goo

★スクープ! 藤岡信勝は肩書を詐称している

参院選が近づいてきました。1週間前まで「新しい歴史教科書をつくる会」理事だった岡野俊昭氏(前千葉県銚子市長)が日本創新党から比例代表で出馬します。岡野俊昭氏は市立総合病院を「必ず残します」と約束して市長になったにもかかわらず診療を休止して、公約違反だとリコールされ、出直し市長選で落選しました。参考サイト←クリック (岡野氏は日本教育再生機構機関誌に登場したこともありますが、再生機構も相変わらず人にだまされてますね)
 
また、大阪選挙区から出馬する浜野夕希子(濱野夕希子、浜野ゆきこ)氏は「新しい歴史教科書をつくる会」理事の濱野晃吉氏の娘です。そんなわけで、「つくる会」の一部会員は参院選で日本創新党を支援するそうです。
 
岡野氏や浜野氏の擁立が発表された13日の日本創新党の記者会見には「新しい歴史教科書をつくる会」事務局長・鈴木尚之氏の姿もあったそうです。その件については下記に興味深い情報があります。
 二階堂ドットコム(5月15日)←クリック
 二階堂ドットコム(5月18日)←クリック
 
「つくる会」の皆さん。政治にかかわるなら、嘘も証拠隠滅もない正直な政治を実現してくださいね。

----------------------------------------
前置きが長くなりました。
 
「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝会長が、拓殖大学を退職しているにもかかわらず、1年余りにわたって「拓殖大学教授」と肩書を詐称し続けていることがプロジェクトJ特別捜査本部の調べで分かりました。子供たちに配られている自由社版教科書の著作者欄にも詐称した肩書が掲載されています。
 
読者の皆さんは「えっ? 藤岡先生は拓殖大学日本文化研究所教授でしょ?」「きょう(5月24日)の産経新聞にも『拓殖大教授』で登場してるぞ」と思うかもしれません。
 
拓大のホームページ←クリックで教員検索してみてください。

拓殖大学によると、藤岡信勝氏は65歳だった昨年(平成21年)3月で拓殖大学を退職し、その後は非常勤の客員教授でしかありません。ところが、藤岡氏は昨年4月以降ずっと「拓殖大学教授」と肩書を詐称して仕事をし続けています。ちょっと検索しただけでも、
 ・『WiLL別冊 歴史通』平成21年7月号
 ・『正論』平成21年8月号
 ・『WiLL』平成21年8月号
 ・『正論』平成21年10月号
 ・『WiLL別冊 歴史通』平成21年10月号
 ・『WiLL』平成21年12月号
 ・『産経新聞』平成21年7月8日付
 ・『産経新聞』平成21年10月24日付
 ・『産経新聞』平成22年2月1日付
 ・『産経新聞』平成22年5月24日付

などなど、です。1回くらいならミスで済まされますが、これだけ続くと確信犯です。
 
チャンネル桜も「拓殖大学教授」で出ています。

一番最近は15日放送のこれ←クリック。30日の講演会のチラシ←クリックも「拓殖大学教授」。
 
「つくる会」ホームページの役員紹介欄も「拓殖大学教授」「現在、拓殖大学教授」。
証拠隠滅される前に保存しました。←クリック
 
最も悪質なのが、文部科学省の検定に合格し税金で購入されている自由社版の中学校歴史教科書に、詐称した肩書を掲載させていることです。

自由社版の検定合格は平成21年4月3日
市販本の発売日は平成21年5月30日
供給本の発行日は平成22年2月1日
 
すべて拓殖大学を退職した後の日付です。しかし「拓殖大学教授」となっています。横浜市などの教科書採択は、代表執筆者が肩書を詐称した見本本を基に行われたことになります。
 
これらの事実について拓殖大学の担当者は「気付きませんでした…。藤岡先生は退職して昨年度から非常勤の客員教授です。客員教授が教授を名乗ることはあり得ません」と困惑。「調べてみます」と調査の意向を示しました。
 
藤岡信勝元教授は「自分は詐称していない。編集者やディレクターのせいだ」「直せと言ったのに、どいつもこいつも直さなかったんだ」と言い張るつもりでしょうか? それとも、慰安婦や集団自決の「広義の強制」みたいに、客員教授は「広義の教授」だと…。客員の契約が切れたときに「このたび拓殖大学を退職しました」とあいさつするつもりだったのでしょうか。
 
「嘘八百」と言います。一度嘘をつくと、それを取り繕うために800回嘘をつかなければなりません。このまま隠し通して、「藤岡先生、拓大の定年は何歳ですか?」と聞かれたら何と答えるつもりですか? だから私たちが嘘から解放してあげました。
 
肩書詐称は研究者として致命的な不祥事です。論壇からも運動からも潔く去ることをお勧めします。
トラックバック ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ★おい、韓国文... ★藤岡信勝元教... »