満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

萩尾望都 マージナル

2009-06-12 | 漫画紹介






萩尾望都 「マージナル」である
marginal【形】
 〈問題など〉周辺的な; あまり重要でない
 限界の, ぎりぎりの, 最低の
 〈土地が〉生産力が(ほとんど)ない  (エキサイト辞書より)

という意味と…もしくは
「境界線上にあり、どちらへも属する可能性がある」とも言える意味がある
ま、「ヤジロベイ」みたいなもんだろうか?

萩尾さん自身は「不毛な世界」という意味を使っていたと思う

上記写真は、1994年に初版出版されたものを
いつも遊んでもらっておる「トミーさん」からお借りしたものである
うっとりするほど、素敵な絵だよな~

ところで、本書は1985年に「月刊プチフラワー」で連載されていた
見た記憶はある。だが最後まで見ていないと思う
最初のシーンは記憶にあるのだが…後半になると全然覚えていなかった(笑)

上記に書いたマージナルの意味の中に
〈土地が〉生産力が(ほとんど)ないとある
本書の場合は、土地=地球が病んで…なぜか
生殖能力を持った女性が生まれなくなった
っという設定が土台にある

正直、この設定には無理がある(笑)
男性の方が女性よりも、肉体的にも精神的にも弱い存在である
生殖能力がなくなり、絶滅するなら男の方だろう…っと私は思うのだが…(ハハハハ)
ま、アマゾネスの世界を描いても少女雑誌の読者にはウケんでな(笑)

ともあれ、地球は死にかけていた
もちろん地球以外なら生殖能力を持った女性が生まれるので
ほとんどの地球人は宇宙へと逃げた

だが、病んだからといって故郷はそう簡単には捨てられない
だから「マザー」という女性を中心に子供を作り
年に一人か二人の割合で、各地域へと払い下げ均衡を保つという
ミツバチ社会的な「マージナル」というプロジェクトが進行していた

しかし、その「マザー」も年を取り、子供が産めなくなってきた
新しい「マザー」の誕生を切望する地球の民。
地球を管理するために、他世界から派遣された長官メイヤード。
全てが滅びへの序章として動く中
イワンという科学者が作り上げた感応能力に優れた「夢の子供」キラの誕生により
不確かで無機質な希望の光が差し込むのだが…

「プロジェクト・マージナル」が静に狂っていく姿をアナタはどう見るか?

ってな漫画である(笑)

地球が病むことをテーマにする漫画や小説は多いが
確かに、病んだ地球の上で生活している生命が地球の影響を受けないはずもなく
なかなか鋭いところを指摘した漫画だと言える

長官のメイヤードは
同じく萩尾作品の『スター・レッド』ペーブマンを彷彿とさせ
手塚治虫のロックをも思い出させる。
悶々と一人悩む姿は、気苦労が多いだろうなっとつい思ってしまう(笑)

人によって作られた「キラ」は…人間と言えるのかどうかが解らない
カタツムリやミミズのような雄雌両方の生殖器官を持っている雌雄同体とは違うし
人の奇形として言われている、両性具有者とも言い切れない
人や地球の思いが「キラ」を男性にもするし、女性へとも変化させる

萩尾作品でよく表される「性のない人」…これに私は頭を悩ませる(笑)
時に少年・少女をこの「性のない人」と表す萩尾作品は
往々にして無力でどっちつかずのこの弱い立場の人を、強いモノが蹂躙する
「メッシュ」しかり、「残酷な神が支配する」しかり

これとは対極的に、萩尾作品の中では
子供が沢山いて、大らかで、太っている典型的な幸せ男女もよく描かれる(笑)
緩和剤なのか中和剤なのかは解らないが
なんとなく、好きになってしまう人物でもある
「メッシュ」のカティ、「感謝知らずの男」の看護婦ドーラなど

本来は男女が恋をし、幸せ一杯で…だから食べ物も美味しく
体型は太り「ガハハハハハ」っと笑うところにこそ、本当の幸せがあるんだよ
っとでも言っているようにも感じる

過去日本でもヨーロッパでも、女性は太っている方が美しかった
いつのころからか、生殖性の感じられない男の子っぽい細身の体型が尊重され
美しいと評価されるようになる
だから女性は痩せるためなら食事すら抜くようになる
痩せた女性を美しいと感じる男性は、本来の生殖活動が細り
猛禽類から草食類へと変化し、女性も男性も中性への道を歩み初めている

しかも、争うことを極端に嫌い…自分の言いたいことを心にしまい込み…
いや、心で思うことすら疎い、無理に他人と同調しようとするこの中性人たちは
「性のないキラ」によく似ている
たまりに溜まった感情を制御する術を持たず、時に爆発し、時に病むからである

必然的に生産性は衰え、地球の「マージナル化」(不毛化)は進む(笑)

私の単なる思い込みかもしれんが…
萩尾作品の大らかで太った女性を見ると「ホっ」とするのは
そんな理由からかもしれない

最近、男性の数が減ってきているそうな~「男性人口減少」
「逆マージナル化」(生殖能力を持った男性が生まれなくなる)時代が来るかも…

最後のオチに多少の納得のいかない部分もあるが…
この手の作品にスッキリとしたオチを求める方が、間違っているのかもしれん
なかなか味わい深い、面白い作品なので
機会があれば、読んでみてほしい~

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ルパンの消息 横山秀夫

2009-06-11 | 本の紹介


1975年、喜多・竜見・橘の3名は、高校3年生の不良であった(笑)
70年代の不良と言えば…女子はスカートを長く引きずり
男子は長ランにボンタン姿。単車を乗り回し、学校を休んでは
近所にある喫茶「ルパン」に入り浸っていた

出席日数はギリ。学校の成績も悪く、卒業なんぞ夢のまた夢っと思っていた3人に
期末試験の成績が良ければ、卒業させてくれるらしいとのウワサが届く

今更必死に勉強したって間に合うはずもなく、
3人は学校に忍び込み、テスト用紙を盗み出そうと計画をたてる
この計画を練った場所が喫茶「ルパン」であったことから
「ルパン作戦」と命名するのである。

短絡的な発想に安直な名前、いかにも不良高校生っぽい行動ではあるが
計画は綿密で、実に良く出来た作戦に仕上がる

あれから15年…。ある夜、喜多のもとへ警察官がなだれ込んでくる
訳も解らないまま警察へと連れて行かれた喜多に
刑事が15年前に3人が決行した「ルパン作戦」の名を告げるのである

あの「ルパン作戦」が決行された日に、学校では英語教師嶺舞子が自殺していた
自殺と処理されていた事件は、実は他殺であったと匿名で警察にタレコミがあり
時効ギリギリの事件が明るみに出ることとなったのである

タイトルの「ルパンの消息」の「ルパン」が誰であるのかが
この小説の面白さを引き立たせている

「ルパン作戦」決行者の3人か?
警察に15年前の事件を捜査させる力を持った匿名のタレコミ者か?
英語教師をとりまく教師達か?
当時時効を迎えた3億円事件の犯人こそが…ルパンなのか?(笑)

1991年第9回「サントリーミステリー大賞」の佳作となった作品である
もちろん出版にあたり、加筆修正をして発表している

作者の横山秀夫氏は1957年1月17日生まれ
「半落ち」で週刊文春の「傑作ミステリーベスト10」
宝島社の「このミステリーがすごい!」の国内部門の1位に選ばれたが
直木賞の選考委員から「現実にはありえない部分を指摘され」直木賞を落選
以降、直木賞決別宣言をしている

「ルパンの消息」に関しては…確かに甘い所がある(笑)
なんと言ってもデビュー前の作品である
本人もそう思ったからこそ、出版にあたり加筆修正したのだと思う
さぞ、難しい作業であったのではなかろうか?なんぞと思う
が…デビュー前のノビノビとした筆をそのまま残した状態の発表の方が
面白かったかもしれない…とも、チラっと思った(笑)

確かに謎や登場人物を入れすぎてのモタツキも見えるが
何より自由で闊達で面白い
70年代を生きた人間が、当時を生き生きと振り返るシーンは好きだ
私も作者と同年代だからだろうか。当時の世界を思い出し懐かしかった

様々な複線が後で面白さを増してくる
甘いところもなお、魅力に書き換える力をヒシヒシと感じ楽しかった

先に直木賞云々を書いたが…
ミステリー上、たとえありえない設定があったとしても
それを理由に落選させたりする賞は、小説では可笑しいと思う
ノンフィクションを書いているのではない
どこまでも真実に近い事実だけを書いている小説は、つまらん。
まして、それを読み評価している読者の「質」云々まで言うのはいかがなものか

「面白い」から「面白い」っと評価出来なくなったら
小説なんて書くのを辞めればいい
まして人の小説の評価なんぞ出来るはずがない

直木賞候補作『半落ち』の評判
私も酷評した彼女の作品は…申し訳ないが一冊も…
一個のエッセイすら読んだことがない
賞を取ったと聞いても、売れていると聞いても、手に取ったことすらない(笑)
だからどうだと彼女自身を評価出来ないのが残念だ(アハハハハハ)

さて、大きく横道にそれたが…
この横山秀夫氏の「ルパンの消息」は◆小耳書房◆のさくらさんのオススメ

>うおー! 面白いぞ、これ。

の言葉に乗って買っちゃいました~(ハハハハハハハ)
いや、本当に面白かったです
特に3億円事件の犯人と目された人物の再登場。ワクワクしましたがな

1968年12月10日の犯行日。私にとっては思い出深い日なのだ
12月11日は私の誕生日でしてな~(笑)
ところが親の都合で一日早く、ジンギスカンで誕生祝をしてもらったんだが
その日の話題は3億円事件の話で盛り上がり…主役の私はほぼ無視されての
(アハハハハハハハハ)
「キツネ目の男。。。忘れまいぞ!」っと思ったもんどす

それとココに登場する刑事さん達。
ドロ臭くって好きどす~(アハハハハハハ)
こんな男達。最近出会ってない
やっぱ、私は…中年好きなのかもな~~~

70年~80年に青春を迎えていたアナタ。読む価値アリですよん(笑)
それこそ面白いんで…半日で読めます(笑)

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満天さん。マメ鉄砲を食らう。

2009-06-10 | 会社のハチャメチャ
会社に入社してスグに結婚した女子社員が、3年たって離婚することになった
よくある話なので別に気にすることでもない。

が、彼女はひたすらに「離婚」を隠したがった
それもよくある話だから別に気にすることでもない。

気にすることでもないのだが…地元総務にまで隠そうとした
いや…隠す意味が解らん
もろもろの諸手続きは誰がするのか?
本社総務に直接言ったって…手続きは地元総務の私がするのだから…
逆に本社総務から書類の催促が来て怒られた
そりゃ~私が知っていて当然と本社も思うだろう
「私って信頼ないんだな~」なんぞと思っておった(笑)

それから1年後、彼女は会社を辞めて行った
彼女は辞めることも上司に言っただけで、ひたすら隠そうとした
退職の理由もハッキリしない
よって私は会長にまで呼び出され、彼女の行動の真意を聞かれた
ま、辞めて行く者に泥を塗っても仕方が無いので
会長には、彼女を少し擁護した発言をしておいた

それから2ヶ月後、ある男性社員が結婚の手続きをしたいと言って来た
相手は…離婚し退職した彼女であった
どうやら、これが退職理由の一つであったらしい…(笑)

「7歳年上の姉さん女房」の出現に多少の驚きはあったが
これもよくある話なので、事務的処理をした

ただ、ひたすらに隠したがっていた彼女を尊重してか
彼も多くを語らず隠したがるので…可なり面倒だったが…
私もそれなりに彼等の行動を尊重していた

だから…社内には彼女が離婚したことも
彼女と彼が結婚したことも知らない人が大勢いる


それでも良いと思っていた。
だって…当人達が隠したいと思っているんだから…
たとえ、それが大人らしからぬ行動であったとしても…

…だよね?


私も、そう思っていたさ

「彼女が復職してくるまでは…」

正社員としてではないけどね
バイトとしてだけどね

正社員として始めに入社した時と
退職したときと
今度、バイトで入社してきた時と、苗字が全部違う

まして今度は同じ部署の社員と同じ苗字だし…………。

んじゃ~何であんなに隠してたんだろう????

復職してくるのなら…あんなに隠していた意味が解らんのだが…?????

それはともかく…会社に出社してくるのがキツイだろうと思い
少々気を使い、前日にメールで応援メッセージを入れたのだが…
当日、全然平気でアッケラカ~ンと出社して来た

大勢の社員に私は質問攻めにされた。。。。
どこまで言ってよいのやら…解らん(ハハハハハハ)

世の中には、まだまだ私の解らんことが沢山ある
しかし…
「ビックリしたな~~~~」

こんな出来事、経験したことあります?
鳩がマメ鉄砲を食らった状態で、毎日彼女と昼飯食わねばならん満天さんどす

35歳にもなって、まだ
離婚することより、確たる原因がなく退職することより
7歳年下の男性と結婚することより
キチンと報告し処理できないことの方が、恥ずかしいことだと解っていない

後ろ足で泥をかけて、会社を辞めて
平気な顔をして入社して来る。。。。

珍しく呆れ過ぎて、相手もしたくないのだが…
ま、ここはグっと我慢して、日々大人の対応をしておる
こんなことするから、ストレス溜まるんだよな~~(ハハハハハハ)

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黄門様もキレる

2009-06-08 | 日々のハチャメチャ
1980年にTOTOより発売されて以来
名称「ウオシュレット」と完全定着しておるが
これ…登録商標である
INAXは「シャワートイレ」と呼ぶしの
だから通常は「お尻洗浄便座」とでも言っておいた方が、安全なのかもしれん。
が…我がブログでは、恐れず「ウオシュレット」っと書く(笑)

私が始めてウオシュレットと出会ったのは…
あれは、北海道にある夫の実家だった。

つい…冬なのに、北海道へ帰ってしまい反省しきりの寒い朝。
前夜から義母の「食え食え」攻撃にさらされ、朝に大量のブツをかもし出した私が
フっと横を見ると付いていた「スイッチ」

「押して~~押して~~」と、せがむスイッチをついポチっと押してしまい
直線状態で柔らかな黄門様を直撃され
驚いたやら、恐かったやら、痛かったやら…(アハハハハハ)
恐るべしウオシュレット。君とはもう二度と出会わんぞっと誓ったもんじゃった。

それから数年たった2001年の春。
かねてから会社でウオシュレットを使っておった便秘がちな夫が
ウオシュレットがいかに素晴らしいかを、毎日のように力説しだした

「紙で拭いたって綺麗にならないんだよ」
「満天ちゃんの黄門様だって汚いんだよ~」なんぞと連呼する始末

昔、新聞紙の一部が残った状態の、硬いチリ紙を揉んで使っておった男に
私の黄門様をケナサレたくはないぞ~
っと思ったら…ほどなくして、我が家にも、ウオシュレット君が来てしもうた

義父の家での失敗が脳裏から離れない私は、最初の頃はショボショボと水を出し
恐る恐る使っておった。が…あれから8年の月日が流れ
今ではウオシュレット無しでは、生きていけない体へとなってしまっておる(笑)

むしろ、ウオシュレット君に「国民栄誉賞」をあげよう運動を
展開したいくらいに好きだ

■医師に聞く、正しいウオシュレットの使い方

※Mさんからのお便り(28歳主婦)
ウォシュレットの水を黄門様の中に入れて…
浣腸のようにして使用するのがクセになってしまっています。
こうした使い方に問題はないのでしょうか。

※お医者様のお答え
便意を感じる部分に水を当ててお通じのきっかけにしている方は結構いらっしゃいます。
忙しい朝に手っ取り早くお通じを済ませてしまおうと考えているようです。
しかし、正しい便意の催させ方はあくまで、早寝早起きと朝食であることを忘れてはいけません。
ですからあまり感心しない方法です。



今朝…何時ものように黄門様に水流を流し込み、便意誘発行為を行っておると…
なにやら「ピキ」っと感じた瞬間、ピキピキピキ~っと激痛が走った
「うんぎゃ~~~!!!!!」
あまりの痛さに我を忘れ、ビデやら温風やら色々なスイッチを押しまくり
やっとの思いで水流を止めた

8年間、毎朝「強の水流」で酷使しておった私の黄門様が
「キレてしまいましたがな~~~」

フォフォフォっと何時も温和に笑っておられる黄門様も…
キレるってことがあるんですの~~

皆様も黄門様をお大事にな~~~
いや~マジで飛び上がるほど痛かっただ(ガハハハハハハ)

注)雑誌への投稿時の年齢詐称疑惑については、コメント受け付けておりません
  あしからず~~(笑)

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キャプテンKen 手塚治虫…っと栗本薫

2009-06-05 | 漫画紹介


この漫画は、ロバート・A・ハインラインの『輪廻の蛇』が元になっている
この…「輪廻の蛇」マジでメビウスの輪みたいな話での(笑)

孤児院の前に捨てられていた娘。
A子ちゃんが目の前に現れた男と恋に落ち、やがて女の子を産むが、
男は子供を連れて何処かへ消えてしまう
失意のA子ちゃんは病気になり、ある治療で男性になってしまう

酒びたりになったA子ちゃんは、
酒場のバーテンダーからタイムマシーンの話を聞く
自分を裏切った男に復讐するため、男性となったA子ちゃんは過去へと旅立ち
娘時代のA子ちゃんと出会い恋に落ち、子供が生まれる

産まれた子を男性のA子ちゃんは、もう一度タイムマシーンに乗り過去へ行き
孤児院の前に捨て…自分はバーテンダーとなる
ある日、バーテンダーとなったA子ちゃんの前に、
男性となったA子ちゃんが現れ…

ってな話である。
多分…一回読んだ程度では解らんじゃろう
も一回書こうか?(アハハハハハハ)

この手塚治虫氏の「キャプテンKen」は、ウワサを聞いてはいたが
お目にかかるのは初めてである
今回も、漫画友達のトミーさんからお借りした

手塚治虫氏お得意の、男だか女だか解らない設定と
影響を受けたハインラインの、卵が先がニワトリが先かってな設定に
舞台が遠く離れた火星で、
人間に迫害されている火星人をキャプテンKenが救うという
そんなヒーロー的な要素もある漫画に仕上がっている

話は少し変わるが…
この漫画の「あとがき」を中島梓さんが書いている

先日、亡くなった中島梓=栗本薫さんの作品を私は若い頃に漁るように読んでいた
なにせ…凄い女性での
推理小説から時代小説、SFにファンタジー
あらゆるジャンルを同時進行で書ける奇才であった
年間に書く本もゆうに20冊以上超える年もあり
次から次へと出版される本の嵐に、読者は嬉しいやら小遣いが続かないわで
悲鳴をあげていた(笑)

こんな書き方をして、体を壊さないもんかとの読者の心配をよそに
出産に舞台に音楽へにと活動の幅をどんどんと広げていった
小説を書くスタイルも居間で家族と話しながら書いていると読んだ事がある

彼女が書く小説が面白いのはもちろんなのだが…
彼女の書く「あとがき」もまた実に面白い(笑)
日常生活であったこと、現在の活動状況、今興味のあること
様々な話を面白くかつ楽しく書いていた

ある時期から着物にエラク興味を持ったらしく
2度目に出演した「ヒントでピント」というクイズ番組出演時に
素敵な着物を着て、毎回視聴者の目を楽しませてくれていた
派手な柄の着物より、渋い着物に半襟などで刺し色した
江戸末期のような、オシャレな遊び心が表れていたと記憶している

さて、その「あとがきの女王」がどんな風に手塚作品を料理しているかと言えば…

「腐女子系へ持っていこう、持っていこうっとしている」(アハハハハハハ)

この、キャプテンKenの漫画にエロチシズムを感じると言うのだ(笑)

なるほど~~~
キャプテンKenには、彼と顔がよく似た女の子が登場する
確かにKen君は、女の子と間違えられるほど
クリっとした大きな目に、バチバチとした長い睫毛を持っているし…
とっても可愛らしい顔立ちをしている

Ken君によく似た女の子を好きになる男の子は…
もしかしたらKen君をも好きなんじゃないか?っと彼女は妄想するのである
妄想がエスカレートしていく様が書かれた「あとがき」は面白い(笑)

さすが、小説界で「腐女子世界を確立」した栗本薫さんである
『真夜中の天使』、『翼あるもの 上・下』、『朝日のあたる家』には
私は目が点を通りこし…目が埋没した思い出がある(笑)
埋没したのに、どうして3部作が読めたの?ってなツッコミは受け付けないがの

と言う訳で…この作品、あとがきも楽しめて嬉しさ2倍の作品である
機会があれば、ぜひ読んでみてほしい(笑)

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手塚治虫展③ (江戸東京博物館)

2009-06-04 | 仲間とのハチャメチャ
さて…お天気の良い平日に、会社を休んで出かけた「手塚治虫展」
総勢9名の中高年婦女子がJR総武線「両国駅 西口」で待ち合わせ
まずはひとまず何をおいても…「腹ごしらえじゃろう」
っと向った先は第一ホテル二階の「東天紅」
早めに到着し有名中華料理店の前に群がり待つこと数分
中高年婦女子の悲しいサガか…
「一度座ると立つのに時間がかかる」ってな状況を
2時間かかってやっとこさ乗り越え
ついに…ついに…やって来ました「江戸東京博物館!」



引き伸ばしておるのは、お前じゃろう~ってなクレームは一切無視し~(笑)
なんかスゴイ建物じゃの~~っと思った。

江戸って名前に付いておると…古いってなイメージが付きまとってしまい
まさか…こんなに近代的な建物とは思いもせなんだ

私の写真じゃ解らんだろうから、ウィキペディアから引っ張った写真を載せとく

 高床式?

ビル風に年間維持費の問題もかかえておるらしいが…
ちょっとワクワクするような建物に、手塚治虫展への期待度がUPする(笑)



「きゃ~~~! アトム君~!」
君と初めて会った時は「たのしい幼稚園」だったね~~
そのあとすぐに日本初国産テレビアニメとして登場したときはビックリした~
白黒だったもんで、君の靴が赤だと知った時も驚いたな~
中学生のころ、古い「少年」っていう雑誌で、
ロボットを率いて人間と戦うアトム君を見た時も驚いたよ
君もアトム大使のころからだから、今年の4月で58歳か~
未だに猪木パンツはいて、頑張ってるよな~~

さて…もちろん手塚治虫展は「写真撮影禁止」(笑)
よって、地方の方や、行きたいけど行けない~ってな方は
コチラ(虫さんぽ)をご覧下さい~

で、私のブログではこの日買ったグッズの紹介をば致します









80周年限定のポストカード8枚組セット

リボンの騎士はテレビで見ておったが…
展示してあった漫画を読むと…
サファイアは男の恰好が嫌いだったらしい????(ビックリ)
テレビアニメではチンク(天使)が間違ってサファイアに男の魂を入れてしまい…
たしか…女の恰好を嫌がっていたような…(ハハハハハ)

ジャングル大帝レオの最終回漫画も展示してあった
それを見て、またまたビックリ!(笑)

雪山での過酷な探検旅行で盲目となっていたレオは、ヒゲオヤジを救うべく
自らの命を絶ち、その肉をヒゲオヤジに食べさせ彼を救うのだ
そうしてレオの父であるパンジャがそうであったように
レオも毛皮だけが最後に残るのである
ジャングル大帝の第一回目でレオの父パンジャは土人たちに肉を食べられ
毛皮だけが残される。過酷なようでそれが自然なのだよ。っと
手塚治虫氏は言いたかったのだろうか?凄いストーリーだったんだ…
改めて感服した



こちらも80周年記念のメダル(笑)



こちらは今回の展示物を収録した図録



コチラは…なぜか水木しげると手塚治虫のコラボ作品(ハンカチです)
手前の塗り壁が笑える~(アハハハハハハ)

今回買った図録の中から…



手塚治虫氏の自画像。

展示室を入って行くと…ほどなくマグマ大使とゴアの着ぐるみが置いてあった
私しゃ…マグマ大使も手塚作品とは知らんかった
考えてみれば…今、アニメと言えば宮崎駿作品っと子供らが言うよりも
もっと、もっと、私らは手塚作品に囲まれて育っていた
懐かしいという枠を遥かに超えて…
人間形成の一部を手塚氏に補ってもらっていたのかもしれん

子供のころに、こんなに手塚作品に生で触れることが出来て
私は幸せだったんだの~っと、しみじみ思った

一通りグルっと見て…他のメンバーはと見れば…
皆さん真剣な眼差しで展示作品を見ておる
私はと言うと…サッサと会場を後にし…グッズ売り場へと走った(ハハハハハ)

あるは、あるは…お宝の山であった(笑)
こんなに沢山の手塚治虫記念グッズに、初めて出くわした
色々とグッズを買い漁り…手塚作品の漫画を立ち読みしながら待つこと30分
やっと皆さんが出て来たので合流(アハハハハハ)
漫画の立ち読みに没頭し過ぎて、皆さんが出て来たのに気付かず
幹事の夜さんから電話を頂いてしもうた(ごめんなさい~)


「80周年手塚治虫展記念図録より」

1928年11月3日大阪豊中市生まれ。5歳から兵庫県宝塚市。
13歳の時、太平洋戦争勃発。1989年2月9日胃がんにて死去。享年61歳。
本人に病名は知らされてはいませんでした
昏睡状態に陥り、意識が快復すると仕事をするために「鉛筆をくれ」っと
言っていたそうな
「グリンゴ」「ルードウィヒ・B」「ネオ・ファウスト」「火の鳥」が未完。

展示物の中に、手塚氏作成の学生時代のノートがあった
可なり精密な絵が挿入されたノートであった
手塚氏は自分の絵のことを「絵ではなく記号」だと言っていたのを覚えている
デッサンにコンプレックスを持っていたらしい

手塚先生。そんなこと全然ないっす。

あの、子供のころに見た手塚先生の絵を
こんな中高年になって見ても、十二分に感動しましたがな
とっても上手な絵だと感服しました
私なんぞに言われても嬉しくも、なんともないと思いますが
でも、本当に夢を「ありがとうございました」
安らかにお眠り下さい。また、どこかでお会いしたいものです(笑)

そんな風な思いを抱き、江戸東京博物館を後にしました

会社を休んで…エエ~時間を持てたな~~
一緒に参加したネットで知り合った皆様。
楽しい一時を一緒に過ごせて嬉しかったっす。ありがとうございました。

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ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)

手塚治虫展② (オフ会)

2009-06-03 | 仲間とのハチャメチャ
5月26日(火)すみきった青空が眩しい一日であった
会社を休んだからだろうか…気持ちが晴れ晴れとしておった(アハハハハハ)

江戸東京博物館で開催している「手塚治虫展」へ行くため
とりあえず「渋谷」へ出て、緑の電車の「山手線」に乗り
黄色い電車の「JR総武線」に乗り継ぎ、「両国駅」へ向った

渋谷へ出る電車で「人身事故」が早朝にあったため
思っていたよりも時間がかかってしまった(最近、多いよな~~)

早めに到着し、両国界隈の写真を撮ろうと思っていたのだが
「両国駅 西口」に到着したのは、お約束時間の20分前であった
両国駅の住所は「東京都墨田区横網一丁目」
さすが両国!住所が横綱かい?っと思ったら「ヨコアミ」であった(ハハハハ)




そそくさと、写真を撮る(笑)

全部で4種類の土俵入りをかたどった力士像があるらしい。
時間の関係上、撮れたのは2種類だった。
台座には歴代横綱の手形があるので
これを探しながら両国をブラリ旅するのも楽しいかもしれん。

多分…集まったメンバーが中高年婦女子ということもあり
約束した時間よりも、早めに集合しているだろうと予想し、急いで両国駅へと戻る
案の定、既に全員がJR総武線「両国駅西口」に集合しておった(ハハハハハ)


両国駅の西口には、こんなに可愛い力士像があった
久々にブログの記事をUPしてくれた長友さんの所から写真を勝手に拝借(笑)
この像の前で待ち合わせすると良いかもしれん

「手塚治虫展」が開催されている江戸東京博物館へは、このJR総武線「両国駅」を使うと便利
「両国」へは都営地下鉄大江戸線も乗りつけておるが、コチラの「両国駅」は…
江戸東京博物館へ行くには、少々遠いと思う。
10分以上歩くでの~展示物を見る前に疲れてしまうと思う(ハハハハハ)

集まったメンバーは…
まずチケット提供者の「長友さん」
それに手話通訳を兼ねてくれている「ちゃーママさん」
今回、色々と手配やら準備をしてくれた「夜さん」
学食のバイトを休んで飛んで来た「ビバさん」
静岡から、やっぱりバイトを休んで飛んで来た「ブックさん」
腐女子の師匠と崇められておる「こたりんさん」
漫画つながりで集いに飛んで来た「カズさん」と「たまこさん」
全部で9名。いやはや…凄い人数である(アハハハハハ)

今回初めてお会いしたのが、3名。
「こたりんさん」は、色々なサイトでウワサだけは聞こえておりやした
なにが…って…「スゴイ」っと…(笑)
4人の子供を持ち、仕事もし、漫画も読むパワフル母ちゃんでやんす(ハハハハ)

あとお二方「カズさん」と「たまこさん」は、完全無欠の初めてでして
チラっとお話したものの…ナイーブな私は何をどうお話してよいやら解らず
お二方の漫画話に「へ~~~」っと頷くばかりでやんした(笑)
ま、今回出会ったので知らん仲でもなくなりました
次回は漫画のお話を、もっと沢山聞かせて欲しいです(よろしくです)

で…大所帯を率いて「夜さん」が連れて行ってくれたところは

「東天紅 第一ホテル両国店」



写真を見てもらえば解るがの…まだ…「準備中」でやんす(笑)
先にも述べたが…中高年婦女子は時間には厳しい
少し早めに到着し、ズベ~っと広がりながら待つクセがあるのだ
東天紅の奥で店員さん達が…
コチラを見ながら、右往左往していたのが印象的でやんした(笑)

幹事の夜さんから、「少し値段が高いよ~」っと聞いていたのだが
なんの、なんの…いがいに安いっす



私の頼んだランチは1,050円の「酢豚セット」(上記写真)
他の方が頼んだ「華」が1,575円(もう一品オカズ付き)
これにコーヒーやデザートが付いた「扇」2,625円などがあり
ホテル内の有名中華料理屋さんにしては、リーズナブルな昼食であった
しかも美味いしの~

幸せを満喫し話しに花が咲き乱れたところで…
お土産交換会となった…………

が…

私しゃ、すっかり忘れておった!!!

なにがって…

土産を買うのを…
(ガハハハハハハハハハハハ)


皆様から頂きました「お土産の数々」でございます。
もらっておいて言うのもはばかれるが…
「何故か食い物ばかり…」(アハハハハハ)

さて、駅での待ち合わせ、昼食の東天紅入り口など
早め、早めに到着しておった中高年婦女子の団体ではあったが…
この中高年婦女子の最大の特徴は…
「早めに到着するが
一度座ると動かない」
で、ある。

昼食に2時間かけて騒いだ後…
やっと本命の「手塚治虫展」へとゾロゾロと向った一行であった~

っということで…
ブログタイトル「手塚治虫展」とかかげておるが…
まだ、つかない。。。。(ガハハハハハハハ)

次回「手塚治虫展③」をお楽しみに~~~(笑)

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手塚治虫展① 「手話」

2009-06-02 | 仲間とのハチャメチャ
ある日、ポチっとメールが届いた
ブログで遊んでもらっておる「夜さん」からである

「長友さんが、手塚治虫展のチケットを提供してくれました。行けますか~?」
行ける行けないとか考えるより先に、「行きたい~!」っと思った(笑)
どうやら長友さんの友人経由で、チケットが手に入ったらしい
長友さんともブログで知り合い、既に何度かオフ会で出会っている
最近、色々と忙しいらしくブログを休んでいるのだが
それでもこうして声をかけて下さるありがたさに、感涙しきりである

長友さんは、耳が不自由である。
だから彼女とお話する時は、手話を使うか…彼女の読唇術に頼る(笑)
もちろん、大多数の方が手話が出来ないので
手話を勉強している「ちゃーママさん」が通訳をかって出てくれている

ブログで知りあったヒコさんが、自身のブログでこんな事を言っていた

最近よく頭を過ぎることがあります。
それは、手話を始めた頃に、味わった苦くも大切な想いです。
聞こえない人の中で取り残され、
ポツンと一人佇んでいた何とも言えない孤独感・・・。


手話が飛び交う中で、手話が解らないので一人ポツンと取り残される姿は
耳が不自由な人達が、常日頃置かれている立場を逆バージョンで現しています
これを読んだ時に、ドキっとしました。

今、私の家のトイレには、手話の指文字表が貼ってあります(笑)
手話を習いに行く時間が取れないので、コツコツと独学するつもりです
こんな出会いを作ってくれた「ブログ」って、素敵ですね~~

毎回、長友さんに出会うたびに手話を披露し
驚かせてやろうっと考えています(笑)

手塚治虫氏は沢山のメッセージを我々に残してくれています
一環して彼が伝えているメッセージに「生命の尊さ」があります
子供の頃に戦争を体験し、命の大切さを痛感したのだと思います
なかでも、あらゆる人々との「対話」の大切さを語っていました

鉄腕アトムの手話教室

こんなサイトがあります。
身の回りで手話を使う機会がある人は稀だろうと思いますが
指や手を動かすことは、ボケの防止にもなるそうです(笑)

最近、気が付いたことがあります
たった一言でも手話を使って話しかけると、長友さんの目がキラキラと輝きます
沢山お話出来ないもどかしさを私は感じていましたが
何時もコミュニケーションを取れない長友さんにとっては
たった一言でも「金の言葉」なんだな~っと

アトムが自分の名前「ア・ト・ム」と表現しているところが「指文字」です

さて…前置きが長くなりました(ハハハハハハ)
次回は長友さんから頂いた「手塚治虫展」のチケットを手にいよいよ
手塚治虫展 江戸東京博物館(2009年4月18日~6月21日)へ行きます
総勢9名のオフ会です(笑)お楽しみに~~~

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ドンガラガッタ~

2009-06-01 | 会社のハチャメチャ
会社で事務職なんぞをやっておると…誰もが経験する嫌~な出来事に
「税務署の監査」がある。

それが、つい先ごろあった。

別に悪いことをやってなきゃ~なんの恐いこともない
もちろん、私も悪さはしておらんので、あんまり深く気にはしていなかった…。

ところが

全てを牛耳っておった、大お局の「西太后様」が退職されて
経理を任されておった「粘着の君」(53歳男性)が…なぜだか相当慌てておった

「西太后様」と「粘着の君」の間には、日本海溝ほどの溝があったので
最後の「西太后様」の「意地悪」なのかは解らんが
肝心な部分の引継ぎが、一切なされていなかったらしい…(お・恐ろしい~)


まず簡単に、この二人の、日本海溝物語をお話しよう

西太后様は、誰が見たって押しも押されぬ本社経理のドンであった
が、世代交代で若い社長が就任すると、古い体質を引きずった西太后様は
なにかに付けて、若社長を軽んずる発言が多く、絶えずぶつかりあっておった

そこで一計を案じた若社長は、
外の世界から「粘着の君」を、経理へと引っ張って来たのだある
しかも、あろうことか…
彼は、経理就任直後から、西太后様と同じ「課長職」となったのであった
つまり、この頃、経理には二人の「課長」が鎮座していたのだ
二人しか居ないのにもかかわらず…である(笑)

この状態が3年続いた。。。。。

「言った言わない」から始まり「やったやらない」「教えた教えない」など
各営業所の事務職を巻き込んだ、大変鬱陶しい状態が続いたのは、言うまでもない

やっと「粘着の君」が本社経理の仕事を覚えた頃
若社長の第二弾攻撃が始まり
西太后様は本社経理の座から押しやられ、窓際へと飛ばされ
数ヶ月前、そのお立場に耐え切れず、退職されたのであった~

西太后様退職直前、若社長は「粘着の君」を「次長」にし
西太后様にダメを押したのには、流石に回りで見ていた者もア然とした

さて…税務監査に話は戻る

ある書類が無い!っと「粘着の君」が騒ぎだした
私はその書類を「西太后様」がセッセとファイルしていたことを知っていたので
「本社にある」っと述べたのだが…
「時間がないので、もう一度、作って欲しい」と言われた

時間がないのに…
「3年分の書類を作れってかっ!?」
大変、頭にきた私は…西太后様へメールを入れた

「粘着の君が某書類が無いと言っているのですが、何処にあるんでしょうか?」と…

普通、退職して数ヶ月経った会社の子から、こんなメールをもらったら…
アナタならどうする?
「どこそこにあるわよ~」っとメールで返事をくれないかい?

あろうことか…西太后様は、本社の粘着の君に直接電話を掛け
「あの書類は、○○にあるわよ!
何処探してんの?」

っと…怒ったらしい…
引継ぎをしていないのに…よくもまぁ~雷を落とせるもんだの~

そして…私のいる営業所にも直接電話を掛けてきて
「言ってやったわよ!」っとおっしゃったのだ

あの…
「直接、言って欲しいとは…
一言も言ってませんが…」

っと心の中で思ったが、口では一応「ありがとうございます」っと言っただ
他になんて言う?(笑)

結局、西太后様は会社を退職されて、数ヶ月経った今でも
「自分は未だ、あの会社の人間だ」と思っておられるのだろう
3年分の書類を作らないですんだのは、大変ありがたかったのだが…
話が大きくなり、
「満天さんが西太后様にチクった」
なんぞという風評だけが、未だに社内をグルグルと回っておる

電話口で西太后様の捨てセリフが
「今度、連絡するわね。また会おうね~」
っと脳天気に言われた(笑)
この出来事。高くついたの~~~(ハハハハハハ)

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