意志のなかにいる

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「俺はディンゴだ」「こンのーッッ!」だけで買う (アニメ感想)

2014-12-14 15:25:42 | アニメの感想2014年 冬









俺、ツインテールになります。 第10話  なぜだ!?俺、絶不調 △










「不調なのは制作側なんじゃないか」というツッコミはだめなのかw
あれっすね「一発ネタ」的なものがかました後に急速にしぼんでく様を
にやにやしながら見ているような、そんな感触やね
ただ、当作品は「戦隊モノ」っていうツインテールに次ぐ基本構造があって
そこは「手を抜く」ことが難しい領域なんだよね、と今になって分かるという。
まあ、その混迷ぶりと総二が「ツインテール愛」と「性欲」を巡っての葛藤が
あるのがちょうどそぐわしいと言えなくもないわな
好みのタイプと実際に好意がある人が全然ちがうというのはよくある話だ
そういう葛藤が深いのがオタクってもので、そこを扱うのはいい視点ではある
ただまあ、もう大分腰がくだけちゃってるねえw
あと、今更だけど青い娘の扱いがひどいw 折角鈍感な幼なじみが色気づきだした
のだからもうちょっと好感度アップイベントとかあってもいいんじゃないかと。














甘城ブリリアントパーク 第11話  これでもう心配ない! △++










「商談」ちゅうのは「戦争」並にアツい展開なんすよね
武器をとらない戦いの最高峰のひとつで、面白い頭脳戦ものの華ではある
前かがみがオロオロする中で自信満々コンマンをやってる可児江くんが
世間でぶいぶい言わしてる代表みたく、憎らしいほどに頼もしいやね
相手からの指摘を全部がっぷり受けた上で交渉の要である「ゼニ」のとこまで
把握してるのだから、負けようがない。
マンガ的には「絶対に負けるってとこからの逆転」が幅を効かすけど
こういう横綱相撲こそが本当は理想なのよね、って大人はそうおもう。
あと、サッカークラブが「芝を整備する金もない」ってのはなにげに切実なはなしだ
Jでも資金繰りが順調なクラブは一握りなわけで、そういうのに
裏打ちされた堅実な経済感覚がこの物語の骨子を支えているとおもう
と、そうでありながら最後の最後に「ちょっと足りない」っていう
「逆転劇」を持ってくるとか、愉しませてくれるワ













ガンダム Gのレコンギスタ 第12話  キャピタル・タワー占拠 △+










今更だけどハッパさんよいね、「ガンダム」って作品は数々の名メカニックを
世に送り出してきたけど、彼もその系譜に連なるもの
よいメカニックとは何かっていうと、余計な主義や主張をせず
自分の仕事を誠実にこなし、そしてパイロットに親愛と敬意を持っている人のことで
ニポンジン的にいうと「職人」に対する好意みたいなものかと。
「G」に次々と新兵器が「実験」もかねて配備されるけどそのたびに彼が
ベルリにレクチュアしてるのよね、複雑な立場のベルリにそういう単純な善意を
感じさせてくれる人はなかなかいなくて、ありがたいわな
まあそもそも戦場でメカニックに反感を買われるようならハナシにならないのだけどさ。















棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE 第10話  機杖(ガンド)担う少女 とまとめ △++










戦いましょう、愛のために










奇跡的にうまくまとまったなあ、という感想がある
まあもうあとほんの1話、いや15分もあれば
「父」を「弔う」ことをチャイカが決意するとこまでの経過や
サバターを捨てたトールさんの縦横無尽ぶりや
そして最後のシーンのとこまで、もっと抉るように良くなったろうけどね
でもここまででも大きな評価は動かないかとおもう。
人の性たる「破壊と闘争」で物語を大いに愉しんできたのに
それをガズ皇帝が語るとトールさんが「うるせえ」の一言で否定するシーン
誰かが誰かを大事に想うということの前に「世界のあり方」が屈服する瞬間
そして皇帝の元を離れたニーヴァと「記憶」を捨てて引き金を弾くチャイカ
もうこれで全部出し切ったって感じですよね、本当に
そういう喪失感と満足感がないまぜになった昂ぶりは本当に久しいものだった。
あれですよね、最近よく見受ける「悪意のある箱庭」的な「狭い世界」が
主人公達に「自分か世界かを撰べ」って問いがあまりにも直接的にすぎる為に
かえってその解答がちゃっちく感じることがままあるのに対して
「広い世界」の中でもまれて解答を導き出すことによって実に「しっくりくる」
答えを出してくることがあるわけで、そう考えると当作品そのものが
万事、「しっくるくる」ようなつくりだったような気がするのね
「造られたモノ」に対して与えられた「豊穣な世界」でどんな実を結ぶのか
という壮大な思考実験だったのかもしれんね、今思うと。
最後のシーン、カタコトだったチャイカが「感謝」でなく「ありがとう」と言う
チャイカを形づくっていた言葉が失われ、普遍的な言葉に変わる
それは喪失ではなく、彼女が確かに存在していたことが何らかの記号によってではなく
「記憶」として僕達に強く刻み込まれたと信じているからなんだろうね。だから、こう言おう
「生まれてきてくれてありがとう」「愉しませてくれてありがとう」
そして「生きていてくれてありがとう」、と。


















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