9月15日の深夜バスで羽田空港へ。
9月16日に高知龍馬空港着→四国お遍路29番~88番結願→1番お礼参り9月24日(お遍路順打ち9日間)
9月25日~27日2泊3日高野山
9月27日 自宅着
イエ~イ、昨日夜に、お遍路の全ての「業」を成し遂げ、無事戻ってきました~~~!
おかげさまで、この2016年の1年で88の四国遍路を結願することができました!!
皆様に、本当に感謝です!
目には見えないものですが、皆様にはブログを通じて応援して頂きましたことに感謝申し上げます。
皆様が支えて下さったことで、この「修業」を成し遂げることができました。
前回はGWと仕事の代休消化などをうまく使って、28番まで順打ち。
今回の「第二弾 四国お遍路旅」では、四国61箇所の寺院さんをまわり、その足で高野山を2泊3日しました。
徳島は「発心の道場」とも言われ、11日中うち8日は完全歩き遍路でした。
高知に入ると「修業の道場」とも言われ、「第一弾 四国お遍路」の3日は基本歩き+電車やバスで移動しました。
今回「第二弾」は、高知龍馬空港から29番を目指しました。
足摺岬。
ここへ向かう途中、台風到来の影響か「豪雨」になり、歩き遍路さんがそれに動じず、歩行している姿を車内から見ました。
その時、レンタカーだった私は「乗せてあげたい」という気持ちと、私自身も歩き遍路を何日も経験し、諸先輩方からも「歩くか、妥協するか問題」の心の葛藤について熱い議論について聞いていたため、同じ事情を知る遍路として、見守る選択に心が痛みました。
考え方やこだわりを持つお遍路さんも沢山いますし、私のように「ゴールイン=すべて」という目標で四国回りをされている方もおられるとお思います。
お寺に辿りつくと、その頃にはなぜか急な晴天が現れ「足摺岬」の海岸の美しさは、四国遍路の中でも印象に残りました。
今年は60年に1度「逆打ち」できる年でもあり、その逆打ち効果は、順打ち遍路の4倍とも聞きます。
私は「順打ち」でしたが、「逆打ち」の方々と情報交換する機会も何気にあり、思い起こせば「逆打ち遍路」は圧倒的に男性が多かった印象でした。
「順打ち」の場合はお寺をまわる「順番」の規定はないそうですが、「逆打ち」はその順番をすべて「逆」にすることで、高徳を得られると聞きました。
それが本当ならば「逆打ち」の方がルールが厳しく、路面の案内図も「逆」は矢印が自分を指していれば正しいのでしょうが、現実的には「順打ち」で四国遍路のすべてが成り立っているのですのから、歩き遍路さんの「逆」ははかなり厳しいと思いました。
車遍路さんはナビがあるから別として。
男性は「その日行くだけ行く。その日行けるだけ歩く」という理念があり、ある程度行動過程は自由かもしれません。
女性は体の構造や感情面も男性とは根本的には違いますので、「風まかせ」に近いような考えをお遍路で日々実現するには、難しい面はあると思います。
食事で一番感動したのは「58番 仙遊寺」さんの精進料理でした。
2年前にご住職様は、大切な愛する奥様を亡くされてしまいました。
奥様がこだわっていた精進料理のレシピを今も大事にされておられます。
その後、最終的に私は「高野山」にお参りするのですが、この仙遊寺の精進料理が、もっとも正統な精進料理と思いました。
薄味なのに、物足りなさがなくて、心がこもっていて、丹念に時間をかけて仕込まれた料理と解りました。
このようなお料理を毎日食べていて、ストレスのない暮らしをしたら、心も体もキレイを持続できそうです。
朝のお勤めでの、ご住職のお話は、88箇所の四国お遍路の中でも一番印象に残りました。
ほぼ全部心に残っています。
「生きる」って何なのか?
「思い」って何なのか?
人を心から思いやり、愛し、そのために我が身までも犠牲にして、それでも叶えたい深い深いもの・・・
涙が溢れてきて止まりませんでした。
「第一弾 四国お遍路」で歩き遍路の折、色々と助けて頂いたY夫妻が「絶対に行くべき宿坊」が仙遊寺さんでした。
「ご住職さんのお話が、とても面白くて・・・だけど凄く良い事を言うので、また聞きたくなって・・・何度泊ってもいつもご住職様のお話は素晴らしくて、また聞きたくなる」って。
四国にまた機会があれば、何としてでも「仙遊寺」さんにお泊りしたいと思いました。
お遍路さんでなくても、ホテル代わりにされても良いのです。
お掃除とか、宿坊に泊まることで求められることは何一つないのですが、ただお四国の宿坊は自分でお布団を敷く必要があるだけです。
夕食は5時半~6時スタートが基本で、消灯時間もありません。
朝の「お勤め」は、6時~が基本ですが、私の体験の中では唯一「善光寺」さんは5時半からが一番早いお勤めでした。
だけど、起きれなくても強制ではないので大丈夫です。
「お勤め」はお寺さんによって、お経をあげる以外に、それぞれの個性があります。
皆均一ではなくて、素っ気なかったり、何気に売店の販売っ気あったり、本当に「諭し」とか日常生活に実践できるありがたいお話しあったり・・・本当に色々。
そこがある意味で、宿坊に泊まる醍醐味=朝のお勤めと感じました。
私はほんとうは、朝苦手派ですが、何とかなるものですね~。
私の不注意でお遍路途中、携帯電話使えなくなってしまい、目覚まし機能も使えなくなってしまいましたが、体内時計で朝のお勤めをきちんと完結することができました。
闇と光が交代する朝がきた、その時間の空気はいつも清々しいものでありました。
*ちょっと長くなりましたので、続きはまたあとで。
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