今年はショパン生誕200年というだけでなく、
マーラーの生誕150年という節目でもあるそうです。
というわけで、名フィル第372回定期演奏会の演目に選ばれた、
マーラーの5番。
約70分の楽曲の中に人の一生が描かれている、
というより、
人が感じ得るすべての情感が表現されていると言うべきか、
5つの楽章の中には、退廃、歓喜、官能、失望、華麗、通俗までをも含んだ
壮大なスケールの曲で、以前の交響曲とはちょっと異なるテイストを持つ。
Mahler: Symphony No. 5: Part III: Mov. 4 - Part 1 of 2
あまりにも有名な第4楽章のアダージェット。
ビオラの存在感が際立ちます。
Mahler: Symphony No. 5: Part III: Mov. 4 - Part 2 of 2
弦が浅く広く絡み合う深い空間。
以前はあまり好んで聞くことのなかったマーラーも、
たまにはいい、と思うようになった今日この頃です。
年のせいかな、これも
名フィル第372回定期演奏会「名古屋」
愛知県芸術劇場コンサートホール
指揮:ティエリー・フィッシャー
<マーラー生誕150年記念プログラム>
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
マーラー:交響曲5番
価格:1,800円(税込、送料別)
PS.むずかしいね、この曲。理解するのも、演奏もきっと。こんな曲が得意なオーケストラになって欲しいな、名フィルにも!なんちゃって!
マエストロは、
サイトウキネン、チャイコフスキーの弦楽セレナードで、
復活を遂げました。
数小節をテレビで見ただけですが、
その迫力たるや、すさまじく、
きつい闘病生活後、パワー減退かと思いきや、
全体を聞かずとも、
ここ数ヶ月の闘病生活により、演奏が、数十年の経験とキャリアを
さらに凝縮・昇華させ、さらに迫力を増したものになったと、
容易に想像できました。
記者会見で、
「音楽に救われた」としみじみ語っておられましたが、
これからも、ずっと元気な姿で指揮し続けられるよう、
できる限り頑張らず、できればずっと現役でいていただきたいと、
ウィーン国立の音楽監督就任時にウィーンまで追っかけた
オザワファンの一人として切実にそう思います。
今しばらくは無理せずゆっくり腰痛を治療ください。。。
チャイコフスキー:交響曲第5番.弦楽セレナード
価格:1,800円(税込、送料別)