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烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

一蘭 @東京/上野 のラーメン

2008-05-08 19:01:26 | そとめし;ラーメン
静岡に帰省の帰り.つれあいと坊主二人を伴って浅草に
一泊.下町の散策と寄席を楽しんだ.

ほとんど正午にホテル到着,荷物をデポ.
アメ横辺りに向かう道すがら,昨春就職した長男坊が,
美味しいラーメン屋を知っているというので案内を請うた.
長男坊の勤務先は三島だが,本社は五反田界隈.大学時代
の友人も都内に就職しているので,何かと来ているらしい.

広小路からJRのガードをくぐり,公園口に向かう小路を
辿ると,山手線のガード下に貼付くようにその店はあった.
かの特許出願“味集中カウンター”の,上野山下口店である.


少し暗めの店内.券売機で食券を買うとオーダーシート
を渡される.ボックスもあるが,郷に入れば….
4人はてんでバラバラに,衝立付きカウンターへ.

先程のシートにスープ・味・油の濃さ,麺の具合などを
チェック.私のオーダーは殆どデフォだが,トッピングだけ,
デフォには入っていない木耳を追加した.
ボタンでスタッフをコールして,カウンター前の小窓から渡す.
ここまで,無言でことが足りる.

暫時,小窓からラーメン登場.丼中央に“秘伝のたれ”.


たれを混ぜずにまず一啜り.白濁豚骨ながら,癖のない仕上り.
比較的さらりとした,ほんのり甘みを感じる仕立てとなっている.
ストレートの細麺は,程良いしこしこ感の中にほんのりと小麦の
味わいがあり,スープの絡みも良い.

たれを混ぜると,柔らかなスープにキレが加わり,えぐみの無い,
爽やかな唐辛子の風味も相まって,これもまた美味い.
チャーシューは柔らかい中に適度な歯触りを残し,私好みの少し
甘めな味付け.木耳(千切り)の戻し具合も良い.小葱も瑞々しく,
香りがよい.博多の本店とは違うのかもしれないが,なかなかの
完成度を感じさせる一杯だ.
ただ,私個人はもう少し“ブタ臭い”仕立てのほうがハマるクチ
ではある.また,秘伝のたれは普通量で辛すぎるほどの利きでは
ないが,スープ自体の柔らかな味をより味わうには,少なめで
オーダーした方が良いかもしれない.

替え玉を頼もうかとも思ったが,このあと,もんじゃなど小腹の
楽しみも残しておきたいので思い止まり,あっさり完食.


丼に黙礼して,さて,と席を立つが,ウマいモノを喰ったあとは
作り手と目を合わせ“ご馳走さん”の一言を残して辞したい,と
思う私は,すでに古い人間なのだろうか.

ちなみに,“替玉プレート”の引き替えを忘れた次男坊,コール
ボタンで呼び出したスタッフは腰を落とし,小窓からひょっこりと
顔を出して応対してくれたそうだ.

⇒http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13005552/
コメント
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