会社におる「黒マメ部長」のお宅に泥棒さんが侵入し
家財道具一式を盗んで行きやがった~
多分、トラックで来て引越しを装いトンズラした模様
被害物品推定額「100万円」
被害現金額「3,000円」
あまりの差額に、おまわりさんにも笑われたらしい(ハハハハハ)
この現金3千円は一人息子君が文房具を買おうと思い
母親からもらった「お小遣い」であった~
過去に満天さんも同じ憂き目を味わった事がある
あれは・・・・・・満天少女が小学校2年生のころ
とある春の陽気に浮かれておった日曜日~
家族揃って近所の喫茶店へ出かけておった
当時、満天少女は「メロンソーダフロート」なる飲み物に夢中であった
円錐形のグラスに緑色のソーダ水が入り
下の方から炭酸の泡がポチポチと漂い氷をかき分けながら
最上部にトテっと乗っている丸いバニラアイスにぶつかる
いつまで眺めておっても飽きない光景であった
これには柄の長いスプーンが付いており
アイスを一口食べては、メロンソーダをストローでチューっとやり
口の中で炭酸とアイスが混ざり合う感触が最高なのである
この頃の満天少女を黙らせるには至上最強の飲み物であった~
これを与えられておった時の満天少女の集中力は他に類を見ない
と、そこへ
満天少女の至福の時間を打ち破るように隣に住んでおる
おばちゃんが喫茶店へ駆け込んで来たのである
「あんたんちにドロボーが入ったよっ!!!!」
「えっ!!」っと慌てふためき自分達の娘の存在を忘れ
自宅へ駆けて行った両親を何気に見送り
満天少女はユックリ~とメロンソーダフロートを楽しんだのであった
さて…メロンソーダフロートを完食し
喫茶店のおばちゃんへ「後でお金を持ってくるね」っと頭を下げ
満天少女はトテトテと自宅へと戻った
戻ってみて目に飛び込んで来た光景は
家の前にパトカーが停まり近所の人々の人だかりであった
近所のおばちゃんが満天少女を見つけ
おまわりさんに「この子、ここんちの子供だから」っと引き渡され
やっと自宅へ戻った満天少女はさらに驚いた~
なんと部屋の中で竜巻がおこった様な光景であった
全てのモノが床に散乱しているのである
急いで子供部屋へ行ってみると
たいして荒らされた雰囲気はなかった…
が…満天少女の勉強机の上に置いてあった
野球ボール形の貯金箱と
ソフビで出来たアトムの貯金箱が消えておった~
セコセコと貯めた満天少女の楽しみを
泥棒どんは奪って行ったのである
その後、満天少女は両手の平に墨を塗られ
手形を取られた
満天少女は相当ウンザリした顔をしていたらしく
刑事さんは「必ず犯人を捕まえるからね」っと
真っ黒な満天少女の手を握り誓っておったが・・・
満天少女は貯金箱を取られた事よりも
両手を真っ黒にされた事の方が嫌であった
少しズレた見解を公表した刑事さんは
やっぱり犯人を見つける事は出来なかった
刑事さんの白い手袋が黒く汚れたのが印象的であった
野球ボール型の貯金箱には一円玉がビッチリ入っており
ソフビアトムの貯金箱には半分ほど五円玉が入っておった
総額は千円にも満たなかったと思う
だが…一円で飴が一個買えた時代の話であるから
泥棒さんには、ありがたい収入だったかもしれん
指紋は終生変わらんと言うから…
今も警察には満天少女の指紋が眠っておるのじゃろうか?
「この先、悪い事は出来ないな・・」
っと残念に思った小学2年生の満天少女であった
家財道具一式を盗んで行きやがった~
多分、トラックで来て引越しを装いトンズラした模様
被害物品推定額「100万円」
被害現金額「3,000円」
あまりの差額に、おまわりさんにも笑われたらしい(ハハハハハ)
この現金3千円は一人息子君が文房具を買おうと思い
母親からもらった「お小遣い」であった~
過去に満天さんも同じ憂き目を味わった事がある
あれは・・・・・・満天少女が小学校2年生のころ
とある春の陽気に浮かれておった日曜日~
家族揃って近所の喫茶店へ出かけておった
当時、満天少女は「メロンソーダフロート」なる飲み物に夢中であった
円錐形のグラスに緑色のソーダ水が入り
下の方から炭酸の泡がポチポチと漂い氷をかき分けながら
最上部にトテっと乗っている丸いバニラアイスにぶつかる
いつまで眺めておっても飽きない光景であった
これには柄の長いスプーンが付いており
アイスを一口食べては、メロンソーダをストローでチューっとやり
口の中で炭酸とアイスが混ざり合う感触が最高なのである
この頃の満天少女を黙らせるには至上最強の飲み物であった~
これを与えられておった時の満天少女の集中力は他に類を見ない
と、そこへ
満天少女の至福の時間を打ち破るように隣に住んでおる
おばちゃんが喫茶店へ駆け込んで来たのである
「あんたんちにドロボーが入ったよっ!!!!」
「えっ!!」っと慌てふためき自分達の娘の存在を忘れ
自宅へ駆けて行った両親を何気に見送り
満天少女はユックリ~とメロンソーダフロートを楽しんだのであった
さて…メロンソーダフロートを完食し
喫茶店のおばちゃんへ「後でお金を持ってくるね」っと頭を下げ
満天少女はトテトテと自宅へと戻った
戻ってみて目に飛び込んで来た光景は
家の前にパトカーが停まり近所の人々の人だかりであった
近所のおばちゃんが満天少女を見つけ
おまわりさんに「この子、ここんちの子供だから」っと引き渡され
やっと自宅へ戻った満天少女はさらに驚いた~
なんと部屋の中で竜巻がおこった様な光景であった
全てのモノが床に散乱しているのである
急いで子供部屋へ行ってみると
たいして荒らされた雰囲気はなかった…
が…満天少女の勉強机の上に置いてあった
野球ボール形の貯金箱と
ソフビで出来たアトムの貯金箱が消えておった~
セコセコと貯めた満天少女の楽しみを
泥棒どんは奪って行ったのである
その後、満天少女は両手の平に墨を塗られ
手形を取られた
満天少女は相当ウンザリした顔をしていたらしく
刑事さんは「必ず犯人を捕まえるからね」っと
真っ黒な満天少女の手を握り誓っておったが・・・
満天少女は貯金箱を取られた事よりも
両手を真っ黒にされた事の方が嫌であった
少しズレた見解を公表した刑事さんは
やっぱり犯人を見つける事は出来なかった
刑事さんの白い手袋が黒く汚れたのが印象的であった
野球ボール型の貯金箱には一円玉がビッチリ入っており
ソフビアトムの貯金箱には半分ほど五円玉が入っておった
総額は千円にも満たなかったと思う
だが…一円で飴が一個買えた時代の話であるから
泥棒さんには、ありがたい収入だったかもしれん
指紋は終生変わらんと言うから…
今も警察には満天少女の指紋が眠っておるのじゃろうか?
「この先、悪い事は出来ないな・・」
っと残念に思った小学2年生の満天少女であった