意志のなかにいる

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もう登場人物名を覚えるのは諦めてる (アニメ感想)

2014-12-27 12:05:08 | アニメの感想2014年 冬









selector spread WIXOSS 第12話 「この選択は…」 とまとめ △++











あれですよねえ「カードゲームもの」に「女の娘いっぱい」てーと
もうボクらが反吐が出るぐらい見続けてるジャンルで
そういう前提で視聴しだしたらあんましな展開で横っ面をはたかれたような
印象を受けたというw それももう懐かしいねえ
そんなかんじで「もうこの分野で出来ることは無い」と思っていても
ちょっとその「ルール」をいじるだけで驚くような印象の違いが生み出せるのが
まずは凄いですよね、「機知」が未来を切り拓くというのはこういうことか。
「歪んだゲームの創造主にそのゲームで正当に勝つ」とか最高の快感ですよね
その「勝利」は実際のカードゲームのように「戦略・戦術」によるものではなく
アニメらしく「友情・奇跡」ではあるけれど、この歪んだルールの中では
それでもって勝利するのが正当なのかもしれん
それぐらいに「もともとの歪み」が深刻に描かれていたわけで
それでいて露悪趣味みたいにならず「必要な演出」になっていたことが
まあ怖ろしいっちゃおそろしい、そうして「底」に落とし込んでおいて
最後にそれがオセロのように綺麗にひっくり返る時の爽快感はすごかった
「なんとなく」ではなく少女達が見せる笑顔を心の底から信じられる
そういう「絆」がこの作品と取り結ばれたような、そんな感想
あ、最後に、あきらっきーイオナさんとラブラブそうで、よかったですw















異能バトルは日常系のなかで 
第12話  日常 ユージュアルデイズ と総括(デウスエクスマキナ) △+










最後に「自分自身の手を焼く能力」を有効に用いて事態を解決したのが
なかなかに興味深い。「無能」よりさらに厄介なモノに進化するってか。
「手を切断してまたくっつけ直す」とか急に危ないことをやりだすのが
「序破急」の「急」らしく、また当作品らしいあり方だったかと。
まああれだよねヒロイン陣が全員「最強」に近い能力者達で
そうでありながらできるだけそれを用いない生活を送るという
「折り合い」の良さがあるよなあ、なぜなら突出した「異能」は
「日常」を揺らがすもので、そして求めているものはその平穏な「日常」の方なのだから
言っての通り寿来はその「安全弁」なんだろうね
「日常」⇔「異常」を心の底から愉しんで飽き飽きした彼には相応しいかもな
あるいは浴びるようにラノベを読んでいる人からすれば
「何もない日常」を愉しむことと「ルビ振りまくりの能力者バトル」は
どっちもモードであって、その両立を望むアンドーは自分達の分身のような
そういうシンプルな主人公像なんかもしれないね
灯代が2次ではねられたラノベの新人賞は多分上記の要素が中途半端にあるもので
自分達の毎日そのものがより「ラノベ的」というメタ視点が当作品にはある
とある要素を2つ綺麗に並べていずれにも傾かないという絶妙なバランス感覚が
「微温派」なボクにはまことに心地よいぬるま湯だった。















トリニティセブン 第12話 聖戦少女(クリミナルガール)と魔王世界(ヒズワールド)
と証明終了(クォ エラト デモンストランダム) △(+)











この作品は剣呑なのよね、いや戦闘がどうとかでなく物語の展開が
いきあたりばったりなんで(せいぜいどの女の娘にどうセクハラしようかぐらいの計算だろうて)
それを中二病的設定でごまかしごまかしやっていくあたりのことをさす
この形式は相当強力で「とりあえずなんとかなる」という免罪符が如きものなのね
なぜなら上手くいけばそれでいいし破綻した設定でも「ばかだなあ」とそれはそれで
評価してもらえるからで、何というか「新人お笑い芸人の勢い芸」みたいなあり方だ。
次々に繰り出されるアタマの悪い設定と女の娘の裸をもの凄い勢いで消化する
そういう当代の贅沢さ加減と浅薄さの先端が当作品のセールスポイントだったとおもう。
最終話で「破壊の魔王にならない為に愛おしい世界」を提示するような
性急さあたりからもそれがうかがえるわけで、まあでもあれなんです
ここまでズダボロに言ってはいるけどけしてただ馬鹿にしているわけではないのね
今現在「アニメ」が成立するギリギリのラインでの攻防がここにはあるわけで
そういう視点を軽薄な笑いとともに視聴するのもなかなか有意義だったとおもう。















ヤマノススメ セカンドシーズン 
第24話 さよなら、わたしたちの夏 とまとめ ○











いつものおのろけ、ありがとうございますw
なんだろうね、今までのあおいとひなたが共に過ごした楽しい日々が
「ガチで仲良し」な女の娘同士であることを当然のように納得させるよね
「百合」のように個々人の心の働きによるものというより
もうそうなるしかないような自然な心の結びつきだ。
「ヤマノススメ」に関して私は「考察」であったり「謎解き」であったり
そういうチンケなあり方がほとんど用を為さないのよね
「嗚呼、そうだなあ」という阿呆みたいな感想ばっかりだ
というのも何というか、目に入ってくるモノが神経が充実している時のように
キレイなものばっかりなのよなあ、それこそ何でも写真に撮って記録しておきたいぐらいに
空・山・川・街並み・それに人、みないとおしい
この作品は力を入れるところと手を抜くところがある作品ではなく
全篇が贅沢にかつ一定のクォリティで保たれている安定感と
「山登り」を通して紡がれる確かなストーリーが
圧倒的な満足感を生む、そういう質の作品なのね
そして残るのはかえでさんの言ったとおり「素敵な想い出だけ」だ
あと望むことはたったひとつだけ、それは
「この素敵な話に続きがありますように」ってこと、それだけ。















俺、ツインテールになります。 
第12話  ツインテールよ永遠(とわ)に とまとめ △











オチの「ツインテールだから2刀流」という単純なオチはそれでいいとおもうw
まああれですよね「ツインテール愛」でもってどんぐらいハナシが維持できるか
という勝負ですよね、もう一方の車輪「戦隊モノのパロディ」があんまし上手く
機能していなかったような気がしたんで、その愛は一層厳しい試練にさらされる
というか、そもそもこのおはなしを作っていた人達が果たしてどれぐらい
「ツインテール愛」を共有できていたか、疑問をおぼえるとこがあるなあ。
怪人達がツインテールだけでなく様々な趣味趣向を有していたように
作っている人達だって様々に趣味志向があるわけで、まあ「仕事」だから
ウムを言わさずやらなアカンわけやろけど、この作品「仕事」って領分で
カタがつけられるのか、難しいとこだったと思う
ニャル娘のように「オタ芸」全般(と主人公)が「愛」の対象であれば
まだ誤魔化しようもあったのだろうけど「フェチズム」的な射程範囲が狭い
ものを持ってくるとなかなかみな満足というワケにはいかなくなるのではないか。
これ、多分「小説」だとそんなにアラが目立たないと思うのね
この作品のキモは「個々人の趣味趣向のこだわりへの愛とその主張」にあると思うんで
字面であっても充分に伝わるわけで、ところがそれが「アニメーション」になると
「愛」が難しくなる、といった次第。こんだけ「ラノベ」がなんでもかんでも
アニメになっているご時世でそれが上手くいかなかったっていうのは
逆に言えば小説がそれだけトンがっていて、ある程度ウケているって皮肉があるんだろう。















甘城ブリリアントパーク 
第13話  PVがつまらない! とまとめない! △++










TBSのこの枠だと「最終回を1回分前倒しにする」っていう
約束事があるからこの13話目は「おまけ」って扱いね
「無難だけど平凡で退屈な映像」を「刺激的な映像」にするべく
「みんなの意見を取り入れる」ってのを「そのままに採用」した
結果がコラージュというのもおこがましいカオスに、というオチ
まあこのあたりは普通に笑って視ておけばいいのだけど
さあ、果たしてこのカオスと「3ヶ月前」のパークの状態とそう大きな差が
あんのかいな、と考えるとちょっと感慨深いものがあるね
可児江くんが来て、キャストの意思統一を行い、新しいアトラクションを発掘し
それでようやくこのカオスな映像が笑えるというところまで来ているわけで
「てけとうなツギハギ」にもなかなか考えるとこがある
そしてその適当な映像の方が「ネタ動画」としてはウケがいいという困った現実があるw
ま、そう考えるといろいろ分かるところがあるよね
「商売」としては真面目に努力しなければならないのだけど
「面白」さを追求するとそれだけでは足りないっていう難しさ
そこを「ファンタジー」で埋めるのがこの作品のやり方なんだろう
京都さんの作品にしては女の娘とか科(しな)をつくっていたけど
魔法でも妖精でも何でも使うというそういう必死な態度が
「とりあえず女の娘を脱がしておけばいい」から一歩進んだ境地に進めていたかと
「スポーツイベントを開く」とか知恵を絞った大技もあったし
まあともかくいっぱいだったか、ただまあこれだと「優等生」の評価だよね
これに最終回のような「カオス」を御して膝を叩くようなハナシがあれば
最高に近い評価があったかとおもう、それはとても難しいことだけど
京都アニメーションはそこをいつも軽く飛び越えてきていて
しかも作る側も「それができるんだ」とあのカオスな動画から臭わせてるわけで
この作品は次なる傑作との間を繋ぐ「憩いの場」だったと
そういう評価になるといいなあとおもう。










追記 あと「秘蔵データ」はこっちにも回してくださいw
















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