レベル学 参考文献紹介パート2
下記写真下の部分に、John Steel氏の写真が出ています。
頭はスキンヘッドで、腕にはイレズミらしきものがチラホラ、ガッチリした体格も手伝って、チョッと怖そう。彼がイラストレーターだなんて、とても想像できません。軍服を着せたら、モロに鬼軍曹ですよ、ホント。
でも、その体格からオーラのようにほとばしり出るパワーが筆に入魂されると、驚くほどダイナミックで迫力ある絵が生まれるのです。
私は、同氏の大ファンです。
ボックスアートに、こだわりをもつようになったのも、同氏の作品に多大なる影響を受けたからでした。
右上のスカイレーダーのボックスアートは、最高!(でも、主役はスカイレーダーよりデッキクルーの方みたい)
グンゼレベル版でも、リリースされてましたっけネ。
下写真左上から、オートラマ・ギフトセット(レベルの商標右隣にAMTの商標が見えます)、リンカーン・フューチュラ、これもドリームカーのポンティアック・クラブ・デ・メール、タンクローリーの販売促進用ディスプレー(ガソリンスタンドをイメージさせる作り物は、よくできていますね)。
右下の子ネコのキットは、どんな出来なのでしょう?
また、帽子をかぶったネコは童話の主人公?(アメリカでは、メジャーな物語なのでしょうか、チョッとわからん)
下写真上部左から、中距離弾道ミサイル・ソア、昔のスペースシャトル(デザインは古いけれど、基本構想は現代のシャトルと同じなのは、スゴイ)、空母フォレスタルの販売促進用ディスプレー(ゴールデンゲートブリッジをイメージした背景は、傑作!フォレスタルは、当時世界最大の空母でアメリカの国威の象徴だったので、レベルもすぐに飛びついた‥‥ということでしょう)。
その下は、コロンブスのフネで有名なサンタ・マリア号。
歴史的絵画をイメージさせる描き方は、秀逸。
新大陸に向けて出港するサンタ・マリア号を見送る資金提供者のスペイン女王一行も、しっかり描かれていますネ。
左ページ中段には、マルサンというか日本初のプラモデルを世に出すのに大きく貢献した(?)原子力潜水艦ノーチラス。このキットは、ルーンや収納コンテナを装備していないもので、最初に発売されたバージョン(‥だと思う)。
下は、この文献の裏表紙。
アメリカのプラモデル小僧が写っています。
国や時代が違っても、プラモデル好きの子どもたちは同じですね。
一番下のヒゲのオジサンは、この文献を書いた人です。
オマケ
日本プラモデル創生期に関する参考文献
入手しやすいものを、セレクトしてみました。
ともに文春文庫で、左から‥‥
田宮 俊作 著 「田宮模型の仕事」
井田 博 著 「日本プラモデル興亡史」
くらじたかし 著 「マルサンーブルマァクの仕事」
「田宮模型の仕事」は、ご存知世界に冠たるタミヤ模型社長の自叙伝。
「日本プラモデル興亡史」は、モデルアート社社主が書いた日本プラモデル史。
「マルサンーブルマァクの仕事」は、マルサンーブルマァクの興亡の歴史。
(ブルマァクは、マルサンの関係者が設立した会社だったんですね)
そのうち、文献紹介で詳しく取り上げたいと思います。
続く
「テメェーッ!!
いい加減、ミサイルものをやれってんだ!
ブッ飛ばしてやる!
エッ!?、ジュピターCをやるの?
ホナ、サイナラ‥‥」
※この兵士は、トミーガンを持っているのに、マガジンパウチはM1ライフル用。
トミーガンの弾を撃ち尽くしたら、どうするのでしょう。
①すぐに降伏する
②マガジンパウチの中は、トミーガン用の弾が入っているので、弾を一発一発装填
する
③プラモデルなので、こんな質問はナンセンス
① ② ③のどれでしょうか(どうでもいい質問でした)
次回の主役は‥‥
「50周年」の文字が輝く、ドイツレベルのジュピターC
このボックスアートが、すばらしい!
次回は、ジュピターCを取り上げます。