goo

★藤岡信勝元教授、白表紙本見せちゃダメですよ

※この記事がアップされた後、比留間文彦さんは過去のブログを非表示にしました。

藤岡信勝元教授がどうしても教授を名乗り続けたかった事情について情報が入ってきました。藤岡元教授は井尻千男さんの後任の拓殖大学日本文化研究所所長の座を望んでいたようです。しかし藤岡元教授は井尻さん在任中の昨年3月で定年退職となってしまいました。拓殖大学教授の定年は一律に決まっていなくて、井尻さんはこの春、71歳で定年退職しました。藤岡元教授は65歳での定年退職ですから、早い退職時期が適用されたことになります。
 
目算が狂った藤岡信勝元教授としては、「拓殖大学教授」を勝手に名乗りつつ、本物の肩書を得たかったのでしょう。
 
そのあたりの事情のカギを握るのは藤岡信勝元教授が親しい比留間文彦という人です。比留間さんは東京都日野市の自宅の玄関わきの小屋で学習塾を開くかたわら、 英国国立ウェールズ大学大学院環境プログラム代表」 ←クリック という肩書を持っています。「英国国立ウェールズ大学大学院環境プログラム」。なんじゃそりゃと思いますが、要するにイギリスのウェールズ大学が海外の教育機関や企業に学位授与権限を与えるビジネスの、日本でのプログラムの一つです。「キャンパス」を探しましたが、立川市のビルの一室でした(701号室)。↓

千葉県流山市の井崎義治市長が選挙のときに「英国国立ウェールズ大学大学院環境プログラム教授」という経歴を使って、詐称だと問題になった←クリックこともありました。だいたいイギリスでは私立大学はバッキンガム大学だけであとは国立なのに、わざわざ「英国国立」と強調している時点でうさん臭いと思うのですが、学位ビジネスを論じるのが目的ではありませんので先に進みます。
 
比留間文彦さんは学習塾や学位ビジネスではなく大学を持つことが夢で、「比留間文彦の大学運営奮闘記!!」←クリックというブログを開設しています。今年の2月26日付←クリックに、前日に藤岡信勝元教授と会食した様子が書かれています。

≪夕刻からの最大の山場の会談では、某大学の理事長から同大学の学長就任を奨められました。同席された藤岡信勝先生は大いに賛成され、御自分は私のサポートに徹する、との御言葉です。
しか~し、私の望むのは理事長です。学長は藤岡信勝先生に就任頂く方針なのですがね(笑)。
私が体調不十分の中、藤岡信勝先生も某大学理事長も御元気で!馬刺し、天ぷらを肴に日本酒が大いに進んだ会合でした。
藤岡信勝先生からは、これから文部科学省の検定に供される前の教科書のゲラをお見せ頂きました。教科書作成の追い込みの忙しい時期に、私の思いを達成するために時間を割いて下さる藤岡信勝先生には感謝です。
いつも藤岡信勝先生は私を他者に御紹介下さる時は「私がこれまでに見て来た中で、最も馬力・技量がある学者です」と歯の浮く様なことをおっしゃるのです(大汗)。≫
 
比留間文彦さんは某大学理事長、藤岡信勝元教授の3人で会い、某大学理事長から「うちの大学の学長になりませんか」と言われ、“おれのなりたいのは理事長で、学長には藤岡信勝元教授になってもらいたんだけどなあ”…という日記です。学長になれるといいですね、藤岡元教授。
 
ところで、このブログにはとても重大なことが書かれていて、「藤岡信勝先生からは、これから文部科学省の検定に供される前の教科書のゲラをお見せ頂きました」と。つまり、自由社版教科書の代表執筆者である藤岡元教授は、現在検定中の教科書の白表紙本(製本されていたかどうかはともかく)を、申請前の2月25日、都内某所で比留間文彦という人(もちろん執筆者でも監修者でもありません)に見せたのです。
 
教科書検定が終わるまで白表紙本の中身を漏らしてはいけないというのは、あらためて記すまでもなく、教科用図書検定規則実施細則などで厳重に禁止されています。最悪の場合は検定中止にもなりかねないほど、文部科学省は厳しく対処しています。

【追記】文部科学省に問い合わせましたが、文科省が厳重な管理を求めている「申請図書の内容」には当然、申請前の白表紙本の中身(製本されているかどうか、全部か一部かはもちろん関係ない)が含まれているとのことです。
 
さて、藤岡信勝元教授が「私がこれまでに見て来た中で、最も馬力・技量がある学者」とベタぼめする比留間文彦さんはどういう人かとブログを見ていると、こんな交友関係がありました。
 平成21年9月4日付←クリック
 
比留間文彦さんは「英国国立ウェールズ大学大学院歴史プログラム」の開設を計画し、そこに知人の宮地正人氏(前国立歴史民俗博物館館長、東大名誉教授)を招聘しようとしているのです。
 
宮地正人。ご存じ左翼歴史学者で、扶桑社の教科書が最初に検定に合格したときに批判を展開した中心人物です。
「諸君!」平成14年2月号の秦郁彦氏の論文によると「左翼歴史団体の『御三家』を束ねつつ政治運動に精を出す」人だそうです。

 
 藤岡信勝比留間文彦宮地正人
 
という人脈図を見て心配になります。
 
藤岡信勝元教授が漏らした自由社版教科書の検定申請前の内容は、どこに流れたのか、流れないのか…。
 
(つづく)

トラックバック ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ★スクープ! ... ★自由社と文科... »