のんびりと湿地を見て歩きながら、小川にかかる橋を渡り雑木林にはいる。
昨日の夜はけっこう雨が降ったらしく、どの木の幹もじっとりと濡れて黒光りしており、足元の落ち葉も濡れてくもり空からかすかに届く日の光を反射させている。
薄暗い雑木林の中を歩いていると、かたわらの草むらからなにかが飛び出して来て、木の幹にとまった。
あっ蝉だ。と思った瞬間、背後で他の蝉が鳴き出した。
「ツクツクホーシ」
ツクツクホウシか、今年はじめて鳴き声を聞いた。その鳴き声に触発されたように、ツクツクホウシの合唱がはじまる。
ツクツクホーシ
ツクツクホーシ
ツクツクホーシ
ホーシ ツクツク
ホーシ ツクツク
ホーシ ツクツク
ホーシ
ホーシ
ホーシ
ツクツクホーシ
ツクツクホーシャ
ツクツクホージャ
ツクツクホージャ~。
最後に激しく鳴き、合唱は終わった。とたんに雑木林の中は静寂に包まれる。
「かいっ!」
いつの間にか、あちこち蚊に食われていた。かゆい。夏場の雑木林で足を止めてはならぬ。蚊に食われる。
昨日の夜はけっこう雨が降ったらしく、どの木の幹もじっとりと濡れて黒光りしており、足元の落ち葉も濡れてくもり空からかすかに届く日の光を反射させている。
薄暗い雑木林の中を歩いていると、かたわらの草むらからなにかが飛び出して来て、木の幹にとまった。
あっ蝉だ。と思った瞬間、背後で他の蝉が鳴き出した。
「ツクツクホーシ」
ツクツクホウシか、今年はじめて鳴き声を聞いた。その鳴き声に触発されたように、ツクツクホウシの合唱がはじまる。
ツクツクホーシ
ツクツクホーシ
ツクツクホーシ
ホーシ ツクツク
ホーシ ツクツク
ホーシ ツクツク
ホーシ
ホーシ
ホーシ
ツクツクホーシ
ツクツクホーシャ
ツクツクホージャ
ツクツクホージャ~。
最後に激しく鳴き、合唱は終わった。とたんに雑木林の中は静寂に包まれる。
「かいっ!」
いつの間にか、あちこち蚊に食われていた。かゆい。夏場の雑木林で足を止めてはならぬ。蚊に食われる。
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