意志のなかにいる

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もうガルパン実写でやったら? (アニメ感想)

2016-04-13 21:14:38 | アニメーション雑感2016 Q2






マクロスΔ 第1話  戦場のプロローグ と 
第2話  覚悟のオーディション Δ+








「個性」と「才能」ですよね、それが燻っている若人を
ステージで、そして戦場で煽っていこうと、その親切さよなあ。
今回「歌」に「癒やし」の効果があるんでなんか「訛り」のある
ヒロインもってきてるね、これは「標準語」っちゅう
通りはいいけどよそよそしい言葉にはない効果があるね
また「感情」が他者にもはっきり分かるような「異星人」としての
特徴ももっており「才能」だけならまさしく抜けているということだろう
そしてそれを守るのも才能はあるけどくすぶっている若人っちゅうことで
それらが「戦場」っちゅうスクランブルがかかっている中で
否応なく個性を発揮するというしかけ、勿論戦場の中で
さまざまな情報提示やキャラクターの個性をうまく消化しているのは
さすがですね、戦闘シーンはまあ今風のやつです
ぶんぶん動くけど「気合い」で動いている感じがあんまししない
即物的な感じの動かし方やね、そこをアイドルの歌唱がおぎなってる。
本当にいい設定だよなあ「戦闘に恋に歌」って。












ジョーカー・ゲーム 第1話 ジョーカー・ゲーム(前編) △+








スパイなんで「本名」なんてものはあってなくなるわけだ
これは「第二のアバター」や名前を持つことが当たり前になった
現代人にとっては共感を生む装置ともいえる
戦争のきなくささが主流になってきた当時の空気の中で
「義」にしばられて窮屈になっている中
目的の為に手段を選ばない連中の痛快なことよな
「昭和」って設定がいよいよ「客観的」に使いうる時期になったのかもな
異様な真面目くささも「ハラキリ」を外国人が期待するのも
そしてヘーセーの僕等が昭和のノスタルジヰを愉しめるのも
時の流れのおかげでもあるのね、ただそこにいる「人間」への
感心だけが尽きないわけだ、善人にしろ、悪人にしろな。










クロムクロ 第1話  鬼の降る空 △++







子供が望まない進路を押しつける親もテンプレで嫌だけど
子供の無茶を前面肯定する親もそれはそれで嫌だなあw
でもまあ「高2」ってギリギリそういうふざけた夢を見ていられる
境界線かもしらんね、これから始まるわけのわからん事態に
適応できるほどにはまだ「つまらない人間」になっていないということだ。
「空からの飛翔体」がまだ人間をキルするのが目的ではなく
物理的な制圧と破壊をメインにしているので
ギリギリ「抜き差しならない」とこにおちついているといった感じだ
とはいっても眼を醒ますには十分すぎるほどの物理量だし
なによりフルチンで刀を振りまわす男がいるw
大事な部分を隠しながら、大立ち回りをしているわけで
無理なことを上手くやっているのね、そこに安定感を感じる
いろいろ壊れてるけど、しっかりしてる。











ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?
第1話  ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? △+








こうやってうわついたアニメとかゲームとかやってると
男女比が異状にどっちかに偏っているのを当たり前のように受け取ってまよね
そんで「オフ会」なんてしようもんならゲームとリアルで男女比が
逆転するなんて、よく聞くハナシではあるw
これはそれをさらに逆輸入してそのありえへんところをやってるわけで
しかも同じ高校で美少女ばっかりだァ!という逸脱ぶりという。
「オレの嫁」のアコのテンションがハナシを引っ張ってるね
まーたしかにオンゲの楽しいとき、ゲームが好調で
人間関係も円満な時の高揚感ってのはこういうものかもな
なんかオンゲの設定のハナシだと「ゲームだけどリアル」みたいな
それはそれで中二病的な設定のハナシに引っ張られがちだったけど
こういう「うわついた」方にもっていくのも手法のひとつとしては
ありだろうねえ、あとはまあバタバタしながら
「やっぱり嫁がいるほうがいい!」ってとこで落とせばよい。










甲鉄城のカバネリ 第1話  脅える屍 ○!







いきなり詰んだw
こっちのブキは貧弱、偉い人には逆らって
あげくゾンビのお仲間になっちったって、ひどくねw
このひどさが合理的に成立するには「普段見てるアニメ」では駄目で
文句をいわせないような独特な世界観を成立させにゃ
ならんわけで、画的にも質的にもそれに成功しているね
その時点で「勝った」わけだ、内容は負け戦なのに
この異様な力み返り方は「COOL」さが重視される
当世においてはまことに異質な存在で
そしてもしかしたらこの作品をきっかけに「2010年代のアニメ」は
方向性を変えていくのかもしれないね
そういうホラばなしが信じられるほどの出来ではあった
にしても「集団による弱者への暴力の醜さ」と「それに意義を唱える個人の格好良さ」
ってのは相も変わらず、といったところ
それは21世紀を15年すぎた今でもその弱点を
克服できていないということの証明でもある。











文豪ストレイドッグス 第1話  人生万事塞翁が虎 △+








お茶漬け、おいしゅう御座いました






「物取りになってでも生き残ってやる!」ってのは「羅生門」
「人間が虎になる」ってのは「山月記」やね、おいしいとこどりや
まあそういう感じで「昔の小説がもっていた余韻やあるいは冗長」を
取り除いて現代風に味付けを凝縮すると漫画・アニメとして
こういう作品を目の前にするということになる。
「教訓」や「人間的成長」を期待するにはあまりにも浮ついていて性急だけど
その場その場で生きる「エンタメ」としてはこれぐらいの速度が必要なのが
現代ともいえよう、あるいはこういう傾向がはじまった大本は
そう、「太宰治」の作品からかもしれない
あの人も「現代」に生まれてたら相当な流行作家になっていたろうから
勿論生きていた「昭和」でもそうだったけど
「道化の華」としての側面もつよかったからねえ。










坂本ですが? 第1話  1年2組 坂本君/ビー・クワイエット △++!








旧時代の遺物「スタイリッシュ」が「ギャグ」として目の前に
鮮やかに甦っているというすごさがあるなあ。
もしかするともっと昔だったら「単なるイヤミなはなし」で
終わってしまっていたかもしれないわけで
ただまあ坂本君の行動のキレが凄いよね
「リアル」だとそれこそ「スポーツ」にしか見いだすのが
難しい「所行」としての「格好良さ」がぼくたちの普段の
ぬるまったい生活を打ち破るのね
この出来映えなら「アニメーション」にすることにも充分意義が
あったとおもう、そして多分「実写」とかにするともの凄いげんなり
することはうけあいだろう、でもやるんだよなあ、儲かるから。

















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