ラフトブログ

社会福祉法人ラフト http://www.nporaft.com

まなび

2012-02-10 22:53:23 | 日記
先日、ある相談関係の研修に出た時のこと。

講師の方(高齢者関係のベテラン相談員さん)が、
実践に基づいてお話しされていたのですが、
「(相談に来た方に対し)○○してあげると~~で・・・」との表現が頻繁に出ていて、
内容云々よりも、もうその言葉が気になって、気になって。

「世代的にしょうがないのかな。。」
(60代くらい?・・・昔の福祉はそうやってなりたってただろうし・・・)
と、自分を納得させながら聞いていました。

が。

最後の質疑で、そこをズバっと質問(指摘)してくださった参加者の方がいらして。
「○○してあげる・・・というスタンスは不適切なパワーバランスを生み・・・
適切な支援する側-される側の関係が築けないのではないのでしょうか?」と。

(うんうん。)

と思っていたら。。

その講師の方は・・・
「私は“○○してあげて・・・”という言い方はしていないとは思うのですが・・・
寄り添う気持ちが何より大事でその上で~~~~~・・・・・・という話がそう聞こえたのかもしれません。」と。


???????


・・・そうかぁ。
気づかないものなんだなー。
と、つくづく思い、驚いたというか、印象的な場面でした。


きっとこのベテラン相談員の方は、
(一部の相談者からは信頼を損ねることはあっても)
たくさんいいところや、能力があって、
きっと「○○してあげている」という気持ちで業務についていても、
しあわせに近づけた相談者の方も多くいらっしゃって、
相談者の中には、そのスタンスに疑問を持つ人も少なかったりして、
地域の中でもある程度評価されているんだろうなー・・・と。

そういうことを考えていると、
もともと日本の福祉の歴史は「施し」がスタートだったところもあるし、
それがあってこそ成り立っていた時代があって・・・
と、戦前についてまで思いはめぐり。

「それでいい。」っていう相談者さん(利用者さん)もいるのだろうけど。
「それでいい。」が、“不適切な”関係性を生んでいることも多いわけだから、
やっぱり「それではよくない。」
時代は学んできたはず。

などいろいろ考えさせられました。



でも、やっぱりこの場面では。

人って、
「自分のことを分かるって、難しいことなんだなー」と。
改めて思いました。

「言ってる事とやってる事がちがうな~。」と思える人も多いですしね。

自戒、自戒。


そんなことを言いつつも、
私は、よく自分のことや自分の気持ちがわからないと思っているので、
定期的に親友に会って、話せるだけ話して、
自分のことや、自分の本当の気持ちを教えてもらっています(´∀`*)
で、解説してもらって、「あ、そ~なんだ~。」と“納得”して、
よくわからない「自分」のことを教えてもらっています。
時々、いろんな人が私を解説してくれるのですが、
なぜか彼女の解説には、すべて“納得”させられます。
さすがだ(笑)そして、本当にありがたい♪




さて。

これから、旅のしおり作らなくては!!!

来週、旅に出ます(*^▽^*)

今日頂いたメールで、さらに楽しみ&緊張です!!(ノ∀`)