小林真 ブログ―カロンタンのいない部屋から since 2006

2006年開設の雑記ブログを2022年1月に市議当選でタイトル更新しました。カロンタンは40歳の時に飼い始めたねこです

2008年アーリー7月、「赤のビートルズ」

2008-07-05 14:43:43 | 週間日記
Nikon まだ戻らず携帯で、やる気を出してサボテンのまねを始めた本日のきゅうり


すっかり2か月ディレイの週間日記から。

●4月
28日(月)朝にOB・M君宅にCL取りに。M君母車バッテリー上がりブースター持っていくがなぜか役に立たず~ずっと仕事
29日(火)電話取材ほかずっと仕事、姉の息子のキックボクシングKO勝ち
30日(水)さらに仕事~出張授業~奈良・永華で味噌ラーメン
●5月
1日(木)振替で出張授業~同級生M君宅へ
2日(金)ラーメン+餃子は郵便局そば・まるよし~授業
3日(土)仕事+競馬~カレー製作
4日(日)仕事+競馬~お好み焼き製作

【カウンター08】
ラーメン2/33 アウェイ飲み1/16

あっという間に08年も半分。すでに Saint Jude もお出ましです。
7月最初の今週はあまり原稿も書かず、昼は敷地内「西のバラック」(http://blog.goo.ne.jp/quarante_ans/e/4e89a4459f5b3387395c25a1fb664b26)の片づけで力仕事や軽トラ運転、夕方は中高生のテスト勉強と普段とは違う忙しさだったが、時間を超越したあれやこれやが出てきたバラック物語はまた後ほどにして、EUROが終った自由時間もそれはそれで楽しいものでした。
Mixiの方で「レコードコレクターズ7月号」に触発されてやっていた「ビートルズ赤の時代 ベスト20」。その選定でききこんでいたのです。
では早速のベスト20はまず曲名だけで、いろいろ能書きはアットデ・ザ・ハリウッドボウル。

1) No Reply
2) In My Life
3) A Hard Day's Night
4) Help!
5) I Want to Hold Your Hand
6) Girl
7) I Need You
8) Anytime at All
9) It Won't Be Long
10) Long Tall Sally
11) Rock and Roll Music
12) And I Love Her
13) Drive My Car
14) Roll Over Beethoven
15) I'm Only Sleeping
16) You're Going to Lose That Girl
17) You've Got to Hide Your Love Away
18) Can't Buy Me Love
19) Dizzy Miss Dizzy
20) Yes It Is

誰もがおっしゃいますが2008年7月時点。毎日のように変動します。

最初は脳内再生だけでいいかなと思っていたのだけど、ほかのMixiの人のランキングや「レコードコレクターズ」をめくってると音源がききたくなる。「赤の時代」のCDは90年頃の廉価版、ユニオンジャックのやつとイラストのジャケットのやつで揃っているが、アルバム7枚だけでも全部探すには時間がかかりそう。
と、youtube でけっこうきけるだろうと検索してみると、意外にも、というか当然なのか、ジャケット静止画像でアルバム1枚を4つくらいに分けてアップされたシリーズが出てくる出てくる。
ありがたい。『パストマスターズ』がなぜか白だけで前期の黒がなかったが、これはアップしたやつが持っていないだけかも知れん。ただ、基本シングルだったこれらの曲は別にアップされているからそっちの方を検索した。結果、この20世紀の奇跡前半の宝物を、PCをかちゃかちゃするだけで確認することができた21世紀の奇跡です。
香山リカが書いていた、確か「ソフト人生」。数十年も続けているとCDとか本とかはあふれ返ることになり、すでに室内遭難ソフトはめずらしくなく、また、それらが突然現れることもよくあること。しかしこっちはシルヴァー船長でもないから、宝探しではなく目的のソフトにアクセスすることが大事なのだ。これも確か中学の時か、森村誠一の当時まだ一般的でなかったレンタル業をテーマにした短編で目を開かされた「ものに対しては『所有』の欲求と『使用』の欲求がある」からすれば、もう所有なんかしなくていい。ただききたいんだ。そりゃあ、こっちも中級ビートルズファンだから、「ブッチャーカヴァー」のアメリカ盤『レアリティーズ』とか、『コンプリートビートルズ』、後半2枚だけだが『アンソロジー』のLDなんかもどっかにある。でも、「持ってる」より、「すぐにきける」方が重要。ビートルズ楽曲ごと配信スタートなんていってるが、2012年の『ラブ・ミー・ドゥ』から著作権フリーだ。よし、めざせ情報の共産主義化。
なんていってても、単にものの管理能力のなさを晒すだけなので、そろそろ自分の「ベスト20」を振り返ろう。

こういうランキングではいつもバランスをとってしまうクセがあるが、今回は思いつくまま二十数曲出してこれというものから順位をつけました。
もともとジョン派を公言しているのですが、10位以内にはジョージが1曲と、ポールはカヴァーの Long Tall Sally が最上位になってしまいました。頭の中で好きな曲はもちろんたくさんあるのだけれど、選ぶとなるとジョンばっかり。よく「曲作りのうまいポール」っていわれますが、今きくとジョンの曲の方がずっとわけがわからなくてチャーミング、つまり、「うまく」きこえます。クラシックでは、なんかやっつけで曲をつくっているような気がするモーツァルトのよさがよくわからず、学校勤務時の音楽の先生にそういうと「だんだん年取ってくるとわかるようになるんだよ」なんていわれましたが、ポール曲、とくに前期曲はそんな感じでなかなか変わりません。
ただ、In My Life のサビのようにどっちがつくったかもめてた曲もあるし、ジョンとポールの曲がかわるがわる、ジョージとリンゴがたまにで演奏はそれぞれを主張というのがビートルズのよさ。たとえばジョンの曲はソロになって進化していきますが、アルバムでききたいのはビートルズ時代の音源です。
それにしても、No Reply なんて上位に上がってきたのは去年くらいから。欠かせないだろうと思ってた Tomorrow Never Knows なんかは、こういう曲は後期、「青の時代」で選ぼうと思ってパスしました。ルールなしといいつつ、カヴァーは1人1曲と思ってましたけど、 Dizzy Miss Dizzy は外せず適用外。ほかの人のをみて、は今朝もNHKきいたぞ、ピーター・バラカン2位で「50位以内に入らないのはなぜ?」と書いていた Yes, It Is をきき直して、そうだ、こんな曲があったと20位に。
そのバラカンいわく、「極端なことを言えば『サージャント・ペッパーズ』以降のビートルズがなくてもいいほど、66年までの彼らの作品と存在そのものにはポピュラー・ミュージックを普遍的なものに変革させた要素がすべて凝縮されている」。それは肯けるにしても、自分できく時は8対2くらいで後期「青の時代」の方が多いのも事実。また青のベスト20も楽しみます。
では、一曲ずつ能書きで。

1) No Reply
 中学生の頃にきいてるはずだけど、よさはよくわからなかった。やっぱり曲づくり、構成が見事で、ジョンの魅力であるくどさ、切なさに、シンコペートの雄弁、コーラスのはかなさ。

2) In My Life
 たとえば、ポール三大名曲はほかの誰かが歌ってもいまいちだが、これは誰が歌ってもすばらしい、つまりスタンダード度ならビートルズ1位かも。実はずいぶん前、ベッド・ミドラーのカヴァーで再認識し、映画『イマジン』のエンディングで泣きました。

3) A Hard Day's Night
 中2の時か、何かに載ってた楽譜を元に、周囲のやつらとCに移調して演奏されたメモリアル作。最初にコードでつくった曲には、大胆にもこの sus4 をイントロでかぶせました。さらにいうと、世間ではなんと呼んでいるのか Ticket to Ride、Hello Goodbye など「とってつけたアウトロ」の第1作としても、中学校当時目をさまされました。リチャード・レスター映画のオープニングもすごい。

4) Help!
 「アンソロジー」にも収録されたスローヴァージョンで、この曲の本質、そして Please Please Me や Strawberry Fields と同じ、テンポ変更の魔術を再認識。ドライブ感ある悲痛な叫び、うならせられます。清志郎の「ヘルプ! 兄さん、婆さん」も傑作

5) I Want to Hold Your Hand
 同級生F君宅で繰り返しきいた日本版『ミート・ザ・ビートルズ』から1曲なら。中学生にきかせて、チャチャチャチャチャチャ、の手拍子をやるのも楽しいです。

6) Girl
 キンキーでくどい。曲想は違っても、チュチュチュチュ、ハーは、後の Happiness is... にも。

7) I Need You
 こめかみあたりが引きつってるような感じがジョージの魅力。初期では、これが一番よく出てます。

8) Anytime at All
 初期疾走感の極致。最初のシャウトの後の一瞬、きっとジョンは笑っているでしょう。

9) It Won't Be Long
 かけ合い万歳! 『コンプリートビートルズ』のライブ撤退の場面が印象的。

10) Long Tall Sally
 やっぱりこのシャウト! これはジョンに負けない。ホフナー持って首が揺れる!

11) Rock and Roll Music
 中学校の時、人気があった。『コンプリートビートルズ』のこのオープニングの編集はすごかった。

12) And I Love Her
 初期のメロディアスポールならこれ。これもよくいわれるけど、「And」から始まるタイトルにのけぞった

13) Drive My Car
 この辺の中期のポールロックは甲乙つけがたいが、初めて肉眼でみたビートルズ、2回目来日のポールのオープニングがこれだった。今までみた「実物」の感動ではジミー・ペイジを抑えて1位。生きててよかった、と思った。

14) Roll Over Beethoven
 たいしたことないけどいい曲で、全体の中の位置づけがジョージと似てる。オアシス Roll with It を、一瞬これと間違えたことがあります。

15) I'm Only Sleeping
 I'm so Tired、Yer Blues の In the Mornin' Wanna Die... なんかと並んで時々歌う曲。すべて歌詞とメロディーがこれ以上ないほどよく合ってます。

16) You're Going to Lose That Girl
 中学校の時、この曲のギターソロをめぐって意見が分かれた。この音域のジョンの声がまたいいです。

17) You've Got to Hide Your Love Away
 最初にきいた時、変な曲だなと思って、今もそれは変わらない。90年の「ハッピーバースデイ、ジョン」でまだ小僧だったショーンが歌ったのは、たとえば1頭もいないサイレンススズカ産駒が走るのをみたかのような感慨だった。

18) Can't Buy Me Love
 お手軽ポール曲の中で好きな方です。

19) Dizzy Miss Dizzy
 アルバムラスト、ジョン、カヴァーシリーズは全部いいけど、これも欠かせません。やっと弾いてる感じのリフがキュート。

20) Yes It Is
 アルバムにも赤盤にもないので忘れがちな名曲。ジョンは好きじゃないといってたらしいが、そういえば同じくコーラス全面の because も「気に食わない」といってたな。

と、いうわけで、そのうち「青の時代」も選定します。
時間行ったり来たりで、暑さ忘れたい七月。

(BGMはそんな youtube 中心のビートルズ)

暑くて車の下のティーとビートルズ。飽きないのが共通


-----当該週画像より

うちで一番派手のツツジ
コメント
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