組曲、イギリス組曲、パルティータ、フランス組曲の中で
この組曲には唯一プレリュードがなく規模も小さい。
私は、このフランス組曲が大好きで、特にト長調の5番は毎日でも聴きたい。
放送ではコープマンの演奏。
このヒトは絶対譜面通りに弾くだけでは満足出来ない、特にリピート時には
装飾しまくりで、いつもはちょっとやり過ぎかなと思う程度だったのが、
フランス組曲の速い楽章では、譜面通りの方が良いようだと気が付いた。
サラバンドやルールなんかはともかく、速い楽章はバッハが細かい音符で
譜面を埋めているので、さらに装飾すると違和感が強すぎる。
バッハを上回るセンスで装飾するのは無理だもんね。
オレも気を付けよう。