ラフトブログ

社会福祉法人ラフト http://www.nporaft.com

感想

2018-01-27 00:35:44 | 日記
ざだんかいvol.8の感想。

いくつかご紹介します。

〇参加者(NPO法人ラフト)

前回のざだんかい以降、意思決定支援について自分の中でなんとなくモヤモヤ残っていた「本人の意思を尊重すること」と「本人の意思決定を遂行する(させる)こと」の違い(支援者の価値観が介入すること)や愚行権(佐藤先生は試行権ともおっしゃていた)の自由について触れていて、色々な見解を聞くことができ、とても参考になりました。
中でも、佐藤先生の話されていた「本人が一人で決定せざる得ない状況自体が不適切」という言葉には、今の自分が求めていたもののヒントになることが多く含まれている気がして、とても心に残りました。

〇参加者(NPO法人ラフト・初参加)

支援していく中で、その場面ごとに利用者の方の思いを汲み取りたいとは考えていましたが、やはり支援する側の都合や思いを反映せざる得ない状況も実際には多くあり、葛藤がありました。利用者さんの思いとは違うけれども、生活する流れや活動する中で、「仕方ないのだ」と自分を納得させていた様な気がします。
今回ざだんかいに参加して、法律や制度の難しい話もありましたが、私が一番心に響いたのは、「どんな方でも、その人なりの人生を生きてきた経緯があり、その人なりの思い、そして判断があり得る。適切な判断が自分ではできないと見られていた人々も支援さえ受ければその人なりの決定ができる」ということでした。
その方の意思を大切にして尊重すること。そうする為の支援をどのようにしていけば良いか、一人ひとりの違った個性を深く理解していなければ難しいことだと思います。
まず、その方をよく知ること、その努力を続ける中で試行錯誤しながら、支援する側の事情だけにとらわれずに、自分なりの意思決定支援をしていきたいと思いました。

〇参加者(NPO法人ラフト)

前回のざだんかいでは、講義やグループディスカッションで他の方の意見を伺って自分の至らなさを痛感しながらも、「あつくならない」「あきらめない」「あせらない」というゲストの言葉を胸に自分なりの支援をしていこうと思ったわけですが、結局は何もわかっていないという状態で参加したざだんかいでした。悶々とした気持ちの中で、何かを得たいと思っていたところ、黒子の話は目からうろこが落ちました。確かに、浄瑠璃では黒子が人形に息を吹き込み、黒子が主体と言えますが、歌舞伎では黒子は役者の補助に徹し、決して主導権は握りません。黒子の役割を頭に置いておくと、意思決定支援に近づける気がします。
また、佐藤先生の、支援は難しい、だからみんなで集まってわいわいやるのがいい、ルーズにゆるやかに・・という言葉は、私に語りかけてくれているような気がして、肩の力が抜けました。気負わずにゆったりと接していきたいと思います。

〇参加者

前回に続き、参加させていただきました。
「意思決定支援」。今、支援の中で直面している課題です。
ご本人の意思がわからない=支援者側のスキルが足らない・・・とても考えさせられるお話でした。
ご利用者だけに目を向けるのではなく、広く環境の視点も加えて考えていきたいと感じました。
「自己決定」の難しさを感じたと共に、一点に集中するのではなく、周りの人と相談しながら関わっていきたいです。

〇参加者

又村さんのお話、ディープで良かったです!前回より、私の中でずいぶん整理されてきました。
私も共同意思決定を認める立場です。それが誘導的だったり、合理的な説明はできないかもしれないけれど・・・。
支援者にも責任を感じますし(そうあるべしと思います)、親だけ意思決定を押し付けるより、皆でその人の人生を支えるという意味も込めて、共同決定もすごく大切に思います。

〇参加者

前回のモヤモヤがかなりクリアになってきました。支援者のすべきことが見えてきた気がします。
意思決定支援はまだ始まったばかり。今後、実際の事例が出て来て、もっと深い話ができるといよいと思いました。


などなどです。

あくまで一部ですが・・・。


あと、この感想も素敵でした。

ある放課後等デイサービス事業所の若き管理者さん。

「一番理解していると思う佐藤先生が、内容はどうでもいいので、話しておけばいいんじゃないか、と言っていたのが良かったです!」

これは、今回のざだんかいに参加した方にしかわからない感想かと思います。

上にそのまま書くと、誤解も招いてしまうかと思い、あえて、羅列しないでおきます(^^;

この感想の前後のお話を書きたいところですが・・・かなり長くなりそうなのと間違って書きそうな気もしなくはないのでやめておきます笑






ざだんかい。


やっぱりやってよかったな。






ありがとうございました

2018-01-23 13:03:46 | 日記
一昨日のことになりますが。

ざだんかいvol.8。



懇親会も合わせると50名近く参加してくださり、無事終えることができました。



今回も佐藤彰一さん、又村あおいさんなど豪華なゲストにも参加してもらい、講義も組み込み、有意義な時間を過ごさせてもらいました。












今回の参加者も、施設就職内定者、新人職員から、施設長、司法書士、弁護士、大学の先生、行政職員まで様々。

テーマ決めなど、だからこその難しさもあるけれど、いろんな人が集まって、あることについて話したり聞いたり感じたりして、少しでも何かを持ち帰ってもらえていたら、ありがたいです。

ざだんかいも、なんだかんだで、たくさんの方々にご協力いただき、この4年で8回開催することができました。

気付いたら、「ざだんかい」、だいぶ知名度が高くなってきている気もしています 笑

8回の開催を重ねていく中で、そのあり方は少しずつ変わっているわけですが、いろんな立場の方々が参加してくれて、ひとつのことをみんなで考える時間なざだんかいは、これからも細く長く続けていけたらいいなーと思っています。

ざだんかいのあり方について、毎回、賛否両論、様々なご意見もあるとは思うけど、まずは一年に1〜2回くらいのペースで「続けていく」ことで見えるもの、生まれていくものを、大切にしていけたらなーと思っています。

特に今回は、資料印刷など含めて準備はほぼ当日直前にばばーーっとやっていたりもするわけですが、ラフトの職員もそのスタイルに慣れてくれていて、当日は、私自身がABAの内部研修の講師もしたりでかなりのバタバタでしたが、会場設営、後片付けなど華麗なる協力体制で、とても助けられました。

来年度は、ラフト10周年記念ざだんかいみたいなのがやれたらなーと思っているけど、できるかな?

次回についてはまだ何にも決まっていませんが、こんなのやりたい、こんなテーマで!…みたいなのがあれば、いつかどこかで、ぜひお伝えください。

では、また(^ ^)





障害者の就労について思う

2018-01-22 21:56:28 | 日記
<障害者解雇>「しあわせの庭」破産2カ月 続く波紋
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180121-00000030-mai-soci



最後の方に書いてあるご意見。

〜〜〜

一連の閉鎖で注意しないといけないのは、利用者の働く意識ではないか。
B型と同じ作業内容で最低賃金がもらえた。働いてお金をもらう、人間としての尊厳がゆがめられた人がいるのではないか。
フォローには時間が必要だ。

〜〜〜

障害のある人の就労に関しては、最近はここらへんの問題が気になっています。

働いても見合ったお給料がもらえない実態と、働いた分に見合わないお給料がもらえてしまう実態があるから、余計にややこしい…



タイ

2018-01-18 23:11:12 | 日記
ほんのちょっとだけ、タイに行ってきました。




何をしに行っていたかというと…

それはもう濃厚過ぎて、書き切ることはできませんが…( ´艸`)



そのうち一日は、ノンタブリー県パークレット市にある身体障害児施設バーンノンタプーンに伺いました。



大学生時代にボランティアっぽいことをさせてもらった時に、出会ったタイ人の友人が働いていることもあって、タイに行くたび、足を運んでいる施設です。



今回ご一緒した(福)りべるたすの伊藤さんが、電動車椅子を寄付できるとのことで、電動車椅子2台、日本から持っていきました。



私自身は、以前、利用者さんが使っていた中古の車椅子を1台持っていたことはあったのですが、電動車椅子は初めてで、施設までどう運ぶかについていろいろ調べる中で、知らないこともたくさーーーんあって。

航空会社とのやり取りに時間を割きながらも、いろいろと勉強になりました。

実際に車椅子に乗って旅する人たちはもっと大変なんですよね。



移動含めて、ミッションをひとつひとつクリアしていく感覚もありましたが、無事、2台の電動車椅子は、タイの障害児施設に、壊れることなく運ぶことができました。



あー、本当に良かった(*^^*)


また、施設見学もさせてもらいましたが、今回は看護室にも入らせてもらい、数年前には見ることのなかった胃ろうの子もいて、タイの医療の進展も感じました。

夕食を一緒に食べようねーということで、タイ人の友人達の仕事が終わるまでは、バーンノンタプーンの隣の隣にある視覚障害者の職業訓練センターで、質はとても高いけど、リーズナブルなタイマッサージを受けたりもしました。

以前からそのお店(センター)の存在は知っていたけど、なかなか行けなくて、ようやく受けることができました。

これからは、バーンノンタプーンに行った時には、絶対に受けよー。


伊藤さんと、日本に着いて、いろいろ話す中、私が大きく気付かされたことがありました。

それについて、詳しく書きたい所ですが、何度も書いては消して、まったくまとまらなかったのでやめときます 笑


施設以外だと、一緒に行けた三重で農福連携を頑張っている石井さんのおかげで、植木市場にも足を運んで、お花や多肉植物もたくさん見ることができたのも幸せでした♡








帰国後は、たまった仕事と格闘していますが^^;

やっぱり、また行きたいなっ(^^)






ざだんかいvol.8

2018-01-08 22:44:31 | 日記
新年、のんびりモードがなかなか抜けず。

気付いたら、2018年も1週間以上が経っていました。

そして、目先のたのしみに気を取られていて。

気付いたら、「ざだんかい」まであと2週間を切っていました。


ざだんかい、これまで7回やらせてもらっているのですが、皆勤賞の方も何人かいてくれて。

その方から。

最近のざだんかいは、やや固い・・・

との意見を頂いているので。

次のざだんかいは、いかにゆるゆると、テキトーにやるかが課題です 笑

今回は、8回目ということもあってか、打ち合わせも無し・・・

という流れでもあったりするわけでもありますが。

ざだんかいは、何か正解を教えてくれる場所でもないので。

意思決定支援とはこうなんです!

あなたはこうするべきなんです!

なんてことに、絶対に辿り着くことはないわけですが。

ただ、自分じゃない人の人生を支えたり、関わったりしていると。

やっぱりひとりじゃわからなくなっちゃうこともいっぱいだと思うので。

たまには、まー、みんなで集まって。

一緒に考えたり、一緒に悩んだりしましょーよ。

で、また明日からの何かヒントを持って帰ってくださいね・・・

くらいの場所を目指しています。



意思決定支援って。

やっぱりよくわからないよねーという方。

お時間合えば、ぜひご一緒しましょー。