子供の頃、はじめて買ってもらったLPが、スイス・イタリア語放送管弦楽団
演奏のヴィヴァルディの四季だった。
最近は放送局と縁が切れたのか(?)スイス・イタリア-ナ管弦楽団というらしい。
ウン10年前のモダンなヴィヴァルディ以来耳にしていないので、このオーケストラを
聴くのはもの凄い久しぶり。
さすが放送局のオケだけあって、訓練された機能性は充分で、完全にインターナショナルな
オーケストラ。
どことは言わないが、最近来日したウィーンの悲しいオケみたいなことは全くない。
特にホルンとオーボエが抜群に上手なので、安心して聴ける。
全体が一緒に出る時は、低音が先に出ている様に聴こえるのも、ホールでは丁度良く
聴こえると思う。
マイスキーとのコンチェルトでは、付き合ったのか(?)、伴奏部分でないところでも
過剰なルバートが気になったけど、ラストのブラームス2番では、随所に出てくる泣きの
メロディーもサラッと演奏していて、完全に私好み。
このオケって録音出回っているのだろうか。
もっと聴いてみたい。