ドイツ軍によるボックスアート輸送大作戦
モスクワ
「地下トンネルを発見しながら、輸送列車を
みすみす取り逃がすとは、どういうことだ。
説明しろ! 」
「書記長!現場の指揮官には、
革命的精神が不足しておりました。
ただちに処罰します。
以後、私が直接作戦の指揮をとります。
ご命令を!」
「私に命を差し出すのだな。
お前は、革命のときから
少しも変わっていないな」
「まあ、いいだろう。
ところで、ベルリンのヴェルテルによれば、
地下トンネルは ヴィルヘルムスハーフェンまではつながっていない。
途中から地上へ出るようになっているのだ。
場所は、エルベ川流域だ。
西から米英のブルジョアどもが東進 している。
奴らに先を越されるな。
周辺の部隊に総動員をかけろ。
敵輸送列車を袋のネズミとするのだ」
「この命令は何だ。オイ、司令部は何を血迷っているんだ」
「狂ったか。あと一歩で敵の防衛線を突破できるのだぞ。敵は総崩れ寸前だ」
「閣下!これはモスクワからの直接命令です。
ただちに攻撃を中止し、敵輸送列車確保のために部隊を移動してください」
つづく
レンウォールよ、再び!
なつかしのボックスアート第2弾!
これは驚き。レンウォールはこんなロケットプラモも
出していた。ロケット・ミサイル関係のプラモで、
中身までチャンと再現されたものは、レベルの
V2だけかと思ったが、ほかにもあったのだ。
初回の打ち上げが失敗したこともあり、ミソを
つけた格好のヴァンガードロケットだが、プラモの
内容としてはけっこう充実している。
ホンモノ画像 wikipedia
ホンモノ爆発画像 アメリカの面子がつぶれた瞬間でもある。 wikipedia
ヴァンガードロケット打ち上げ失敗を伝える当時のニュース映画
http://www.youtube.com/watch?v=JK6a6Hkp94o&feature=related
ヴァンガードロケット打ち上げ失敗を、別の角度からカラー撮影した記録映像
http://www.youtube.com/watch?v=zVeFkakURXM&feature=related
世界最初の人工衛星スプートニク1号打ち上げ映像。
アメリカのヴァンガードは、スプートニクの対抗馬だったが、ロケットが爆発し
惨憺たる結果に終わった。
http://www.youtube.com/watch?v=TbAXkWPasYw&feature=related
アメリカは、フォン・ブラウンのおかげでなんとか面目を保つことができた。
その名誉挽回の映像が、コレ!
エクスプローラー1号打ち上げ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=bHYyzLu1Gew
エクスプローラー1号打ち上げ成功を伝える当時のニュース映画。
http://www.youtube.com/watch?v=Osqro0m9clQ&feature=related
羽布張りの雰囲気を出すため、プラで成形された主翼等の骨組みに
「アエロスキン」と銘打った紙を貼り付けて作るキットがあった。
オモシロいアイデアだが、製作には技術を要した。
また、当時の有名パイロットのイラストを加えることによって、より
商品化価値を高めようとする演出も、見ていて楽しい。
第一次世界大戦の英独パイロットを描いた映画『地獄の天使』
1930年の作品だが、ホンモノを使った空中戦は迫力がある。
監督は、アメリカの大富豪ハワード・ヒューズが担当した。
http://www.youtube.com/watch?v=Tr_xLqvCd_E&playnext=1&list=PL9C6BB67180EE7AB5
こちらは、ジョージ・ペパード主演映画『ブルーマックス』予告編。
レプリカながら、英独の戦闘機が繰り広げる空中戦は迫力がある。
http://www.youtube.com/watch?v=Efc6Y6LCuuc&feature=related
ブレリオ機飛行映像。
ヨタヨタしながら危なっかしい飛行をする様子を見ても、当時のヒコーキ野郎は
まさに墜落の危険も屁とも思わない命知らずの連中だったことがわかる。
しかも、パイロットのブレリオさんは片足を負傷しながらの操縦ときた。ようやるのう。
http://www.youtube.com/watch?v=70vsvisAb2Q
元祖ヒコーキといえば、ライト兄弟機。
貴重な当時の映像(音声なし)。カタパルトを使った発進方法が珍しい。
モノグラムのプラモにも、アクセサリーにカタパルトが付属していたのを思い出す。
http://www.youtube.com/watch?v=uT2dQB_OgFE&feature=related
アメコミ風広告
ポラリス潜水艦の内部構造を再現したプラモは、レベルのものが有名だが
レンウォールも同様のキットが存在した。
レベルのキットと比較すると、やや大味な印象を受けるがそれほど
遜色はない。このアンドリュー・ジャクソンは、レンウォール倒産後
金型を引き取ったレベルから発売された。
wikipedia
当時のニュース映画より ケネディ大統領、ポラリスミサイル発射実験を見学。
http://www.youtube.com/watch?v=QqLCyh-xdAE&feature=related
当時のニュース映画より ポラリスミサイル、潜水艦からの発射実験映像。
http://www.youtube.com/watch?v=RlxS4nTORKs&NR=1
ニューヨーク(?)の摩天楼を背景に
敵機が火ダルマとなって落ちていく。
第3次世界大戦をイメージしたボックスアートが
素晴らしい。
再販されたボックスアートは
摩天楼部分がカットされ、メチャ残念。
スカイスイーパー実弾射撃訓練映像をふたつ。
http://www.youtube.com/watch?v=iI1MqVqDKT4
http://www.youtube.com/watch?v=dPFJIKr3A38&feature=related
オマケ アメリカ版「魔の四連装」射撃映像。ベトナム、ケサンでの撮影。
http://www.youtube.com/watch?v=aczpm9r-K18&feature=related
初版のボックスアート。
背景には、ヘリコプターにつり下げられたオントスが描かれ
空輸の様子が理解でき、興味深い。
こちらは、タミヤ・MMシリーズのボックスアートを意識したらしく
背景なしになっている。
MMシリーズが欧米のプラモメーカーに与えた影響が、いかに
大きかったかがよくわかる例だ。
wikipedia
wikipedia
オントスといえば、ベトナム戦争時の戦場カメラマン・沢田教一の
写真集にも登場する。
1968年のテト攻勢時、アメリカ海兵隊と北ベトナム両軍の激しい
バトルが展開されたフエ市内を撮影した写真にシッカリ写っているのだ。
小型ながら無反動砲6門を装備したオントスは、手頃な支援車両として
使われていたのだろう。
それにしても、これらの写真は戦場の緊迫感がいやというほど伝わってくる。
驚くべきリアリズムだ。
ともに講談社文庫「沢田教一ベトナム写真集・泥まみれの死」より
レンウォール倒産後、金型を引き取ったレベルが発売したときのパッケージがコレ。
スケールを世界標準の1/35としないで、正直に1/32と表示しているのは良心的。
アカデミーのボックスアート。
地味な車両だが、無反動砲6門をグッと突き出したスタイルがユニークであり
迫力があるので、見た目はかなりのインパクトがある。
オントス射撃映像 後方への発射ガスが強烈!
http://www.youtube.com/watch?v=WUvqvtV3Z_o&feature=related
オントス射撃映像 画質が悪いのが残念だが、チョコマカ走る姿がカワイイ?
http://www.youtube.com/watch?v=wrg00gRRLog&feature=related
以下、アトミックキャノン・メースB・ナイキ・ホークは
過去にご紹介したが、ホンモノの映像がYouTubeにあるので
再度登場。
アトミックキャノンのホンモノ映像。
原子砲の移動から砲撃まで、一連のプロセスがわかる貴重なもの。
ボックスアートと同じ原子雲まで見られるゾ。
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&feature=related&hl=ja&v=H6gy_krPau8
メースB発射映像(音声なし)
http://www.youtube.com/watch?v=NCm7Di5cPl8&feature=related
ナイキアジャックス発射映像 標的を見事撃墜!
http://www.youtube.com/watch?v=IiiXxC9n8xE&feature=related
ホークミサイル テスト時映像
http://www.youtube.com/watch?v=9iHVtcGzQJ8&feature=related
ベースとなったM35トラックは、ラクロスと共通。
レッカークレーンあたりになると、いくら軍用車両といいながらも
相当地味なアイテムだが、そこをシッカリ模型化してくれる
メーカーさんは貴重な存在だった。
ロータリーエンジンの構造を説明した映像(レンウォールのプラモではない)
http://www.youtube.com/watch?v=6BCgl2uumlI&feature=related
レンウォールV8エンジン完成品映像
実物のようにカムが駆動して、タペットを上下させたり、プラグに見立てた
赤の豆電球がチカチカ点滅するギミックは、コリャ凄い!
http://www.youtube.com/watch?v=4k0lXbTQGfs&feature=related
マニアの中には、ただ動かすだけでは飽き足らなくなって、エンジンの高速回転に
執念を燃やす人がいる。これは、回転を上げすぎてプラモがこわれてしまった映像。
http://www.youtube.com/watch?v=16x5hW0_crM&feature=related
こちらはもっと過激。ドリルを直結させて、強引にエンジン回転をさせている。
おかげで、プラモはボロボロ(当たり前じゃ!)。おバカな映像。
http://www.youtube.com/watch?v=yL3D5uTHkf4&feature=related
この空冷星形エンジンは、実物通りの動きをするのが素晴らしい。
現在でも充分に通用すると思う。
http://www.youtube.com/watch?v=L-HmtNr3Mws
こちらは、迫力のダブルワスプエンジンの可動映像。
プラグのスパークをイメージした赤いチカチカがネオンのようだ。
http://www.youtube.com/watch?v=Jc-FEb2LCvs&feature=related
アメリカ西部開拓時代のアウトロー「ビリー・ザ・キッド」をもじったタイトルがオモシロい。
キャプテン・ビリーと子どもの掛け合いで、プラモの説明をする内容となっている。
「忘れられた囚人」ではありません。
同じ骸骨でも、こんなに
イメージが違う。
元祖「栄光の馬」
マルサンプラモの多くは外国製品のコピーだったが、
低価格で外国プラモの楽しさを伝えてくれた。
その中で、マルサンのエデュケーショナルものは
例外で「栄光の馬」自体高価(当時2000円)
だったが、オリジナルのレンウォール版はさらに高価で、
小学生だった私には、オリジナル・コピー製品ともに
とても手が出せなかった。
「栄光の蛙」…は、無かった
プラモの頂上部分に
設けられた金属球から
放電させて、電気の
おもしろさを体験させる
教育キット。
子供の頃、このイラストを
見て大ダコ(?)のプラモだと
勝手に解釈していた。
次回の更新は、4月30日夜の予定。