印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る

国宝『金印』展 山梨県立博物館

2023年03月11日 | 印鑑の歴史
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて124年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 今日、3月11日(土)から、『印章 刻まれてきた歴史と文化』展が、山梨県立博物館で始まりました。目玉となる展示は、国宝の『金印』です。刻字は3行で「漢委奴國王(かんのわのなのこくおう)」。篆書体(てんしょたい)の白文(はくぶん・文字を残すのでなく文字だけを彫る)で彫ってあります。純金製で上部には蛇の形をした鈕(ちゅう、「つまみ」)があります。西暦57年、日本がまだ弥生時代と呼ばれていた頃、現在の福岡県春日市にあったとされる奴国(なこく)王の使節団が大陸の超大国『漢』に向かって出航、当時の漢の光武帝から、奴国(なこく)王に対して、与えられたとされています。

 今回、福岡市博物館に所蔵のこの金印を、山梨県で初公開致します。3月21日(火・祝)までは、オリジナルの本物を展示、以降、会期中の5月8日(月)までは、複製(東京国立博物館 蔵)を展示します。

 その他の展示としては、武田信虎朱印状、甲州商家の店印、高芙蓉(こうふよう・江戸時代、甲斐の国出身の篆刻家)の作品などがあります。詳しくは下記、山梨県立博物館のページをご参照下さい。この展示で「はんこ不要論」を市民の皆さんが考え直していただくこと切に願います。

山梨県立博物館http://www.museum.pref.yamanashi.jp/3nd_tenjiannai_22tokubetsu003.html




▲金印展のチラシです。山梨の大手問屋さんが送って来てくれました。





八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com


楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com


英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/


楽善堂、gooのトップペhttp://blog.goo.ne.jp/rakuzendo


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