「ステイホーム」そんな言葉が美徳のように言われ続けた、2020年春。
最後の遠方旅行は、3月の四国遍路ツアー。
3食付きで、ご飯、天婦羅、汁物代わりにうどんが出ることも多々あり。
食が細い私にとっては、食べるのが大きな負担になってました。
いただいた食事を残すというのは、私にとっては気持ちのよくない行為なのですが、途中で気が付き食べ過ぎないようにしました。
それでも胃腸の調子が悪くなる一方。
体重も増えました。
ツアー終了後は自宅の保存食材を食べて、極力お買い物は控えていました。
のちにジムは一時的な休業になり、私は運動もせず、サウナも入らない、とても不健康な状況になりました。
主に、乾麺などを茹でて食べる日が続いていました。
麺好きなので、麺生活に抵抗はなかったんです。
でもツアー後も胃腸の具合が良くなく、度々起こる腹痛、便秘に悩まされました。
4.5KG太ったところで、ジムが再開となり、サウナ仲間に「太ったね!」と言われ、「お互い様」などと談話していたのですが、なかなか痩せてこないんです。
特に、お腹周りの脂肪が目立ちました。
ある日ふと、この頃、蕁麻疹が出るようになってきたなと気が付き、これは食物アレルギーからくる肥満ではないか、と疑うようになりました。
その頃は、毎日連続で小麦摂取が常態化していました。
数年前のigEとigA食物アレルギーフードパネルの結果表を出してきてみると、
結構いろんなものに反応が見られますが、その結果を手にしたころの私は、あまり本気で気にしてなかったのです。
一番重要なのは、このレポート。
見ると、主に乳製品や卵、ナッツ類は食べてはいけない体質なのです。
そしてこの時点ですでに小麦など一部の食物は、ルーティーンな摂取を禁じて、3日毎に摂取できるとなっています。
すでにこのデータは東日本大震災前のデータですから、食べ続けた結果、アレルギーが増幅している食物もあるはずです。
「これだ!」と思いました。
食物アレルギーは太る原因になりえます。
アレルギー症状を引き起こす食べ物を食べることによって、腸に攻撃が加えられ、細胞膜が傷つき、細胞が老化してしまうのです。
細胞膜が傷ついて、酸化が促進されてしまうと、細胞が老化して、栄養が十分に吸収できず、代謝も悪化してしまいます。これにより、痩せにくく太りやすい体質になってしまうのです。
食物アレルギーは老化を促進して、太る原因になるようです。
それで、食物アレルギーを除去する食生活の見直しを行い実践しました。
牛乳やヨーグルト、ナッツなどは食べなくても生活できました。
パンは月に2~3回、サンドイッチやハンバーガーを頂く程度で、パン抜き生活も苦しくはなかったです。
でも私にとっては、麺を抜くのはとても辛いことでした。
ラーメン、そうめん、蕎麦、パスタ大好きなんです。
それに調味料にも小麦は色々と使われています。
パスタ、そうめん、は止めれましたが、ラーメンは中毒性のある食べ物なので、やめるのは難しいです。
ラーメンを食べるとお腹が痛くなるようで、できるだけ食べないようにはしています。(小麦、小麦グルテン、かん水が影響か?)
夫が、十割打ちで天婦羅もそば粉で揚げているお店を探してくれたり、家族のささやかな協力も必要です。
結果、毎月1.5kgづつ体重減少し、2ヵ月半で2.2kgの脂肪量を落とすことができました。
3ヵ月もすると、こんなに制約のある食生活にも観念するようになり、楽しみを除去する食事にも少し慣れてきたような気がします。
内科医からは、大腸検査を勧められていますが、見立てでは過敏性腸症候群(IBS)と診断され、ツムラの大建中湯(100)とガスコン、ミヤBMを処方されています。
ツムラ100を飲み始めてから、腹痛が少しだけ改善されたので、気持ちが楽になりました。
多分ですが、食物アレルギーとIBSも全く無関係ではないと思っています。
子供のころから、アレルギーの体質は持ち合わせていたのですが、自粛の生活という型にはまったことで、ストレスにも関連していたようにも思います。
これからも食物アレルギー除去生活は、意識して行っていきたいと思っています。