意志のなかにいる

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ファインダーの向こうのキミに恋をした (アニメ感想)

2014-12-18 21:50:41 | アニメの感想2014年 冬










蟲師 続章 第19話  泥の草 △+










ここにきて「家族が愛せないはなし」とか「愛した人が殺されたはなし」とか
いわゆる「おもしろくないはなし」を出してきてるね(面白くないということではない)
「ナマな世界」ってのはそういうものだけど、そういうものを扱うことも
この造り込まれた世界観の当作品ではいささかも緩むことはない。
昔は確かに殺人だか事故だか分からない「死」がころころあって
それを土着的にいろいろな物言いや儀式で悪く言えば誤魔化してきたろうけど
そういうのは当事者の無念さをおよそ慰めるものではないだろうねえ
それこそ感情がマグマのように底の方でぐつぐつしているものだ。
「死」という「穢れ」を可視できるようにした今回のおはなし
「まとわい付く」感がいかにも不愉快で、そして山を穢したものが山から追放される様が
「因果応報」という最も明快で人間にとって都合のよい結末で
なんというか後味わるいけど始末が付くといった印象














SHIROBAKO 第10話  あと一杯だけね △+










夢を信じて









あれですね絵コンテが仕上がって、監督とか声優さんは先に打ち上げをしているのに
他の部署は地獄の追い込みっていう温度差が面白いかもなあ
少人数だと全員で作って、全員が掛け持ちってこともあるのに
「会社」って人がちょっと多くなるカテゴリだと「共有意識」に差異が
驚くほどあるってことはあるやね。そういう中では当然のように対立や
あるいは別れがあって、そういう息吹が当作品では見事に描かれているとおもう
勿論、今回の音響のとこを見ても分かるけど「制作」そのものを扱っている
作品としても前代に無いぐらいの質の高さがあるとおもう
「情報」としての質が高く、それがハナシづくりに生かされているという
車輪のしっかりした作品やね。














繰繰れ!コックリさん 第11話  大人ドロップアウトでコスプレイ! △+












堕ち水










今度は「幼児化」ですね、ショタスキーの人おめでとうございますにゃw
まずは外見とメンタリティが変わるだけでも面白いのだけど
中の人そのままでその人等がどういう演技をするかで技量が知れるわな
3人(3匹)ともさすがの上手さといったところ。
唯一生活能力があるコックリさんが育児放棄をするとどんだけ非道い状況に
なるかってことがよーくわかる一幕だったかと
まあでも普段は笑ってるけど以前の「かぷめん」な生活って
相当荒んでるわな、冷静に考えると。変人(もののけ)ぞろいでも
「孤独」よりはマシってのが時折はさまって、それの切れ味がいい。














弱虫ペダル GRANDE ROAD 第11話  サバイバル △++










「脱落演出」のゴリ押しぶりが凄いやね
「節度」を越えたエモーションのたれ流しがいっそ心地いい領域かと。
でもまあこの「過剰さ」が「無理」ってことを裏付けていて
しかも「決勝戦の渦中」って状況だからこそ成立しているのは確か
こうやって1キャラを1回づつ使い潰してもあと2クールは持つなあw
それにしても「スポーツもの」っていう「速さ」を競うジャンルで
どうしてこう漫画とかだと「長期化」するんだろうね
「描かなければならないこと」が勝負の中で加速度的に増加して
漫画的な「省略」が許されなくなるからなんだろうけど
まあ何でもかんでも「まとめ」「省略」がはびこっているご時世だからこそ
ってのはあるかもな。














異能バトルは日常系のなかで 第11話  存在 キューピッドエラー △+













「水着・浴衣回」とか実に忠実な「日常系」のトレースやねえ
しかも大事なことなので2回やるというご丁寧さだ
鳩ぽっぽの背伸びぶりと「ファッション誌」赤い娘の中二と「ラノベ」が
きれいな照応関係にあるかもな、どっちも「格好ええこと」を扱っているって
地平では同一なのにな、随分と違う気がするよ。
あとはまあ1人プールと彼氏付きで行くお祭りとの差だよな、これは言うまでもない
と、ここまでで「異能」がまるで出てこないという当作品ではいつもの展開
そう本当の意味で「隠し味」的な扱いを受けているのね
いぜん「サバゲー」を「ガチ」でやって物議をかもしたことの
反省を生かしてといった印象ではある
そしてここにきて1話2話以来の「異能バトル」がまたぶり返してきたわけで
「隠し味」をどう扱うのか、ってのでだいぶん満足感が変わりそうな印象














天体のメソッド 第11話  流星群の夜 △++












ニッポンでは「笑って」と言ったら「泣いて」ってコトなのです












ゴムの伸び縮みみたいに物語が「進展⇔退行」しながら前に進んでいくのが
シナリオの基本に忠実なかんじで、衒いのないこのおはなしにはよい
「流星群の夜」とか誰がどうハナシをつくっても同じような流れになりそうなとこで
離ればなれになった皆が消えつつある中心に集まってその別れを惜しんで
涙を流すという、星の運行ぐらい決まり決まった展開の強固さが
「泣かせ」るなあといったところ。
なんだろうねこの「別のエモーション」を持つことが大変難しい状況
ただ、その「流れに身を任せればいいんだ」っていう
途方も無い安心感とノエルを失う喪失感、それさえあればいいという感じだ。















ヤマノススメ セカンドシーズン 第23話  約束 ○










心ときめくよ なつかしの岳人 やさしかのきみ










「岳人の歌」は1話以来、ここでもってくるのはにくいぐらい上手い
新しい友達ができて、ここなちゃんの誕生日を祝って、いいことだらけだ。
いっぽうであおいとひなたが「約束が果たされることの不安」を
同じように共有している様が険所の花のようにうるわしいね
心が通じた友達との大事な約束だからこそ、ってのが瑞だってる
そして周りは「通じているからこの先も大丈夫」ってハンコを押してるのがまたよい
「谷川岳」っていう頂点が「2つある」というロケーションがこの場合
劇的な効果を挙げているかと、「1つ」で終わりでは無くて
「続き」があることの安心感と継続感が「続く友情」のあかし
御来光も拝めたし、いいものだけが目に飛びんこんでくる
圧倒的感謝しかしかないおはなしだ。
























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