今日の午後は、船橋市の中央公民館で行われている
ピアサポーター養成研修講座の一コマで、
「知的障害」について少しお話(講師)させて頂きました。
ピアカウンセラーはよく聞いても、なかなかピアサポーターは、
聞いたことがない人も多いかもしれません。
私もその一人です。
「ピアサポート」は主に傾聴重視のようで、
相談・助言につながる「ピアカウンセリング」とはやや異なるようです。
本日ですが。
「知的障害」の特性や傾聴する際に注意することなどを短時間で一方的に話しても・・・
と思ったので、参加されている方たちのお話を聞きながら、
最後にそれを受けてまとめさせていただき、
私の話せる範囲で、こんなことに配慮できる傾聴者(ピアサポーター)が増えるといいな~
ということを簡単に話させてもらいました。
(本当に簡単に・・・汗)
知的障害のある方でお話できる方でも、障害(特性)ゆえの言動に、
相手から否定的な態度を取られる場合も少なくなくて、
なかなか自分の話(思い)をじっくり聞いてもらう機会に恵まれていないところもあるように
私は思っています。
機会に恵まれていないだけでなく、
「うるさい」「しつこい」「うそつき」「自分勝手」
などと直接言葉で言われたりしてしまう場合もあって、
結局のところ、自分の意見をいう機会自体が奪われていき、
相手の対応に自尊心が傷つけられ、
自分に自信が持てなくなってしまっている人も多いのではないかとも思います。
だからこそ、ピアサポーターになられる方には、
知的障害のある方たちの表面的な言葉や態度だけをただ受け止めるのではなく、
障害の種別こそ違っても、障害当事者としてだからこそ配慮できる、
見抜くことのできる彼・彼女らの本心をしっかり捉えるような傾聴、サポートをして欲しいです。
と。
話しては来ましたが・・・。
本日は、講座の最初から会場に居させていただいて。
自分が話したことよりも、講座自体が私自身、とても勉強というか刺激になりました。
障害者の当事者運動、自立生活運動には一時期(かなり前ですが)
とても興味を持っていて、いろいろ文献を読んだり、
何回か当事者の方が主催の勉強会などにも参加したりしたことがあったりして。
実際にCIL(自立生活センター)の介助者として働きたいな~・・・と
思ったこともありました。
今日の帰り道は、なんとなくその頃のことを、いろいろ思い出しました。
当事者の方たちの主体的な運動や活動って、
やっぱりものすごくエネルギーを感じさせられます。
惹かれるなぁ。。