満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

咳の止め方

2009-04-13 | 昔話のハチャメチャ
この時期、日本列島の広い範囲に「黄砂」が吹き荒れる
東アジアのタクラマカン砂漠やゴビ砂漠より飛来するのだが
大きい粒子は、途中で落下し
日本なんぞに届くのは、小さい粒子のものがくる

砂漠で巻き上がった黄砂は、中国の工業地帯上空を通り
有害な公害物質を含んだ状態で、日本へ飛来するらしい

私は花粉症ではないのだが、この「黄砂」にはやられる(笑)
もともと、気管支が弱いので例年気を付けてはいたんだが…
ちょいと風の強い日に、つい、マスクをせずに外に出かけ、やられてしまった

ほぼ、花粉症の症状と同じ状態になるのだが
今回は大きく吸い込んでしまったらしく「咳が止らない」
しかし、咳っていうのは何で夜になると出るのかね?
毎晩、咳が出て眠れない日々が続き…辛い(笑)
これに熱がともなうと…結核かっ!?となり病院へ隔離されるのだが…熱は平熱。

咳止めの薬は、体への負担が大きいので出来るだけ飲みたくなかったのだが
寝れないので背に腹は変えられん
喘息で出る咳には使ってはならないのだが
今回のような黄砂が原因の咳なら、市販の咳止め薬が効く
速攻性を重視するのなら、シロップタイプがお奨め
今回久々に飲んで、子供の頃を思い出してしまった(笑)

子供の頃に「咳」が出て飲まされたのが
「咳止めシロップ」
ただし、昔の咳止めシロップは常用性のある成分が入っていたので
親に「飲ませろ~」と言っても、2本飲めたら御の字であった

咳止めシロップの代わりに、飲まされていたのが
「レンコン汁」
レンコンをすりおろした汁を飲まされたのだが…これがめっぽうマズイ
ニガイ。吐きそうになる。

「ニンジン汁」
色はキレイなのだが、その味たるや…最悪である
これを飲まされるくらいなら、咳で死んだ方がマシじゃっと何度も思った

上記のレンコンとニンジンは、手に入りやすかったらしく
よく飲まされた・・・歯をくいしばり飲むのを拒否したが
脇腹をくすぐられ、笑った口に放り込まれるので、むせた。

「大根の蜂蜜漬け」
これは他に比べたら天国の味じゃった。しかし…当時蜂蜜は値段が高く
めったに手に入らないので、記憶をたどっても1回しか経験がない(笑)

あとは塩をフライパンで炒って熱くしたものを
ガーゼでくるんで首に巻いておった
「白いマフラーみたい~」と、自分では思っていた記憶があるが
当時の写真を見ると…えらいみっともない。。。

コレを首に巻いて、「サイボーグ009ごっこ」なんぞをやっていて
ガーゼが切れて、塩が部屋中に飛び散り…大変、強く怒られた記憶がある(笑)

この…塩。本当に咳に効くのだろうか?
大人になって色んな人に聞いてみたのだが…塩を炒って首に巻いたのは
私だけのようだ

北海道では花梨も南天も手に入らなかったもんで…
苦肉の策でレンコン搾ったり、ニンジン搾ったりしてたんだろうか?
どちらにしても
出るものを薬品で止める場合は、体に負担がくる
今でも「大根の蜂蜜漬け」なら役にたつのではないかな

「龍角散」
咳の出ていないときでも普段は、この「龍角散」を
添付の小さいサジで、一杯飲まされていた

これ…粉だぞ(笑)小さいとは言えノドの奥へ入れないとニガイ
ノドの奥へ行き過ぎるとムセルしな(笑)
これを親の目の前で飲まないと、学校へは行けなかった
何度か飲んだフリをチャレンジしたため、飲んでから飲み込む前に
口を大きく開けて白い粉が口に入っているか、親が確認しないかぎり
飲みこんではいけないルールが出来てしまい、大変、苦しい思いをしていた

「ズルをすると、もっと大変なことになる」
という格言が、この時、私の中に生まれた(笑)
今は便利になって、ノドスプレーを使っておる

どちらにしても…黄砂よ。お願いだから飛んでこないでくれんかの~

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