ドラゴン、家を買う。 第9話 黒い竜の家 △+
おとなしめの赤ドラゴンとはちがって、黒い方は粗暴
この「乱暴者」ってやつは長いこと主人公として据えるのは
むつかしいよね、いっときは爽快感もあるけど
それを長いこと続けるのを見続けるのは不愉快だもの。
相方のディアリア(魔王)も昔は若くてけっこうやんちゃでしたね
それが相方の面倒を100年みている内にマシになって
落ち着いてくるのがおもしろかったかとおもう
まあこのおはなしは「破壊」のハナシではなく
「住む」ハナシなんで黒い龍との冒険譚はこういうカタチで
しか語られないということなんだろう。
究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら
第9話 妖精の力 △++
姿の見えない妖精の助力が「コミュの破壊」とかイヤすぎるw
しかしまあ「実力」がないものが生き残るには人の足を
引っ張るしかないとか、切実ですよね
というかこの世界、そういう「弱者」を執拗に描くのがうまいね
「ゲーム」だから「つらい現実」を描きうるという信念。
でもまあまだ「オンナノコ」は助けてくれるほうだからね
こっちも折れるとただの「シビアなファンタジーもの」に
なってしまって、それも見飽きたハナシになってしまうかと。
スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました
第9話 娘がスライムから戻れなくなった △(+)
そうねえ、娘ができたあたりから「戦う」ハナシから
「過ごす」ハナシになったわな、解決法を求めて
スライムの間をたらいまわしにされるのがRPGっぽいね(昔の)
このおはなし「なんとかなる」のが分かりきっていて
作り手側もそれを了解していて、「解決」のたのしみが
もの凄くあっさりしているのが却っていいかもしれんね
なんせ「できて当然」なんだから、医者が患者を治して
得意顔な内は真の名医でないかのようにな。
86-エイティシックス- 第9話 さよなら △++
いちおう「ラスボス」っぽい首だけになった兄ちゃんとの
最後の戦闘で、そこそこ盛り上がったかと
なんで「そこそこ」とか大上段からの物言いかっちゅうと
もう「人間」と戦ってないからなのね、首だけのAIなんだから
この「間バトル」であることを当作品は充分に承知していて
死ぬ側のシンたちの誇りある戦いが主題になっているからこそ
首だけ兄ちゃんが最後にいろいろ「人間」であることを
取り戻すのがやりきったラストだったかとおもう
で、その文脈でそのまま「除隊(あてのない逃亡)」に
なっていくのが本当の見物やね「やりきった」後の
むなしさと爽やかさがここまで真摯に描かれるのはそうないことだ。
ひげを剃る。女子高生を拾う。 第10話 証明 △+
「JKを囲う」きわめていかがわしいハナシから
ここまで身も蓋もないまじーめなハナシになるとはねえ。
まあしかし自暴自棄になった子供を救うってのは
ここまでファンタジーを重ねないと足りないっちゅうことなのかもな
この場合のファンタジーってのは「異世界で無双する」こととは
真逆のもので、それに併せて「吉田」っちゅうほんとうにただの
「いいひと」がハナシの中心にいられるわけだ
しかしまあ放送中の今はいいけど終わったら
「なんかかわいいJKを拾ったええハナシ」で終わってしまいそうやね
それともひとつでもココロに残るオチがつくのだろうか。
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