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御宿ひぐらし日記

田舎暮らしをはじめて、、日々の閑話、、

Jean Rondeauのゴールトベルク

2024-12-31 15:51:39 | 音楽

   

情報頂いて、ジャン・ロンドーのゴルトベルク変奏曲を購入。

   

これは衝撃的な名演。

  

表面的には、リピートを忠実に行っていて、かつ非常にスローな部分も

多いので、演奏時間が100分オーバー。

  

持っているCDの中では、ピアノのコロリオフ盤より、はるかに長い。

   

これだけ長時間、ゴルトベルクの世界に浸っていられるのは、この上ない

幸せ。

   

繰り返し時には、必ず装飾するのがエライ(テーマでも!!)。

   

テンポは揺れまくる。

   

でも、必然性がアリアリなので、全く不自然に感じないのが凄い。

  

夢のような100分超を体験して、最後に辿り着くQuodlibetとAria(主題

da capo(添付音源)は、涙無くして聴けない。

  

いやぁ、年末最後にこんなイイものが聴けて本当に幸せいっぱい。

  

終わり良ければ、全て良し。


パーセルとマイルス

2024-12-29 09:50:29 | 音楽

      

物置部屋で捜し物をしていると、引っ越し以来開封していない荷物を

発見。

   

中身はCDで、パーセルとマイルスが混じっていた。

  

ウ~ン、こんなところに。

  

メアリー女王葬送の音楽とKind of Blueは、すぐにでも聴きたい。

  

8枚もitunesに読み込ませるのが面倒だけど。

   

itunesの入っているPCは、もう10年以上前のDellで、いつまで保つか

大変不安。

   

巷間、出回っているipod(iphone)→ itunesにデータ移動するソフトって

信頼できる?


速さ合戦

2024-12-27 12:50:28 | 音楽

 録音しておいた『古楽の楽しみ』は、珍しくバッハカンタータのライブ。

  

バッハは、合唱に過酷な器楽的音型を要求する事が少なくないの

高速演奏するには限界がある。

  

でも、今回のルネ・ヤーコプスも速かったねえ。

  

本当にそのスピードで演奏したいと思ってる?

   

随分前、ガーディナーがロ短調ミサを、超高速で突っ走ったのを聴いて

激しい違和感を持ったのを思い出した。

  

今にも止まりそうなブルックナーを指揮していた、晩年のチェリビダッケ

をイイとは思わないけど、巨匠指揮者はトシヨリになるに連れて遅くなる

ヒトが多い。

  

オレもトシってことか(涙)。


今年の音楽

2024-12-26 12:41:34 | 音楽

    

もう26日なのね。

   

はやいかもしれないけど、今年の音楽。

   

ここ何年か、中心は市立ビックバンド。

  

自由に吹きたいと思いつつ、イロイロ知らなかった知識も増えて、やっぱ

ジャズは楽しい。

  

今年は、イイマッピをいくつか入手できたのも幸運だった。

   

ラージコンボは、若干練習回数が減ったかも。

  

ただ、相変わらずアレンジした曲が音になるのが嬉しい。

   

コロナ時開店休業状態だった教室も、再開後は好調。

  

熱心な生徒さんに恵まれて幸せです。

  

個人的な演奏活動は減った。

  

オーケストラ演奏の前座で吹いた一回だけかも。

   

 

関係者の皆様に感謝。

  

来年もよろしくお願いします。


Ann Cnopのバッハ

2024-12-25 18:19:18 | 音楽

 

先日の忘年会時に同席した友人の息子さん(大手販売会社勤務)から

新譜情報を頂いて、アン・クノップ(Vn)のバッハ無伴奏のCDを

ゲット。

 

これはかなり個性的。

 

プティットバンドのトップなので、どうしてもお姉さん格(お母さん?)

のLucy van Daelと比較してしまう。

  

とにかく、テンポがゆっくり。

 

どの曲もルーシーの1.5倍くらいの遅さ。

  

高速を好むジギスに指導されてたのにね。

  

特にシャコンヌは、モダンのヒトが好むテンポでとても斬新。

 

一曲づつコメントしていくと長くなるので、特に気になったのが、ソナタ

1アダージョの超レガート。

  

思い切ったね、とても素敵。

  

パルティータ3終盤のフランス風舞曲が続く場面は、お洒落。

   

同一曲中で、イネガル(不均等リズム)を一部だけ使うって、こんなに

効果的なんだって滅茶苦茶勉強になった。

  

真似しよう。

   

何回も聴き込みます、T君ありがとう。


赤いリガチャー

2024-12-19 16:29:54 | 音楽

       

20年くらい前、テーナーサックス用のベルグラーセンメタルマッピを

購入した。

  

ところが、附属のリガチャーがダメダメで、銀座のヤマハでBG社の

ソプラノ用リガチャー(左、当時はブラック)を買った。

   

後に同型製品でレッドがあるのを知って、赤好きの私は即購入。

   

しかし、在庫がなくて、到着するまで1年掛かった。

  

ウ~ン、ゼナ。

  

ラバー用も買おうとポチると、これも半年くらい待って先日やっと到着。

   

赤は需要がない?


イングランドに響く音楽Ⅱ

2024-12-18 10:32:59 | 音楽

    

二日も続けて申し訳ない。

   

バードなんて、本当に久し振りに聴いたもんで嬉しくて。

   

ヘンリー8世の滅茶苦茶な生き方に翻弄されて、本来カトリックであった

バードは、表面上はイギリス国教会の英語歌詞の音楽(Great Service)を

書きながら、当局に目を付けられてもラテン語のミサも書き続けた。

   

凄い。

  

Great Serviceもイイけど、やはりミサやAve verum corpusが最高。

  

午後には、全部聴き直してみよう。


Old Hall Manuscript

2024-12-17 10:27:51 | 音楽

   

忙しかったのが一段落して、やっと音楽が聴ける。

   

先週の古楽の楽しみは『イングランドに響く音楽』、いいねえ。

   

イギリスは、百年戦争→バラ戦争のおかげで、大陸に比べて音楽の発展が

遅れてしまった。そこがイイんだけどね。

  

おそらく中世末に纏められたと思われる『オールドホール写本』は

本当に泣ける。

   

英リコーダー界の碩学ローランド・ジョーンズが、この頃のヨーロッパ

音楽について、ドイツはやや四角ばっていて外交的、イタリアは曲線的

あるいは感情的、イギリスは上品だけど陰気と言っていたのを思い出した

(間違っていたらゴメンナサイ)。

  

バラ戦争が終わって、チューダー朝の頃に、タヴァナーが登場する頃が

イギリス音楽の頂点の一つだったと思うよね。

    

当時は深く考えなかったけど、世界史をやらされて本当によかったよ。


ブリルハート

2024-12-13 14:31:05 | 音楽

    

伝説のマッピ、『ブリルハート』の一部モデルが復刻。

   

ブリルハートと言えばサンボーン。

  

私も淡い期待を持って吹いたことがあるけど、当然あんな音は出ない。

  

?なのが価格。

  

スタンダード版は、1万5千円強。

  

ウ~ン、安すぎないか。

   

まあ、アルトメインだろうし、100%手は出さないけど、気にはなる。


練習×2

2024-12-09 10:27:42 | 音楽

    

日曜の昼は、ラージコンボ。

   

ラッパのKさんはフリューゲルを新調して、満面の笑顔。

   

キレイな楽器。

  

   

デザイナーMさんのロゴ候補。

  

どれも、イイ。

  

 

夜は、市立ビッグバンド。

  

先週購入した『YUKIHANA』マウスピースは絶好調。

   

これぞジャズの音ってカンジ。

  

当分、これをメインにします。

   

買って本当に良かった。

  

ただ、ピンチも。

   

はじめて吹く、ゲストヴォーカル、キャロル山崎さんの曲にショートソ

が3ヶ所出てきて、Ⅱ→Ⅴ→Ⅰ満載のモダンなコードで嬉しいけど、超ハイ 

スピードで、苅込さんに若干リズムアウト気味とご指摘頂いた。

   

御意。

  

頑張ります。


YUKIHANA

2024-12-06 14:58:52 | 音楽

 

    

最近、雑誌やYouTubeで話題のマッピ。

   

沖縄のメーカーなのにYUKIHANA(雪花)というネーミングで中国製。

  

怪しさ(失礼)満載だったけど、好評価で極めて安価なのでポチッ。

   

これは当たりです。

   

吹き易いのは評判通り。

   

それより、素晴らしいのが音色。

   

好みはあるだろうけど、どのリードで吹いても気持のイイ雑味が混ざる。

  

フツーに吹いてもサブトーンみたい。

   

チョッピリ付いているバッフルがなければ、もっとシブイ音色がと思うと

実に惜しい。

  

ただ、メインのV16と比べると若干ピッチが悪い。

  

でも、どちらをメインに使うか微妙なところで、嬉しい悲鳴が。

   

中華マッピ恐るべし。


笛と弦の邂逅

2024-12-03 09:46:16 | 音楽

   

国枝俊太郎さんに誘って頂いて、『笛と弦の邂逅』というお洒落な

タイトルのコンサートへ。

  

俊太郎君のコンサートへ行けたのは何年振りだろう。

  

ていうか、久々に古楽の演奏会に行けて妻共々感動。

   

  

俊太郎君のフエの素晴らしさは勿論、リュートにぞっこんの私は、お初の

秋山幸生さんのテオルボにドはまり。

   

大好きなRobert de Viséeの組曲が究極の素晴らしさ。

  

涙がちょちょぎれたのを、隣の妻にばれなくて良かった。

  

ヴァイオリンが代表格だと思うけど、撥弦楽器全ては、生で聴かないと

魅力が伝わらない

   

テオルボの様な大型リュートは特にそうで、録音では伝わらない香気が

たまらない。

  

イイモノ聴けました。

  

   

夜は年イチ位で行く、銀座のイタリアンへ。

  

シェフが変わったらしいけど、相変わらず美味い。

  

店員さんは外国人で、外の道路を歩いているのもほとんど外人。

  

気分だけでもヨーロッパ。

   

 

東京へは滅多に来ないので、妻はウィークリーマンションを借りて銀座で

豪遊したいと言い出す始末。

  

一回くらいはイイかも。


テクニカルエチュード

2024-11-27 13:18:49 | 音楽

    

通常、レッスンで使っている教則本は、前半がデュエットで後半はソロ

技術的な練習曲になっている。

  

前半を終了した生徒さんには、好きな曲(主にバロック)をレッスンして

いくのがいつものパターン。

  

先日、前半をクリアした生徒さんは、後半もやりたいということなので

そうすることに。

  

後半の中には、ブリュッヘンが出版してくれたおかげでメジャーになった

シックハルトの曲も混じっている。

  

この楽譜の前書きでは、シックハルトのことを『one of the many minor

composers of the late Baroque(バロック後期に輩出した群小作曲家の

一人)』として、さらに『today,in our varied musical world  there is room

for such a composer(今日の多様な音界の世界では、彼の様な作曲家も

1つの席を与えられる)』と若干身も蓋もない記述が。

   

でも、普段触れることのない、これだけ調号の多い調を演奏出来るのは

妙に自虐的(?)な快感もあって、捨てたモノではない。

   

頑張ってください。