フラクタル 第3話 「グラニッツの村」 △+
「自然主義」ってのをつきつめていくと「暴力」と「闘争」に辿りついてしまう
ってのが結論なんでしょうかね。砂漠の国の人達と極寒の国の人達の基本的な
メンタリティとでもいいましょうか。
ただ「肉体」を最大限に行使する「暴力」と「頭脳」を使用する「思索」の間の
例えば「交渉」や「緩衝」や「葛藤」がなくてスッパリ暴力と思索を行き来する
あたりが若人らしいせっかちさというか、ああ「葛藤」がそもそも無いセカイ
だから突然暴力にいかざるを得ない、ということなんでしょうか。
放浪息子 第3話 「ロミオとジュリエット ~Juliet and Romeo~」 △+
「倒錯劇」とはまたベタなとこに落とし込んだなあ、なんて思ったり
まあ中学生ならいっか、「青い花」をちょっと思い出したりした
扱う話題が「デリケート」だから自然とその演出もそう「せざるをえなくなる」
っちゅう方法論かね、「リアリティ」っていう言葉を仮に使うのなら
さすがに「いつもいつも」では無いよね。蛇足だけど。
よしののスポーツブラが背中で交差して見えるとこが「×」のように見えるのが
工夫ってもんですよね。
夢喰いメリー 第4話 「夢喰いメリー」 △+
「夢」のないこと言っちゃうとたかだかメールの文面でホイホイ出向いてく
文学少女なんているわけねーと思うンですけどね、いまどき。
ただ、そういう無駄口を封じるほどには世界はしっかり作り込まれてはいる
夢と現が反転するときのドキドキ感もしっかりあるし
ただ、それだけの幻想を持ってしても「夢喰いメリーよ!!」の啖呵に羞恥を
覚えるのはまあ無理もないと思いますw
GOSICK -ゴシック- 第4話「金色の糸はつかのまを切り裂く」 △+
「黒い死神」がだんだん冗談じゃなくなってきて面白いw
「推理小説の主人公病」をちゃかしているということで
30分で死体が2つ転がってしまっているけどそんぐらいの質量で視るのが
負担が却って少なくていいかもしれない
一方でヴィクトリカ様が久城という格好のおもちゃを他の女に取られて面白くないのが
もう一方の見所ってわけでそれと殺人事件がたぶん等量でよいバランスということ
「女の情念とはかくも怖ろしいものなのだよ」ってのはちょっとした嫌味でもあろ
男にとっちゃそれは中世の騎士鎧ぐらいには重くて煩わしいものでもある。
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