貸切温泉から上がると、ちょうどお部屋に夕食がセットされたところでした。
まさか、あの貸切風呂の廊下にあったディスプレイの壷が部屋に???
思えば、咲花温泉に通じる橋の欄干にも「土器」が飾ってあったし、私には壷というよりこれは土器に見えて仕方ないのですが・・・
ちょっと開けてみました。
土器の中に羽釜が・・・
やはり、宿の大げさな演出に違いありません。(とその時は思ってました)
料理は手はかかっているけれど、至ってシンプルな第一印象です。
突き出し、揚げ物、蒸し物(茶碗蒸し)、椀物、焼き魚・・・
今回のプランは鍋が選べたので「海鮮鍋」にしました。
せっかくなのでお料理に合わせて、新潟の地酒を・・・。
そう、此処は米どころ、酒どころ「新潟」ですから~。
地酒のセットをオーダーしましたが、温泉宿にしては良心的な価格です。
特に「村松」がインパクトありました。
海鮮はやはり地酒に合います。
流通(街道)に恵まれているためか、浜ではないのに鮮度良かったです。
そしてこのご飯!
あの土器風な壷で20分固形燃料で炊き、蒸らしたご飯。
サプライズな味でした!
大げさかもしれませんが、今まで食べた温泉宿のご飯の中で、もしかしたらNO,1の美味しさではないでしょうか♪
とにかくお米はピカピカ光っているし、粒が1個1個主張してくるのです。
まさに「米は穀物=粒」という感じです。
ご飯茶碗にご飯が一粒でも残っていると両親に叱られた経験はありましたが、その粒を食べ残さずにしようと思っても、餅みたいにベタっと潰れる、そういうのが=米のイメージでした。
この不思議な壷で炊いたお米は、粒が立っていて、一粒一粒が箸で持てるのです。
地酒頂いた後なのに、ご飯がこのお味噌汁とお漬物でどんどん食が進み、美味しく頂けました。
何なの?この感覚は?
摩訶不思議!
食後のデザートは手作りのプリンでした。
フワフワに布団が敷かれ、お腹もいっぱいになって快眠。
翌朝は、会食場で朝食。
健康的な朝食。
普段はこの量の1/10の量も食べませんが、こういう朝食を見るだけでも、この宿を選んで良かったと思いました。
ご馳走さまでした!