ある利用者さん(成人男性・自閉症)をある場所からある場所へと送るサービスがありました。
ご本人が行き慣れた場所へ送迎のみのサービス。
電車に乗ると、座席2つがちょうど空いていて着席できましたが、次第に車内は混雑していきました。
その方はお話ができないのですが、文字は書け筆談はできる方で、いつも意思の疎通はメモ帳とボールペンを使って行います。
が・・・
その日ワタクシ。
なんと大事なペンケースを忘れてしまいました。
いつもは電車の座席に座っている時など、筆談タイムとなるのですが・・・・・
メモ帳はあったのですが、ペンはバッグのどこを探しても無くて。。。
ご本人は私のメモ帳を見つけ、それを手にされ、書く気マンマン・・・・・
後はペン待ち・・・・・
「ごめんなさい。ペン忘れて来てしまいました。
電車乗り換える時、売店で買うので、後で書いてください。」
と何度か伝えました。
最初は「???」という感じでしたが、受け入れてくれて、納得してくれました。
そして2人横並びでおとなしく乗車タイムがしばらくつづき。。。。
そしたらです。
ある駅に到着しようとした時、向かいの座席に座っていた年配の男性が降車のために立ち上がって、そのまま私たちの前に来て、持っていたご自分の鉛筆をはずかしそうに差し出してくれたんです。
混雑気味だったのでおそらく人と人の間からだったと思うのですが、見ててくれたんだ~・・・とちょっと感動。
(もしかしたらペンがないということを伝えている時、静かな車内ではけっこう注目されていたかもしれないですが・・・)
しかも、すぐには言えなくて、はずかしそうに降車間際に差し出してくるところ。
なんだか余計にやさしさを感じました。
そんなやさしさもうれしくて、私の口からは「ありがとうございます。すみません。」との言葉が思わず出て、手を出してその鉛筆を受け取ろうとしたところ・・・・・・・
その利用者さんにとっては、知らない方から受け取るという想定外のこの場面は、絶対に受け入れられなかったようで、私の手をすぐさま抑え、激しく拒まれました。
というわけで、その鉛筆は受け取らず。
約束通り乗り換えの駅の売店でペンを購入し、その後の電車内で、無事、筆談意思疎通タイムを設けることができました。
なんだか。
その年配男性の、きっと勇気がいっただろうな~という不器用なやさしさに、その日はあたたかい気持ちになりました。
でも。
それを受け入れなかった利用者さんも、またそれはそれで、そこがいいな~とも思っています。
彼は彼だ・・・から。
(うまく書ける自信がないのでながーい説明は省略しますが、わかる人にはわかってもらえるような。。。)
ちょっと心に残った先週のできごとでした☆
この話の流れとはまた違うけれど。
電車の出来事+「やさしさ」ということで、ひさびさ
吉野弘/夕焼け
の詩を思い浮かべました。
(ネットで検索かけるといっぱい出てきます。読みたい方はぜひ!)
この詩。
中学校か小学校の国語の教科書に載っててなんとなく覚えていて。
そしたら、10年くらい前、友達がわざわざちゃんと調べてくれて。
大人になって読み返しても改めていいなーと思って、詩集を買ったりしました。
ひさびさ詩集を開きましたが、やっぱりいいなー。
あっ。
話が変わってしまってる。
大事なのは・・・・・
ペンケース(←必需品)は忘れてはいけない!!ですね(~ω~;)))
ご本人が行き慣れた場所へ送迎のみのサービス。
電車に乗ると、座席2つがちょうど空いていて着席できましたが、次第に車内は混雑していきました。
その方はお話ができないのですが、文字は書け筆談はできる方で、いつも意思の疎通はメモ帳とボールペンを使って行います。
が・・・
その日ワタクシ。
なんと大事なペンケースを忘れてしまいました。
いつもは電車の座席に座っている時など、筆談タイムとなるのですが・・・・・
メモ帳はあったのですが、ペンはバッグのどこを探しても無くて。。。
ご本人は私のメモ帳を見つけ、それを手にされ、書く気マンマン・・・・・
後はペン待ち・・・・・
「ごめんなさい。ペン忘れて来てしまいました。
電車乗り換える時、売店で買うので、後で書いてください。」
と何度か伝えました。
最初は「???」という感じでしたが、受け入れてくれて、納得してくれました。
そして2人横並びでおとなしく乗車タイムがしばらくつづき。。。。
そしたらです。
ある駅に到着しようとした時、向かいの座席に座っていた年配の男性が降車のために立ち上がって、そのまま私たちの前に来て、持っていたご自分の鉛筆をはずかしそうに差し出してくれたんです。
混雑気味だったのでおそらく人と人の間からだったと思うのですが、見ててくれたんだ~・・・とちょっと感動。
(もしかしたらペンがないということを伝えている時、静かな車内ではけっこう注目されていたかもしれないですが・・・)
しかも、すぐには言えなくて、はずかしそうに降車間際に差し出してくるところ。
なんだか余計にやさしさを感じました。
そんなやさしさもうれしくて、私の口からは「ありがとうございます。すみません。」との言葉が思わず出て、手を出してその鉛筆を受け取ろうとしたところ・・・・・・・
その利用者さんにとっては、知らない方から受け取るという想定外のこの場面は、絶対に受け入れられなかったようで、私の手をすぐさま抑え、激しく拒まれました。
というわけで、その鉛筆は受け取らず。
約束通り乗り換えの駅の売店でペンを購入し、その後の電車内で、無事、筆談意思疎通タイムを設けることができました。
なんだか。
その年配男性の、きっと勇気がいっただろうな~という不器用なやさしさに、その日はあたたかい気持ちになりました。
でも。
それを受け入れなかった利用者さんも、またそれはそれで、そこがいいな~とも思っています。
彼は彼だ・・・から。
(うまく書ける自信がないのでながーい説明は省略しますが、わかる人にはわかってもらえるような。。。)
ちょっと心に残った先週のできごとでした☆
この話の流れとはまた違うけれど。
電車の出来事+「やさしさ」ということで、ひさびさ
吉野弘/夕焼け
の詩を思い浮かべました。
(ネットで検索かけるといっぱい出てきます。読みたい方はぜひ!)
この詩。
中学校か小学校の国語の教科書に載っててなんとなく覚えていて。
そしたら、10年くらい前、友達がわざわざちゃんと調べてくれて。
大人になって読み返しても改めていいなーと思って、詩集を買ったりしました。
ひさびさ詩集を開きましたが、やっぱりいいなー。
あっ。
話が変わってしまってる。
大事なのは・・・・・
ペンケース(←必需品)は忘れてはいけない!!ですね(~ω~;)))